スポンサーリンク

初代もへちゃん組の文化祭⑨「自由曲難しい」&学級の世論作り

2021/10/05

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 1987年、初代もへちゃん組の合唱コンクール、

  • 課題曲は「若い翼は」
  • 自由曲は「アムール河の波」

と決まりました。

 当時、もへちゃんが勤務していた学校の合唱コンクールで、「アムール河の波」のような本格的な合唱を選ぶクラスは多くありませんでした。

 彼ら彼女らが中1の時、中2の時、先輩たちはこんな本格的な合唱を歌いませんでした。

 そんな中で「アムール河の波」を選んだ選曲委員たちのセルフイメージの高さ(自分たちなら歌えるという見通し)がすごいと思います。

 しかし、もへちゃんは知っています。

 選曲委員たちがカセットデッキで「アムール河の波」を聴かせた時の、聞いた側の子たちのため息交じりの表情を。

 学計記(「学習と計画の記録」の略称、生活ノートみたいな記録帳)には「難しい」の記録がたくさんでした。

 そこで発行した学級通信「中央フリーウェイ No.42」(1987年10月12日発行)を今回は紹介します。

なーみんな こんどの歌 むずかしいなー。みんな がんばろうぜ

記録140

 合唱から学ぶことがけっこうある!

記録141

 自由曲の「アムール河」というのは、中華人民共和国とソ連の境の川なのだ。

もへちゃん
もへちゃん

 長く厳しい冬を経験するからこそ、春夏秋が美しく感じられるんだろう。

 シベリアってそんな感じがするな。

 そんな季節にアムール河(故郷の川)を見て、つくづく

 あー、美しく雄大だなぁー

と思う気持ちを歌にしたものだろうか…この「アムール河の波」は。

記録142

 ところで自由曲『アムール河の波』

 フリーウェイに書いてありましたよね。

 “ 難しければ難しいほど、やりがいがある ”

 そう思います!私も。

 “ 挑戦 ”することなんですよね、大切なのは。

 選曲だって間違ってなかったと思うし。

 いい曲ですよ、あれ。

 あれをみんなでちゃんとした合唱に仕上げられたら、すごいと思う。

 「去年、優勝しただけはある」…くらい言われるような合唱ができたらいいな。

 全く知らない曲だから、歌詞、覚えたりするの、大変だと思うけど、それは歌い込めば覚えられるはずだし。

 やっぱり、みんなの『心』次第。

 来週はまた音楽、抜けちゃうし…。

 どこかに音楽、入れてもらうってこと…出来ないでしょうね、中間前だし。

 せめて給食時間・HRホームルーム時、耳で慣れるしかない

記録143

 自由曲は、歌詞を覚えるのが難しいみたいだけど、慣れれば本当にいい曲だと思います。

記録144

 今日、自由曲の練習したけど、むずかしいみたいです。

 けれど、みんなで頑張れば優勝できそうだ。

 できたらいいなぁ。

 みんなの記録のほとんどが、やはり「難しい」が多い。

 だが、それだけで終わってないところが、さすが昨年の優勝クラスだ。

 ここらへんに「やれる可能性」が隠されているんだ。

もへちゃん
もへちゃん

 可能性を引き出すには『やる気』のみ!

 もちろん、39人の中に何人かは、まだまだやる気が燃え上がってない者もいる。

もへちゃん
もへちゃん

 39人が1つにならんと、いい歌にはならん。

 でも、やる気の足りない者を責めてはダメだ。

 みんながいろんなことを通じて、そんな連中のやる気を引き出さにゃー。

 自ら「やろう!」と思った時に力が出る(これは歌ばかりではない)。

記録145

 自由曲、難しいからやりがいがある。

 私は、声がハモるのがすごく好き。

記録146

 自由曲を歌ってみたけど、ソプラノはバリバリ(すごく)高かった。

 のどが痛くなった。

 やりがいがある。

 だから、こんなに頑張れるんだ。

 班ノートからも抜き出してみると

記録147

 昨日から合唱コンクールのために、毎日、HRで歌の練習するなんて、とてもいいと思う。

 これで、また優勝できたらいいと思う。

もへちゃん
もへちゃん

 「継続は力なり」

ということわざのとおり

と僕は考える。

記録148

 もーすぐ2日休み。

 少しはおべんきょーをしないといけない。

 合唱コンクールの曲、ちょっと難しいみたい。

 けど、「やる時はやる」の5組だから、やれるでしょう。

 勉強のことも忘れるな。

 14、15日は中間テスト!

もへちゃん
もへちゃん

 いつの時も

「やる時はやる」

ぞ。

 (中間でもボソッ

記録149

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

学級の世論づくり

 難しい(>_<)

と感じた子はたくさんいました。

 でも、やれる(^^)/

 やる時はやる

 そういう子たちの思いを積極的に学級通信で紹介することが、もへちゃんのしたことです。

 ほぼ毎日発行する学級通信ならば、学級の世論づくりの一役を担うことができます。

 月に1号だけ発行する通信では無理です(>_<)

ほぼ毎日発行じゃなくても「世論づくり」をする方法

 ちなみに、今回紹介した通信(1987年10月12日発行分)は42号でした。

 ほぼ毎日、学年通信を発行した2018年度の10月12日分は90号。

 このことからわかるように、1987年は「ほぼ毎日発行」ではなかったということです。

 ただし、文化祭前とか体育祭前とかは「ほぼ毎日発行」してました。

もへちゃん
もへちゃん

 「ここぞ」という時だけは、担任も頑張る!

 それでも世論づくりにつながる学級通信になり得ます。

 1987年の初代もへちゃん組の子たちが証人です(^^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました