2022/12/23
はじめに
もへちゃんは福岡県に住んでいます。
さほど雪は降らないところなのですが…。
昨夜(2022/12/22)あたりの天気予報で「暴風雪警報」なんかが出ました(^^;)
「平地で、多いところは積雪10cm」なんてテレビで言ってました。
すると、もへちゃんが住んでいる市内の小中学校では、今日(2022/12/23)行うはずだった終業式を1日前倒しで行いました。
子どもたちは冬休みが1日早く始まって嬉しいだろうなぁ。
もしもへちゃんが中3生の担任だったら「冬休みは1日16時間勉強しよう」なんて話すだろうから、1日早まっても嬉しくなかったかもしれません。
さて、受験シーズン真っ只中の中3生だからこそ浸みるのが「就職差別」の話です。
どう言うことかというと…
「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.132」(2018年12月17日発行)を読んで見てくださいm(_ _)m
走れ正直者②
先週の金曜に出した学年だよりミニ131号の続きです。
131号は、15歳の私が「努力の上に花が咲く」と強く感じたきっかけ、
紅白歌合戦で、大好きな秀樹の歌をがまんする(>_<)
って話でした。
「逆転した私」がいるということは、「逆転された誰か」が確実に1人いるわけです。
中3の後半、とことん勉強した私は、
15歳の3月までにとりくんだ総勉強時間数が、私の方が多かったから合格したに違いない(^^)/
と強い自信がありました。
それほど、頑張って、頑張って、頑張り抜きました。
「『入試の合否』というこれまでにない厳格なてんびんにかけられて出された結果だ」と思っているから、強く信じられたわけです。
法の下で、人は平等である
さて、下の写真は、最高裁判所大ホールにある「法の女神・デミス像」です。
左手に持つてんびんは「衡平」を表しています。
「法の下で、人は平等である」ことを示しているわけですね。
私は、受験もそうであるべきと思っています。
より努力した者が合格するべきだと!
だから、例え努力したとしても、他者と比べてその努力が少なければ不合格になるとも信じています。
これは、世間一般でもそう思われています。
入試や就職試験での差別
だからこそ、入試や就職試験での差別は許されないのです。
今年(2018年)の12月12日、日本大学医学部の不正入試が発覚し、その謝罪会見がニュースで報道されました。
日本大学のOBの子どもを合格しやすいように不正をしたことが明らかになったから、謝罪会見になったのです。
※OB…old boy=その学校の卒業生のこと
会見した医学部長は
社会の皆さまの信頼を損なうもので、心からおわびします
と謝罪しました。
さらに、文部科学省は同様の不正入試を行った大学 10校を公開しました。
「努力したものが、その努力を正当に評価されない」ということは社会的、道義的に許されない。
※道義的…人としての正しい道を守るべき責任
のです。
このことは、後期前半に学んだ「Stop the 就職差別」の勉強ともつながっています。
差別と闘うことで、間違いなくこの国は素晴らしくなっていく
あのときは、高校3年生のYくんとNくんが就職試験を受けるDVDを見て、考えてもらいました。
自らの努力を評価されず、保護者や出身地で評価(不合格に)されそうになったYくんの不安そうな表情を思い出してください。
あれは、今から40年前の就職差別事件を元に作ったDVDでした。
そして授業では、当時の高校生たちがどう闘ったかも聞いたはずです。
彼らの闘いがあったからこそ、福岡県での就職差別が激減していることも聞いたはずです。
今年、発覚した医学部の不正入試も、闘った誰かがいたから明るみに出ました。
そして今後、受験生は努力を正当に評価されるはずです。
すなわち、
先輩が闘ってくれたから、
間違っていることに対して「それは間違っている」と声を上げたから、
あなたたちが差別されることが減った
わけです。
もしあなたたちが将来、差別と出会ったら(自ら差別される場合もあるでしょうし、仲間が差別されていることを知る場合もあるでしょう)、差別を見て見ぬ振りをする人になってほしくはありません。
「人ごと」ではなく「我がこと」として考え、差別と闘う人になってほしいと思います。
こういう勉強をしたあなたたちこそが、この国をもっともっと素晴らしい国にしてくれると信じています。
差別選考をした日大は、「この不正で昨年と今年に不合格となった10人」について、希望すれば来年4月の入学を認めるそうです。
差別と闘うことで、間違いなくこの国は素晴らしくなっていくのです。
ともに頑張りましょう(^^)
おわりに
学年だよりの1行目に書いていた「学年だよりミニ131号」については、本ブログですでに紹介済みです。
気になる方はこちら ↓ をご覧くださいm(_ _)m
2018年の中3生たちが就職差別を勉強したのは10月末でした。
そして12月。
この次期以降こそ、受験勉強をやってやってやり抜いた先に「自分の努力以外のことで評価される(差別される)」ことの不条理さを「我がこと」としてとらえられるようになるともへちゃんは思っていたわけです。
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