2021/11/12
はじめに

前回、前々回のブログでは、絵画「ゲルニカ」について書いた通信を紹介しました。
もへちゃんは先生時代、人権教育や反戦平和教育に関しては
- 知る
- 感じる
- 行動する
が大事だと思ってました。
「通信で知らせる」と言うのは、この中の「知る」に当たります。
「感じる」ためには、授業や話し込み等の行為が必要でしょう。
たいていの学校では、この段階で終わってしまうから、子どもたちの人権感覚や反戦平和の思いがなかなか深まらないと思います。
今回紹介するのは、「行動している」子たちについて書いた通信「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.150」(2019年1月28日発行)です。
高校生一万人署名
新館1階~2階の踊り場の壁に、下のような掲示物があります。

高校生平和大使
長崎の高校生を中心に、この世界から核兵器をなくすために、署名活動などいろいろな活動をしています。
毎年、スイスのジュネーブの国連欧州本部に集めた署名を持って行きます。
※欧州…ヨーロッパ
この「高校生平和大使」が昨年8月に国連に持って行った署名の数は、なんと

10万8746筆!!!
昨年の8月28日、第21代高校生平和大使がジュネーブの国連欧州本部で軍縮部のカスペルセン所長と面会し、署名用紙を渡してきました。
その際「あなたたち高校生平和大使がノーベル平和賞候補になったことを喜び、誇りに思います」と挨拶を受けました。

日本の高校生が始めた核兵器廃絶署名活動が、国連に感動を起こしているのです!
ちなみに、彼ら彼女らは、毎年署名活動をおこなっていますので、これまでに高校生平和大使によって国連に届けられた署名は、100万筆を越え、全て国連に永久保存されています。

私も、過去に何度もこの署名をしたので、私が書いた分も国連に保存されているわけです(^o^)
わたしたちは、戦争も核兵器もない「平和な世界の実現」を求めます
さて、今日の
- 8:05~8:15
- 昼休み13:20~13:35
人権まつり◯◯◯◯2019・朗読劇実行委員会の人たちが、核兵器廃絶署名活動をしました。



見かけた人もいるかと思います。
この署名が、高校生平和大使たちが持って行く「核兵器廃絶署名」なのです。
「わたしたちは、戦争も核兵器もない『平和な世界の実現』を求めます」という題になっています。


戦争も核兵器もない「平和な世界の実現」を求めることに賛成の人は、どうぞ署名をお願いします。
署名活動は1/28月~1/30水の朝と昼、行っています。
おわりに

中学生が無理なくできる反戦平和活動
もへちゃんは、2008年のもへちゃん組の子たちと「核兵器廃絶署名」にとりくんで以来、
2018年までずっと(異動した先の中学校でも)、この活動を続けました。
それほどこの活動は、中学生でも無理なくできる反戦平和活動です。
と言うのも、地域には
- 「戦争放棄を謳った日本国憲法を変えよう」と主張する議員さん
- 「反戦平和朗読劇は上演させない」と主張した教育部長さん
なんかがいましたが、
戦争も核兵器もない「平和な世界の実現」を求めます
という目的に関して、公の場で反論される方は1人もいらっしゃいませんでした。
集めた署名の提出先
2008年度
初めてこの署名にとりくんだ2008年度、集めた署名は、クラスの代表の子数人とともに、長崎市の高校生1万人署名活動実行委員会に持って行きました。
署名活動を立ち上げ、受け継いでいる長崎の高校生たちに直に合わせたかったからです。
このことは、すでにブログで紹介済みです。
2009年度以降
2009年以降は、福岡での「高校生1万人署名活動」に卒業生が参加したので、集めた署名はその子に渡したりしました。
卒業生が参加してない年は
その後、福岡での「高校生1万人署名活動」に卒業生が参加してない年もありました。
この年は学級担任ではなかったこともあり、「クラスの代表数人を連れて長崎へ…」は、やめました。
自家用車で連れて行くことは、万が一のことがあるので管理職の先生から許可が下りないし、交通費を安くするための長距離バスでも1人5000円(往復)ほど負担を強いることになるからです。
そんな年は、福岡での「高校生1万人署名活動実行委員会」へ郵送しました。
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