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合唱曲「二十億光年の孤独」…歌詞に込められた思い⑨

2020/09/28

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 以前も書いたと思うのですが、もへちゃんは詩人 谷川俊太郎さんのファンです。

 長く先生をしていて、大事な時に谷川さんの詩に出会ったからです。

 例えば、いわゆる「荒れ」た学校を変えるきっかけをつくった「伝説の生徒会執行部」が、生徒会テーマをつくった際に出会ったのは「生きる」という詩でした。

 今回紹介する合唱曲「二十億光年の孤独」は、当時、流行始めたインターネットの「学校裏サイト」で、クラスどころか学年全体がバラバラになりかかった子どもたちが、つながりを取り戻した後に歌った合唱曲です。

 「二十億光年の孤独」も、元は谷川俊太郎さんの詩です。

 では、歌詞解説シリーズ第9弾、合唱曲「二十億光年の孤独」について書いた通信「3年1組学級記録 No.36」(2007年10月17日発行)を紹介します。

二十億光年の孤独…確かなつながり

星の王子さま Wikipediaより引用

歌詞①

 始まりは「孤独」

 それゆえ不安だ。

 転校した経験がある人は、初めて登校した日を思い出してみるといい。

歌詞②

 そして、1日1日、同じ時間を共有することで「引き合う力」を、僕たちは強くしてきた。

  • 何気ない日常での友とのやりとりで
  • 体育会で一緒に涙したことで 

 誰もが持っている「引き合う力」、それをさらなる「確かなつながり」に、この合唱を通して、高められたらと思う。

記録64

 あっという間に、もう合唱コンまで2日!!

 なんか今年はいつもより早く感じたけどな~(^^;)

 それにまだ曲が完成したって言えないよね。

 こんなの初めてやん(>_<)

 みんな、まだまだ声出ると思うし、細かいところも練習した方がいいと思うな~(^^)

 半音ずつ下がるとことかッ!

 当日に、完成できるのかはわからんけど、あと少しの練習時間で、どれだけ1人ひとりが意識してのぞめるか…やなぁ!!

 ほんとに、最後になっちゃうからね。

 最初で最後のメンバーになるんやし!!!

 うちは、19日に吹奏楽部のにも出らないかんけど、「文化祭が終わると、この楽器も手放さなくっちゃいけんちゃねー」って思ったら、めっちゃ気合い入るもん。

 いろんなこと思うけど、うちは最後まで3の1でがんばりたいっ(^^)/

 19日は、すみからすみまでがんばります!

3年1組班ノートより

記録65

 今日、リハがあった!!

 前よりいい感じだった。

 他のクラスには「ハーモニーがキレイ」と言われた。

 もっと声~!!

3年1組班ノートより

記録66

 合唱コンクール、がんばろう!!

 みんながしてなくても、自分が声を出して。

 「まずは自分」を考えて!

 Tさん…絶対に金を獲って、皆でもりあがる!!

 Sさん…みんな、心を1つにしよう

 Yさん…思い出いっぱいやね~金賞とろうね♡

 Nさん…どんどん上達しよると思う♡真剣に取り組もうね♡

 私…絶対、金~!!がんばるぞ~!

歌詞全文や合唱動画は「もへちゃん先生の学級通信の資料置き場」へ

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 もう少し、歌詞の解説の補足をしますね。

歌詞③

 もへちゃんは、歌詞の「人類」とは「私」を表しているのではないかと思っています。

 すると

人類は小さな球の上で

眠り、起き、そして働き

ときどき火星に仲間を欲しがったりする

二十億光年の孤独 作詞 谷川俊太郎、作曲 木下牧子より

という歌詞は、

 「私」は、眠ったり起きたり働いたり、忙しい毎日を過ごしている。

 時々、ふと寂しくなってて、身近な人と心を通じ合わせたいって思う。

って意味じゃないかなって思います。

歌詞④

 「火星人」とは地球の隣の星の人、すなわち「私」に対しての「すぐ隣の人、身近な人」を表していると思います。

 すると

火星人は小さな球の上で

何をしてるか 僕は知らない

或はネリリし キルルし ハララしているか

しかしときどき 仲間を、地球に仲間を 欲しがったりする

二十億光年の孤独 作詞 谷川俊太郎、作曲 木下牧子より

という歌詞は

 私は、まわりの人のこと、よく知らない。

 けれど、私同様、寝たり、起きたり、忙しく働いたりしてるだろうなぁ。

 きっと、私同様、ふと寂しくなってて、身近な人と心を通じ合わせたいって思ってるだろうな。

 そして、これってきっと確かなことなはずだ!

って意味じゃないかなって思います。

 ちなみに「ネリリし、キルルし、ハララする」とは「眠り→ネリリ」、「起き→キルル」、「働き→ハララ」を表す火星人語らしいです。

歌詞⑤

万有引力とは

ひき合う孤独の力である

二十億光年の孤独 作詞 谷川俊太郎、作曲 木下牧子より

 私たちは孤独だ。

 だからこそ惹かれ合うんだ。

歌詞⑥

ひずんでいる もとめ合う 宇宙はどんどん膨らんでゆく

それ故みんなは不安である

二十億光年の孤独 作詞 谷川俊太郎、作曲 木下牧子より

 私たちをとりまく世界で起こる様々なことは、私にも、私以外にも起こっている。

 だから、私だけじゃなくみんなも不安に思ってる。

歌詞⑦

僕は思わず 僕は思わずくしゃみをした

ネリリし キルルし ハララしているか

二十億光年の孤独 作詞 谷川俊太郎、作曲 木下牧子より

 寂しいから、身近な人のことを思ってたら、くしゃみが出た。

 もしや噂されてる?

 ってことは、身近な人も私のことを思ってるかも!

 それとも、寝て、起きて、働くことで精一杯かな?

イメージ画

 もし、合唱曲「二十億光年の孤独」のイメージ画を書くとしたら、もへちゃんが思いつくのは絵本「星の王子さま」の表紙です。

 こんなの ↓ です。

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