2021/05/10
はじめに
技「画像で紙面を埋める」が使えない(>_<)
体育会(運動会)の練習期間中に、もへちゃんは出張に行くことになりました。
だから、その日の練習を写真に撮れませんでした。
当然、次の日は「体育会(運動会)の練習期間中でも楽々・通信を書く」ため、技「画像で紙面を埋める」が使えないわけです。
でも、こんな時のために、
「体育会(運動会)の時だからこそ、書きたいってネタ」をいくつか持っているのです(^^)
「体育会(運動会)の練習期間中でも楽々・通信を書こう」シリーズ 第3回目は、この年の体育会スローガンに「◯中魂」という言葉があったので、「魂」について書き始め、体育会(運動会)の時だからこそ書きたいと思っている「みんな」に結びつけた通信「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.21」(2018年5月14日発行)を紹介します。
魂
先週の金曜日(5/11)は、私は午後から出張だったので、体育会の練習に出ることができませんでした。
なので写真がありません。
私、写ってるかなぁ
うちの子、載ってないかなぁ
と楽しみにされていた方、ごめんなさい(_ _)
そこで、今回は、久々に文字ばっかりの通信です。
◯◯魂
もう20年以上前のことです。
たまたま、とんねるずのテレビ番組を見ていたら、木梨憲武さん(最近では「いぬやしき」という映画に出られています。下の写真の上の人)が、スポーツ対決みたいなことをしていました。
ピンチになったとき、木梨さんが
帝京魂ぃぃ!
と叫んで、気合いを入れました。
彼は、帝京高校のサッカー部(当時、何度も日本一になった強豪校)で、とことん鍛えられた経験を持っています。
サッカー部時代、
- どんなきつい時でも、へこたれることを許されなかった厳しさ
- それを乗り越えてきた経験と自信
が、木梨さんの中の「帝京魂」なんだろうなぁと感じました。
だから私は、「◯中魂」も、簡単なことを成功しただけで獲得できるとは思っていません。
「みんなで」
例えば「本当にみんなで感動しようと、行動していますか?」という言葉。
運動の得意な人が1位になって感動するのは、簡単なことです。
また、ブロックリーダーが体育会の直後、一生懸命とりくんだ日々を振り返って涙する姿もよく見ます。
感動するからです。
運動が得意な人やブロックリーダーにとっては、「感動する」というのは達成できそうな目標です。
けれど、「みんなで」という4文字がついたとたん、とても達成困難な目標になるのです。
「みんな」…ですよ!
校長先生は結団式の日に
798名が…
と言われました。
「みんな」ということは、798名中797名が感動したとしても、ダメなんです。
学校をお休みがちな人をも含めて、「みんなで感動」しなければならないのです。
お休みがちな人だけではありません。
- 運動が苦手な人
- 人とのコミュニケーションが苦手な人
- …
798名中798名が感動する体育会を求め続けなければならないのです。
「みんなで」は達成困難
そのために、あなたはどんな「行動していますか?」
本当に「みんなで感動しよう」と、行動しよう
って、きれいな言葉を口にするだけで「やっているつもり」になっているんなら、それは決して達成しないでしょう。
だから、「みんなが達成する」という目標は、とてもとても困難な目標です。
もへちゃんの数学の授業を受けている2組、6組の人は身にしみていると思います。笑
数学の授業だけじゃありません。
これからの人生で、「みんなが、目標を達成できない」なんてことはしょっちゅうです。
けれどね
「『みんなが目標を達成する』ことをあきらめない」
ことなら、毎日でもできるんです。
そのことにこだわり続ければ!
強い強い気持ちを持ってさえいれば!!
そしてその姿は、とてもとても美しいと私は思います。
◯中魂
「◯中魂」の一つとして
- 『みんなが、目標を達成する』ことを、最後の最後まであきらめない
というのがあるといいなと思います。
木梨さんが身に付けた「帝京魂」は、彼が高校時代、言葉で教えられたわけではなく、きつい練習の中で、身体にしみこんでいったものです。
私は、「◯中魂」もそうやってしか、みんなの中にしみこんでいかないと思います。
『みんなが、目標を達成する』ことを、最後の最後まであきらめない
このことを、行動し続けることで、「◯中魂」が心の中に生まれるのです。
3年生に期待します(^^)
そして、そんな君たちの背中を見た後輩たちが「『みんなが、目標を達成する』ことを、最後の最後まであきらめない」=「◯中魂」を伝承してくれたら、すごいことだと思います。
おわりに
この「みんな」論は、『学び合い』の考え方で授業をする際に、いろんな言葉に替えて、絶えず子どもたちに語り続ける内容です。
ちなみに、もへちゃんは数学を教えていましたが、数学、理科、体育は、「みんなで目標を達成する」ことがとても困難な教科だと思っています。
なぜなら、この3教科は、子どもたちの力量の差が大きいからです。
例えば数学の時間
今日のめあて
みんなが、連立方程式の加減法の解き方がわかり、学習プリントの問5を解けるようになる
って目標を立てたとします。
連立方程式は中2で学習しますが、クラスの中には
- かけ算九九があやしい子
もいれば
- 高校数学の問題を解ける子
もいたりします。
そんな中で「みんなが、目標を達成する」って、とても困難なのです(>_<)
めあて達成のためなら
そこでもへちゃんは
目標達成のためなら、法に触れないなら何をしてもOK!
必要なものや事柄があるなら、もへちゃんが準備するよ。
と言い続けます。
ある時、
先生、友だちに教えるためにホワイトボードが欲しいです。
と言われました。
もへちゃんは100均で10枚買って来て、次の時間、意気揚々として授業に行きました。
子どもたちは、ホワイトボードを持って、いろんなところで教え合いはじめました。
そんな子たちの姿を見ながら
よしよし、頑張ってる(^^)
と思っているもへちゃんに数人の子が
先生、10枚じゃ足りません(T_T)
次の時間、ホワイトボードをさらに15枚プラスしたのは、言うまでもありません(^^)
「『みんなが、目標を達成する』ことを、最後の最後まであきらめない」ことなら、毎時間できる
それでも、数学や理科、体育で目標を達成することは、なかなかありません。
なので、もへちゃんはこんな風に話します。
数学で、目標を達成するのは、非常に困難です。
たぶん、年に数回しかありません。
でも、諦めるまい!
大人になり、仕事に就いたら、50分で目標を達成するなんてこと、たぶん無いです。
5年、10年かけてプロジェクトにとりくむ…なんてこと、ざらにあります。
1日1日は目標を達成できなくとも、目標達成のために進み続けるんです。
その日1日で目標は達成できなくても、
「『目標達成すること』を最後の最後まであきらめないこと」
なら、毎回できるんです!
だから毎時間、「目標を達成しよう」と信じて、とりくみ続けましょう。
その先に「年に数回の奇跡」があるんです(^o^)
コマーシャル
今回触れた『学び合い』の考え方については、過去2冊、本に書きました(^^)
中学数学の先生はもちろん、『学び合い』の考え方をもっと知りたいと思われる方は、ぜひどうぞm(_ _)m
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