優しい先生だと騒がしい…そんなクラスを「風船」に例える

2020/07/10

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 前回、前々回、前々々回のブログでは、ひとの集まりを、熊本の大洋デパート火災や東日本大震災の釜石の中学生たちを例にして「集団・徒党・群れ」に分類しました。

 前々々回…https://moheblo.com/blog/group-gang-

 前々回…group/https://moheblo.com/blog/group-gang-

 前回…group2/https://moheblo.com/blog/group-gang-group3/

 災害の際、「集団」と呼べる人の集まりは、「助かる意思を持って、最適な方法をみんなが守り実行する状態」です。

 釜石の中学生たちがそうでした。

その言葉、子どもに届いてますか?

 しかし、「集団・徒党・群れ」という言葉は難しく、子どもたちに届かない可能性もあります。

 どんなにすばらしい理論でも、子どもたちに届かなければ、教師の独りよがり以外のなにものでもありません。

 そこで、「別の表現で『集団』のこと、書いたことなかったっけ?」と探してみたら、中1生の担任をしてる時に風船に例えている通信を見つけました。

 では、その「スバル No.85」(1988年11月17日発行)を紹介します。

引っ張られるか、自分でふくらませるか?

記録241

 昨日の習字の時、2学期になって初めて忘れ物をしてしまった。

 くやしい

子どもの「連絡ノート」から

1人ひとりの生き方

 1人ひとりの人間の生き方には2通りある。

  1. 1つは、まわりの人に注意されたり指導されたりしてやるタイプ
  2. もう1つは、記録241のように、自分で「くやしい」と思って変わっていくタイプ

 1は、外側から風船を引っ張られて膨らまそうとするようなもの。

 2は、内側から空気を入れて膨らますようなもの。

 1には無理がつきまとう。

acworksさんによる写真ACからの写真

「ひとの集まり」の生き方

 45人の人間の生き方も2つある。

 いくら先生方がうまく指導したって、やる気のあるクラスには勝てないのだ。

 1の3は、まだまだだけど、できる可能性を持っている!

記録242

風船

 土曜日、先生が「クラスは風船だ」と言った。

 はじめは、何の意味か、わからなかった。

 けれども、先生の説明を聞いてるうちにわかってきた。

 

「今の1の3は、先生たちから引っ張られ、また、自分たちで膨らまそうとする微妙なところ」だと…

 

 今のところ、私が思うには、まだ引っ張られている方が多いと思う。

 先生がいなければ、あまり掃除ができない。

 うるさくなる。

 こんなのが、その現れだと思う。

 また、優しい先生だとうるさくし、怖い先生だと静かになる。

 こういうのは、私は絶対おかしいと思う。

 

 でも、その反面、自分たちで膨らませているところもいくつかある。

 整美班の活動など…

 

 引っ張られていることの方が多いけど、やっぱり膨らませてるのもいくつかある。

 そこが「微妙」なんだと思う。

 

 風船というものは、自分で膨らませなければ膨らまない。

 それを、引っ張られたりすると、横に伸びるだけで膨らみはしない。

 つまり、引っ張っても膨らまない。

 とすると、今1の3に大切なのは、みんなの膨らます気と協力だと思う。

 

 そして、いつかきっと自分たちで膨らませると思う。

 膨らます気と協力があれば!!

 子どもの班ノートから

おわりに

もへちゃん
もへちゃん
  • 優しい先生のときはうるさくて、怖い先生のときは静か
  • 先生がいない時は、清掃をさぼる

 学級担任をしていたら、何度でも出くわす問題です。

 論理的思考ができる子どもたちなら「集団・徒党・群れ」の話も有効ですが…。

 そもそも、それができないから「騒がしくなり」「清掃をサボる」のです(笑)

 まっ、それらを伝えるために学校での集団生活があるわけですが…

 学級集団づくり等の本で見つけたすてきな理屈を語るより、子どもの現状に合わせた指導の方が何倍も有効なのです。

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