節分が2月2日だった理由vs六曜(大安、仏滅…)、科学vs迷信

2021/02/15

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 毎朝、見るテレビで占いのコーナーがあります。

 もへちゃんは、占いを信じていませんが、だからといってチャンネルを変えるほどではありません(笑)

 一番運の悪い星座の人の占いの内容を「自分だとしたら」と思っていましめるくらいです。

 さて、「六曜」という占いがあります。

 大安とか仏滅とかいうあれです。

 2019年のバレンタインの時期のコマーシャルで、六曜をネタにしていました。

 子どもたちに伝えるだけでなく、保護者や同僚に対して、「科学的認識」を少しでも考えてもらえたらいいなと思って書いた「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.156」(2019年2月12日発行)を紹介します。

今年のバレンタイン、仏滅なんだよねぇ

もへちゃん
もへちゃん

 明後日は何の日でしょう?

 そうです、期末テスト前日です(笑)

 バレンタインデーと思ったあなたも正解ですね(^^)

バレンタインデーのコマーシャル

 テレビでは、やたらチョコレートのコマーシャルがあっています。

 1960年にお菓子業界が仕掛けた「バレンタインデー」は、見事に大当たり。

 今では、一大イベントに成長しました。

 そんな中で私が気になったのは「さけるグミ」のコマーシャル。

 チョコをもらえなさそうな?おじさん2人が

 今年のバレンタインデー、仏滅ぶつめつなんだよねぇ

といいながら、ニヤリと笑うコマーシャルです。

f:id:toshioh:20190911210618p:plain
UHA味覚糖公式チャンネルより引用

 コマーシャルを見ていたら、右下にこんな文章があるのに気づきました。

 あくまでもCM上の演出であり、六曜の迷信を肯定するものでも、バレンタインイベントを否定するものでもありません

六曜の迷信

 みなさんは「六曜」って知ってますか?

 カレンダーとかで曜日のほかに「大安、赤口しゃっく、先勝、友引、先負せんぶ、仏滅」とか書いていることがあります。

 あれが六曜です。

  • 結婚式は大安がいい
  • お葬式は友引を避けた方がいい

…等、現代でも言い出す人がいます。

 今年のバレンタインデー、仏滅だから縁起が悪いんだよねぇ。

 それでも渡すの?

 ニヤリ

って意味でしょうか。

 この六曜は、明治時代以前のこよみが元らしいです。

 決め方は、難しそうに思わせといて、実はかなり簡単です(笑)。

 が、紙面の関係でここでは省略します。

(くわしく知りたい方は、こちら ↓へ)

臨時休校中の学級通信…大安や仏滅、まだ信じてる?偏見は差別になるんです
2020.03.23はじめにもへちゃん 新型コロナウイルスによる臨時休校がスタートして今日で22日目です。 地域によっては、臨時休校解除になったところもあるみたいですが、私の住む地域は未だに休校で、このまま春休み...

 簡単に決めて、くり返してるだけが「六曜」です。

 月火水木金土日の七曜とほとんど変わりがありません。

  • 結婚式は、将来が輝くように金曜がいい
  • お葬式は、暗いイメージにならないよう土曜日を避けた方がいい

とは、誰も言いませんよね。

 その程度のものなのですが、この六曜の迷信を信じている人がかなりいるのです。

 明治6(1873)年「教部省きょうぶしょう第2号」で、

 迷信・占い・狐憑きつねつきなど、近代化を妨げるものであるから以後これを禁じる。

 厳重に取り締まること。

という指示が出されました。

※教部省…宗教関係を管理指導する官庁)

 明治の役人の方が、現代に生きている人よりもっと科学的で合理的な判断をしていたと言えるかもしれません。

 六曜は全くの迷信です

 明治時代から日本政府もそう言い続けてきました。

 しかも、そんなものを気にしているのは、世界広しといえども、日本人だけです。

「六曜の迷信を肯定するものではありません」

 コマーシャルを作った人が、この一文を入れたってことは、六曜の迷信に対しては

「肯定しません」⇒「否定します」

という宣言のように私は思えて、嬉しくなりました。

間違った知識をすり込まれてませんか?

 私たちの社会の中には、多くの人に「おかしい」と疑問を持たれたり、「改めなければならない」と思われていることがあります。

 しかし、

  • 昔から行われてきたことだから
  • みんなもそう言ってるから

ということで、変えられなかったり、何も知らない純粋な子どもに間違った知識を刷り込んだりしています。

 「差別」がそうです。

 「部落差別」を外国の人に説明すると、なかなか理解してもらえないのだそうです。

  • 肌の色が違うわけでもない
  • 宗教が違うわけでもない
  • 民族が違うわけでもない

 外国の「人権獲得」の歴史は、そのような違いを乗り越えてつながってきた歴史だから、

 日本人は、そういう違いがないのになぜ差別するの?

と疑問に思うわけです。

 300年以上前の祖先が差別される身分だった

という説明をする人もいますが

 今のあなたとどう関係あるの?

と返されるだけです。

 私は300年以上前の祖先が何をしていたか知らないし、今の私には何の関係もありません。

 私は、私自身の努力で、今を生きています。

はぁ?超迷信~どんだけぇ!

