2021/05/03
はじめに
このブログ「もへちゃん先生の学級通信」は、平日に更新しています。
土曜は、ドライブブログ「もへちゃんのドライブ日誌司(福岡からの日帰り、絶景、グルメ)」を更新しています。
(現在、新型コロナウイルス感染症の影響で他県に行けないのでお休み中(T_T))
日曜・祝日は、工作ブログ「もへちゃんの工作の時間『大人のできるかな?』」を更新しています。
今日(2021/05/03)は、憲法記念日という祝日なので、本来だと工作ブログを更新なのですが…
もへちゃんは学校の先生時代、ちょうどこの時期にとりくまれる体育会(運動会)の練習で、赤青黄の憲法Tシャツを着たりして、通信でクイズを出したりしてました。
先生でなくなった今は、ブログで「日本国憲法」のことを発信したいっ!
そこで今回は、工作ブログではなく、学級通信ブログで「日本国憲法」について書くことにしました。
今回紹介するのは、もへちゃんが書いた「2018年度 メーデー朗読劇『クイズ・メーデー 日本国憲法編』」のシナリオの一部です。
クイズ・メーデー「日本国憲法編」
キャスト
- 司会 (MSさん)
- 教職員組合チーム
- 金八先生(USさん)
- ヤンクミ先生(TKさん)
- 芸人チーム
- ジョイマン高木(ITさん)
- ジョイマン池谷(IZさん)
- 謎のマスクマンチーム
- マスクマン1(IKさん)
- マスクマン2(NKさん)
舞台図
クイズ・メーデー「日本国憲法編」シナリオ(抜粋)
(前略)
では第一問!
今回のクイズ・メーデーのテーマは日本国憲法ですが、ずばり憲法の三原則とは何?
はい、はい、はい、はい
芸能界チーム!
ラップで回答、回答、胃潰瘍
サンサン サンサン 三原則 歓迎遠足!
残念(ブブー)
はい、はい、はい
では教組チーム
憲法の三原則、それは中学校の公民でも習います。
そうです、
- 国民主権
- 基本的人権の尊重
- 平和主義
です。
いいですかぁ、人という字は人と人が支え合っているから立っていられるのです。
(ピンポンピンポン)
はい、ありがとうございました。
金八先生の生説教、ずっと聞きたい気分ですが、まだ問題がありますので、ごめんなさい。
では第2問!
与党は、なぜ憲法を変えたいのでしょう?
はい、はい、はい
相方さん
あ、相方って…。
ナナナナ ナナナナ ナナナナ 何でだろー
ナナナナ ナナナナ あそこどう? 自民党
威張るの大好き スカルノはデヴィ夫人
(ブブーッ)
威張りたいだけで、憲法変えられたらたまったもんじゃないですね。
正解は、次の漫画で説明しましょー。
みなさん、ご協力お願いします(全員立ち上がり、セリフ後も立ったまま)
ではスタート
(ここから朗読の場面)
そりゃ、日本国憲法の基を作ったのが、アメリカ人だからじゃよ
昭和21年 1946年2月1日、連合国軍総司令部 GHQ
マッカーサー元帥から、次の原則を柱に、日本の新憲法案を作成せよとのことだ
期日は来週の火曜、
2月12日までだ
12日?
8日後ですか?
8日…
こうして日本国憲法は、外国人の手によって、わずか8日間
で英文の草案が固められた
それが今の憲法で、70年くらい変わってないっていうの?
あまり考えたこともなかったけど、敗戦国 日本のままってことなのか
いやよ、そんなの!
(寸劇に戻る)
ちょっと待ったぁぁ
この漫画は嘘っぱちだぁ。
こんなの信じてたら、大変なことになるぞ。
ええ、どういうことですか?
とりあえず座ろうか。
(司会とマスク2以外座る)
いいかい、漫画というわかりやすい表現で、嘘を書いてだまそうとしているんだ。
(座ったまま)
確かにGHQ草案は存在する。
けれど、GHQ草案に大きな影響を与えた日本人がいる。
鈴木安蔵さんと幣原喜重郎さんだ。
鈴木さんは、民間の憲法研究会の一員だった。
GHQ草案より2ヶ月も前に、自分たちで憲法草案を作り、日本政府と記者団に発表した。
これにはGHQも驚いた。
この憲法草案が、当時のアメリカだけでなく、世界の人権意識水準を抜くものだったからだ。
GHQ草案に欠けていた社会的基本権や国民投票も提案されていた。
日本国憲法は押しつけられてなどいない。
もう一人の幣原喜重郎さんは、当時の総理大臣。
「戦争を世界中がしなくなるようになるには、戦争を放棄する以外にない」
とマッカーサーと交渉し、憲法9条ができた。
(座ったまま)
鈴木安蔵さんの活躍なら、私は知っているぞ。
「日本の青空」という映画を見たからな。
君、この漫画の問題はどうやって作ったのかね。
ネットで調べていたら、わかりやすい漫画を見つけたもんで…
まさにやつらの思うつぼだな。
どれ、司会交代しよう。
(司会、マスク2の席に座る)
では第3問!
俳優の渡辺謙さんは、自身のツイッターで次のように述べています。
1人も兵士が戦死しないで70年を過ごしてきたこの国。
どんな経緯で出来た憲法であれ、僕は世界に誇れると思う、戦争はしないんだと!
複雑で利害が異なる隣国とも、ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であることだと思う。
その為に僕は世界に友人を増やしたい。
絵空事と笑われても。
多くの日本人は、渡辺謙さん同様、戦争をしたくないと強く思っています。
なぜでしょう?
う~ん…
(後略)
おわりに
シナリオのつづき
シナリオは、この後、ぐんぐん盛り上がって行って、感動のラストを迎えるのですが…
最後の方を、ほんのちょっとだけ紹介しますね(^^)
戦争で亡くなった方、310万人
亡くなった方を悲しんだであろう恋人、妻、子ども、夫、じいちゃん、ばぁちゃん…
当時の日本の人口7000万人のうち、1000万人以上の人たちの悲しみが、この国にあふれました。
愛する者一人を亡くした悲しみは、73年が過ぎても癒えることはありませんでした。
その悲しみが1000万人分です。
悲しみでうちひしがれた人々は、戦争が終わったとき、二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと強く願いました。
だからこそ、その願いをかなえてくれる日本国憲法を73年間(2018年当時)、大切にしてきたのです。
- これらの台詞にいたる流れ
- この後、客席と1つになって盛り上がっていく流れ
を紹介したいのですが、そうするとシナリオ1本、丸々書かなければならなくなります(^^;)
いずれ、電子書籍化(Kindle本)しようと考えてますので、しばしお待ちくださいm(_ _)m
コマーシャル
なお、現在、電子書籍化しているのは、反戦平和朗読劇が3作品(上演時間約20分)
人権朗読劇が1作品(上演時間約13分)
です。
どれも1冊250円で販売しております。
これらのシナリオは、朗読劇で使った画像を集めたサイトとリンクしていますので、読みながら画像もチェックできます。
また、Amazonプライム会員の方は、Kindle本を毎月1冊、無料で読めるそうです。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
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