2021/10/04
はじめに

もへちゃんは、中学校の先生時代、合唱コンクールに強い担任でした(^^)
と言っても、もへちゃん自身が「歌がうまい」とか「合唱指導に堪能」ってわけではなく、すべて子どもたちのおかげでした。
もへちゃんが出来ることの1つは

過去のもへちゃん組の先輩たちはなぁ、
選曲委員がめっちゃ難しい曲を選んで、初めて曲を聴かせた時

こんなの無理やん(>_<)
って頭を抱えてた。
けど、練習してだんだん歌えるようになると、

私たち、すごくない?
こんな難しい歌を歌えるようになってきたよ(^^)
って変わっていった。
そして、見事優勝した。
難しい歌を歌いこなせるようになったら、気持ちいいぞ~。
そして努力しだいで結果が付いてくる!
と話すことでした。
この話の「過去のもへちゃん組の先輩たち」が、1987年の初代もへちゃん組の子たちです。
今回は、選曲委員が自由曲を発表した頃に書いた学級通信「中央フリーウェイ No.40」(1987年10月8日発行)を紹介します。
これが1987・3の5の自由曲
自分たちを、全校の前で、でっかくアピールしよう
記録133
合唱コンクールの歌は、本当に「アムール河の波」でよかったのだろうか?
あれは難しい。
男子なんか、歌えないような気がする。
とにかくTK先生に特訓してもらうほか、手立てはない。
確かに難しい曲だけど、君らは2年生の時「花」で優勝に輝いているんだ。
- 前進を目指すから、
- 2年の時より成長してる3の5を全体にしめしたいからこそ
昨年に比べ難しい曲を選んだことは、当然のことではないか!

難しいからって、投げやりになるのか?
あきらめるのか?
たかが合唱でそんなになるようでは、これからの人生、強く生きていける訳、ないやろうが!
39人が1つになってこそ、合唱である。
誰1人として抜けられない、君が3の5の一員であるかぎり。
難しいことをやり抜いた時の喜びは、君らが一番知ってるはず。
体育祭の応援がそうだったではないか。
記録134
今日は自由曲が決まった。
難しいけどいい歌だと思う。
MU先生曰く、

すごいのを選んだねー。
本当に生徒が選んだとかいな?(選んだのだろうか)
それだけ高尚な歌を選んだってことだ。
難しければ難しいほどやりがいがある。
そして

おまえらならできる!
アムール河の波
見よアムールに波白く
シベリアの風たてば
木々そよぐ河の辺に 波 逆巻きて
あふれくる水 豊かに流る(中略)
自由の河よアムール うるわしの河よ
ふるさとの平和を守れ
岸辺に陽は落ち 森渡る風に
さざなみ 黄金をちらす(後略)

みんながおぼえて、声を出せば、曲がいいので素晴らしい合唱になる!
おわりに

合唱コンクールに強かったもへちゃん。
もへちゃんがしてきたことは3つです。
1つは今回紹介した「過去のもへちゃん組の先輩たちの合唱の話をする」です。
歌詞に込められた思い
2つめは、歌詞に込められた思いを解説することです。
学級通信・学年通信に書いた「合唱曲の歌詞の意味」は、すでに紹介済みです。
興味ある方はクリックしてみてください。
- 合唱曲「YELL(エール)」…歌詞に込められた思い①
- 合唱曲「蒼鷺(あおさぎ)」…歌詞に込められた思い②
- 合唱曲「走る川」…歌詞に込められた思い③
- 合唱曲「未来」…歌詞に込められた思い④
- 合唱曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」…歌詞に込められた思い⑤
- 合唱曲「ひとつの朝」…歌詞に込められた思い⑥
- 合唱曲「決意~21世紀に生きる君たちへ~」…歌詞に込められた思い⑦
- 合唱曲「白いページ」…歌詞に込められた思い⑧
- 合唱曲「二十億光年の孤独」…歌詞に込められた思い⑨
- 合唱曲「消えた八月」…歌詞に込められた思い⑩
- 合唱曲「青葉の歌」…歌詞に込められた思い⑪
- 合唱曲「名づけられた葉」…歌詞に込められた思い⑫
- 歌詞に込められた思い⑬…合唱曲「木琴」と平和劇「夜明け」
- 合唱曲「モルダウ」…歌詞に込められた思い⑭
『学び合い』の考え方を使っての合唱指導
3つめは『学び合い』の考え方を使っての合唱指導です。
上越教育大学 教職大学院の西川 純先生が提唱している『学び合い』にもへちゃんが出会ったのは2010年。
なので、それ以前は上記の2つと

気合いだ~
口開けろ~
声を腹から出せ~
という根性論だけでした(^^;)

それだけでも、子どもたちのがんばりでいい結果を出してましたが…ボソッ
『学び合い』の考え方を使って合唱指導するようになって初めて「気合いだ…」等の根性論から脱却できました(^^)/
どんな方法かというと…
後日、報告いたしますm(_ _)m

え~(>_<)
また「後日」!?

乞うご期待!
コメント