 部落差別を残してきた日本社会の土台に「偏見」や「迷信」があるのです。

 このような土台を変えていくために、次の時代を生きるあなたたちには、日常の意識や生活を見直してほしいです。

 迷信や偏見にしばられてほしくありません。

  • 科学的、合理的なものの見方や考え方を身につけてほしいです
  • 「みんなが言っているから私も信じようかな」と思ってしまう前に、自分自身で事実を確かめる習慣を身につけてほしいです
  • 「仏滅だから縁起悪いのに、渡すの?」という周りに対しては、「はぁ?超迷信~どんだけぇ」と笑い飛ばす時代にしてほしいです
「どんだけぇ」と言えばIKKOさん IKKOの字語りエッセイ─道(IKKO著、芸術新聞社刊)
  • 「あの人とお友達になるの、反対だわ。だって…」という周りに対して、「はぁ?超偏見~、どんだけぇ」と合理的な考え方で判断できる人になってほしいです

 ともに頑張りましょう(^^)

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

2021年の節分が2月2日だった理由

 今年(2021年)の節分は、2月2日でした。

もへちゃん
もへちゃん

 今までずっと2月3日だったのに、なんで?

とあなたは思いませんでしたか?

 ニュースステーションで解説してましたが、もへちゃんは全然わかりませんでした。

 『学び合い』の考え方で授業をすすめる際、子どもたちに説明する「専門家、先生、勉強できる人…の言葉は、わかりにくい」を地で行くような説明でした。

節分とは

 節分とは「季節を分ける」という意味で、本来なら4回あります。

 季節の始まりを表す立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを「節分」と言ってたわけです。

黄道

 地球から見た空を1つの球体と考えると(これを天球と呼びます)、太陽はこの天球を1年かけて1周するようにみえます ↓

黄道 Wikipediaより引用

 天球上を太陽が1周する道を「黄道おうどう」と言います。

 夏至げしは、昼が一番長い日(北半球)です。

 冬至とうじは、夜が一番長い日(北半球)です。

 春分しゅんぶんは、 真東から太陽が昇る日です。

 秋分しゅうぶんも、春分と同じです。

「てんきや」コラム #27: 暦のうえでは春より引用

 立春、立夏、立秋、立冬は、たんに春分,夏至,秋分,冬至のちょうど真ん中の角度に太陽が来る日(いや「日」ではなく、「太陽が来る時間」です)のことです。

 だから、春分も夏至も秋分も冬至も、いや、立春だって

  • 「今が夏至だ(夏至点をに到達した)!」
  • 「今が冬至だ(冬至点に到達した)!」
  • 「今が春分だ(春分点に到達した)!」
  • 「今が立春だ(立春点に到達した)!」

という時間は、地球上すべて同時刻です。

立春点

 2021年の立春点(太陽が立春の位置(315°)に来る時間)は、2月3日の23時59分でした。

 立春の前日が「節分」なので、2021年の節分は2月2日だったのです。

太陽の周りを地球が1周するのは365.2422日

 さて、太陽の周りを地球が1周するのは365日ではありません。

 365.2422日=365日5時間48分46秒かかっています。

 約6時間余分にかかるので、4年に1度、うるう年として1日増やしているのです。

 でもそれだと11分14秒分ずれてしまいます。

 なので、100年に一度、西暦がちょうど100で割れる年は閏年にしないというルールもあります。

 また、2000年など、400で割れる年は、閏年にするというルールもあります。

立春点の時間のずれ

 立春点の時間も、毎年のようにずれていきます。

 2021年の前10年、後10年の、立春点に到達する時間を調べてみると

  • 2011年…2月4日 13:33
  • 2012年…2月4日 19:22
  • 2013年…2月4日 1:13
  • 2014年…2月4日 7:03
  • 2015年…2月4日 12:58
  • 2016年…2月4日 18:46
  • 2017年…2月4日 0:34
  • 2018年…2月4日 6:28
  • 2019年…2月4日 12:14
  • 2020年…2月4日 18:03
  • 2021年…2月3日 23:59
  • 2022年…2月4日 5:51
  • 2023年…2月4日 11:42
  • 2024年…2月4日 17:27
  • 2025年…2月3日 23:10
  • 2026年…2月4日 5:02
  • 2027年…2月4日 10:46
  • 2028年…2月4日 16:30
  • 2029年…2月3日 22:20
  • 2030年…2月4日 4:07
  • 2031年…2月4日 9:57

 なので、これから先(2025年や2029年)、何回か「2月3日が立春」=「2月2日が節分」になるわけです。

科学vs迷信

 このように「2021年の節分が2月2日だった理由」を調べると、思いっきり科学的(地学)でした。

 それに比べると「六曜」には、これっぽっちも科学的な要素はありません。

 しかし、科学的認識を伝える使命を持つ先生方でさえ、整理されてないもへちゃんの机の上を見て

B型でしょ。

やっぱり

と言ったりします。

 同じ先生があるとき、もへちゃんの机の引き出しの中を見て(もへちゃんの引き出しの中は、仕切りをいれて、かなり整理しています)

まぁ意外ぃ

と言われました。

 「B型=乱雑」と信じたいから、都合のいいことは結びつけて、都合の悪いことは思考の外に放り出してしまう…いわゆる「バーナム効果」ってやつです。

 バーナム効果については、以前、ブログに書きました ↓

 その場で指摘しても、人間関係をギクシャクさせるだけですから、ニコニコ笑って過ごしますが…

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