はじめに

このブログは、もへちゃんが学校の先生だった頃に書いてきた学級通信や学年通信を、その時々に合わせて紹介しているブログです。
今日も

何を書こうかな~?
と、学級通信の原稿を綴じているファイルをパラパラとめくっていると…
2010年4月16日に書かれた「学級目標が決まった」という通信を見つけました。
この年は4月6日に新年度がスタートしてたので10日もかかったことになります。
きれいごとを書き並べるだけの学級目標なら、こんなに時間はかからないのですが…。
2010年度のもへちゃん組は、どんな学級目標を掲げたのでしょうか?
「3年7組学級記録 No.8」(2010年4月16日発行)を紹介します。
学級目標決定
3の7の学級目標が決まった。
Never say never
清原和博選手
Cくんが

清原選手の言葉
と言ってたので、調べてみた。
清原選手の、全力で前に進み続けようとした生き方を表した言葉
「もうできないとは絶対言わない!」

という意味だった。
マイケル・ジョーダン選手
また、マイケル・ジョーダンというバスケットボールの選手のスーパースターも使っていた。

Never say never because limits like fears are often just an illusion.
(無理だという言葉は、発するものではない。なぜなら恐れのような限界たるものは、自分が作り出す幻想にしか過ぎないから)
マジック・ジョンソン選手
マイケル・ジョーダンと同じくNBA(アメリカのプロバスケリーグ)のスーパースターだったマジック・ジョンソンは、黒人の子どもたちに次のような言葉を贈った。

「君には無理だよ」という人の言う事を聞いてはいけない
もし、自分で何かを成し遂げたかったら
出来なかった時に他人のせいにしないで、
自分のせいにしなさい
多くの人が、僕にも君にも「無理だよ」と言った
彼らは、君に成功してほしくないんだ
なぜなら、彼らは成功出来なかったから、
途中で諦めてしまったから
だから君にもその夢を諦めてほしいんだ
不幸な人は、不幸な人を友だちにしたいんだ
決して諦めてはダメだ
自分のまわりをエネルギーであふれ、しっかりした考え方を持っている人でかためなさい
自分の周りを野心であふれ、プラス思考の人でかためなさい
近くに誰か憧れる人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい
君の人生を考えることができるのは君だけだ
君の夢が何であれ、それに向かって行くんだ
なぜなら、君は幸せになるために生まれてきたんだ
なぜなら、君は幸せになるために生まれてきたんだ
おわりに

学級目標決めの “never”

もへちゃん、もへちゃん
“Never say never” って学級目標は、
いわゆる「きれいごと」なんじゃないの?
- 現状を見つめ
- 将来なりたい自分達の姿を考え
- その道筋を表すフレーズを考える
この作業をしっかりしたので10日かかってしまいました。

この3段階をしっかり歩んだ上で、よく見聞きする言葉(きれいごとのような言葉)になる分はOKなんです。
「現状を見つめる」という作業をせずに、最初からよく見聞きする言葉(きれいごと)を選ぶ…そんな学級目標の決め方に対し、もへちゃんは “never” と思っています。
マジック・ジョンソンの言葉
さて、今回紹介したマジック・ジョンソンの言葉は、ある1人の黒人の少年に贈った言葉なのだそうです。
彼自身、差別の中でくやしい思いをしながらも、スーパースターと呼ばれる存在になった経験からの言葉だと思います。
だからこそ、被差別の立場の子、少数派の立場の人には、ビンビン響く言葉だともへちゃんは思いました。
Never say never…いい学級目標でした(^^)
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