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合唱曲「ひとつの朝」…歌詞に込められた思い⑥

2020/09/23

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 台風12号が、明日、関東最接近するそうです。

 天気予報では、「長引く雨による災害に注意」と言ってます。

 関東~東北にお住まいの方、十分に警戒されてください。

 9月初旬に、もへちゃんの住む福岡をかすめて行った台風10号は、「過去最強クラス」とか「風速60m」と報道されたので、初めて窓ガラスに養生テープを米印に貼りました。

 ラッキーなことに被害はありませんでした(^^)

 さて、今回紹介する合唱曲「ひとつの朝」の歌詞には、「ノア・洪水・方舟」と言った歌詞が出てきます。

 人と自然災害との闘いは、紀元前から現代に至るまで続いているということでしょうか。

 では、歌詞解説シリーズ第6弾、合唱曲「ひとつの朝」について書いた通信「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.94」(2018年10月18日発行)を紹介します。

 

3年5組「ひとつの朝」

 合唱曲「ひとつの朝」は1978年にNHK全国学校音楽コンクール高等学校の部の課題曲として作られたものです。

 その後、広く歌われるようになり、中学生向けに混声三部合唱にも編曲されました。

 いわば高校生や中学生に向けて作られた合唱なのです。

 さて、歌詞の最初に出てくる「洪水、ノア、方舟」とは、キリスト教の旧約聖書に書かれている大洪水にまつわる、ノアの箱舟物語の事です。

ノアの箱舟の物語とは

 ノアという信心深い老人が「近い将来に大洪水が起き、すべての人間が滅びるだろう」という神の声を聞き、さらに逃げるための手立てを教えられました。

 ノアは、神に言われたとおり、家族とすべての動物の雄と雌を舟に乗せ、洪水から逃れました。

 40数日後、一面、海のようになった地球をさまよった後、やっと陸地に辿り着くのですが、その際、陸地を探すためにノアは鳩を飛ばせました。

 すると鳩はオリーブの葉をくわえて船に戻ってきました。

 そしてノアたちは陸地を見つけるのです。

 ちなみに国連のマークに書かれているオリーブの葉は、この話が元になっています。

国連旗 Wikipediaより引用

ひとつの朝

 話を「ひとつの朝」に戻しましょう。

歌詞①

 まもなく旅立つ(卒業する)あなたたちは、居心地のいい「今」から旅立ちます。

 何が待っているかわからない…辛さや孤独かもしれない、でも愛が待っているかもしれない…そんな世界に飛び込まなければならない。

 そんな君たちの背中を歌詞が押してくれています。

まぶしい光の洪水に、世界が沈まないうちに、

さあ、方舟に乗って旅立とう

ひとつの朝 片岡輝 作詞、平吉穀州 作曲 より

歌詞②

 これからの世界、高校や会社、さらに続く人生の中で、あなたはたくさんの人に出会います。

 きっといろんな涙があります。

 いろんな孤独もあるでしょう。

 愛や勇気あふれる人ともきっと知り合います。

たとえば涙に別れること、

たとえば勇気と知り合うこと、

たとえば愛を語ること、

時には孤独と向き合うこと。

旅立ちは、いくつもの出会い

ひとつの朝 片岡輝 作詞、平吉穀州 作曲 より

歌詞③

 あなたの前にひろがる人生は、希望だけではなく、困難や悲しみも待ち構えています。

 でも、この歌は次のように呼びかけます。

逆巻さかま怒濤どとうの洪水に、船が砕けないうちに、

さあ両腕を翼に飛び立とう

ひとつの朝 片岡輝 作詞、平吉穀州 作曲 より
もへちゃん
もへちゃん

さぁ飛び立とう」…なんて強くてまっすぐな言葉でしょう。

歌詞④

はばたけ明日へ、まだ見ぬ大地へ。

新しい大地へ、まだ見ぬ新しい大地へ。

生きる喜びを、広がる自由を求めて

ひとつの朝 片岡輝 作詞、平吉穀州 作曲 より

 生きる喜び、そして広がる自由を求めて…

 これから旅立つ新しい世界には、それらを手に入れることができるチャンスがたくさんあります。

 そのためには、漠然と感じる不安を恐れず一歩踏み出し、旅立つことなんです。

3年5組のみんなはきっと…

 すごい歌です。

 中3生のためにあるかのような歌です。

 3年5組の人たち、どうか他のクラスの3年生にこそ、この歌のメッセージを伝えてください。

「勇気を、強さを持って、5ヶ月後にそれぞれの道へ旅立とう」と。

 あと2日、楽しみです。

歌詞全文や合唱動画は「もへちゃん先生の学級通信の資料置き場」へ

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 こんな歌を歌った中学生たちが、次の時代を平和にしてくれると信じています。

 けれどそれまでは私たち自身が平和な社会を維持していかねばなりません。

 戦後75年間、先達たちが平和な時代を作り上げてくれました。

 しかし、ここに来て人類が再び過ちを犯しかねない社会情勢になりつつあります。

 ヒトラーも、最初は民主的な選挙で選ばれ、法的な手続きを一つひとつクリアしながら、坂道を転がり落ちる道へ人々を導いていきました。

 かつての日本でも「先生」と呼ばれる我々の先輩たちが

お国のために死ぬことは名誉なことだ

と純粋な子どもたちに教え込みました。

 私たちは過ちを繰り返してはなりません。

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