2020/06/05
はじめに

まずは報告から
昨日は急に暑くなったので、過去の通信の紹介ではなく、自作保冷剤入り手ぬぐいマスク「手ぬぐいマスクMark3」を紹介しました。

作り方を詳しく解説したものの、効果については先延ばしにしてししまい、申し訳ありませんでしたm(_ _)m
自作保冷剤を一晩冷凍室で冷やして、今日の昼間に装着実験してみました。

ちなみにかなりたくさん塩を入れたこともあり、自作保冷剤は固くなっておらずプニプニです。

プニプニなので、装着感はとてもgood。
1時間半付けてましたが、ずれることもありませんでした。
でも大事なのは保冷能力です。
結果は…
装着直後、冷たすぎたらどうしようと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
ヒンヤリ感が心地よい(^^)
この状態が4時間くらい続けばいいなぁと思っていました。
…
…
残念ながら、冷たかったのは1時間10分くらいでした。
小指大の保冷剤6個だからしかたないのですが…
改造の余地ありです。
そこで今回作成したマスクを「手ぬぐいマスクMark3」と名付けるのは、まだやめておきます。
でもどうしたらいいかなぁ。
いいアイデアありませんか?
今回は
さて今回は、中国・アメリカ・アラバスタ王国について語ってみようと思います。
えっ?アラバスタ王国ってどこかって?
それは読んでのお楽しみ(^^)
中国・アメリカ・アラバスタ比較
1989年6月4日、中国
昨日(2020年6月4日)のニュースで
「6月4日」表記されず?中国当局がネット規制か
と言ってました。
中国のインターネットで「6月4日」と表記されない現象があり、中国当局が規制してるらしいというニュースでした。
なぜ「6月4日」を中国当局が規制するのでしょうか
31年前の1989年6月4日、北京の天安門広場に民主化を求めて集結していたデモ隊に対して、中国の軍が武力行使し、多数の死傷者を出しました。
天安門事件です。
当時、すでに先生になっていたもへちゃんは、このニュースにびっくりしました。
だって、中国の軍は「人民解放軍」と言い、太平洋戦争中は中国の人たちを守るための軍隊だったのです。
その軍が、民主化を力尽くで押さえ込むためとは言え、中国の人に対して戦車を繰り出し、発砲もして、たくさんの死傷者を出したのですから。
今(2020年)、アメリカで起こってること
2020年5月25日、アメリカでは、ミネソタ州のミネアポリスで、白人警察官に膝で首を押さえつけられ黒人の男性が亡くなりました。
殺人罪として、膝で押さえつけた警察官だけでなく、一緒にいた3人の警察官も訴追されました。
この事件がきっかけとなり、現在、アメリカ全土でデモや暴動が起こっています。
もへちゃんが驚いたのは、このデモや暴動に対してのトランプ大統領の発言です。
「重装備の兵士や軍関係者、法執行官たちを何十万人も投入し、暴動と略奪と破壊と暴行と無差別な財産の破壊を止めさせる」
アメリカを守るためにある軍隊じゃないの?
その軍が、アメリカ人に対して銃を向けるの?
軍隊にいる人もデモしてる人も同じアメリカ人だろうに…
共通すること「軍隊とは」
「国を守るための軍隊」というのは、指導者しだいで「国民の命を奪う軍隊」になり得るということです。
軍隊の性質上、兵士は物事を考えて行動してはなりません。
上官の命令を機械のように正確に実行する。
それが軍隊です。
そうでなければ、相手国の人を殺せません。
良心や優しさ、人権感覚…よりも命令が優先です。

もしあなたが兵士で、命令を聞かなければ、軍法会議にかけられ、処罰されるだけです。
もちろんそのことは、新聞にもテレビにもネットにも出ることはありません。
それが軍隊です。
そしてこれは、何も中国とアメリカだけに限ったことではありません。
70年前までの日本の軍隊もそうでした。
国とは『人』なのだ…アラバスタ編より
さて、子どもたちがよく読んでいる(あるいはTVでよくみている)マンガでONE PIECEというのがあります。
その19巻で国王軍と反乱軍の争いに主人公たちは巻き込まれます。
第19巻「アラバスタ編」では、反乱軍を攻撃しようとする国王軍の将軍に対し、王がストップをかけます。

国王様
このままでは国の存亡に関わります!

だからと言って原因もわからず
この国の民を討ち滅ぼすというのか!

それこそが国を滅ぼすということだ!
いいか、国とは“人”なのだ!


「言ったはずだぞ、国とは『人』なのだと!」
ONE PIECE 19巻 尾田栄一郎著 集英社刊より
と。

作者の尾田栄一郎さんのメッセージが、ここにあるのかなと思います。
トランプさんに読ませたい名場面です(^^)/
「国を守る」vs「国民を守る」…表現の差はちょっとだけど、天と地ほどの差が!
中国・アメリカが行っているのは、まさに「国を守る」です。
いや、中国・アメリカだけでなく戦前・戦時中の日本もそうでした。
「国を守る」と「国民を守る」…たった1文字の差ですが、この差は天と地ほどの差があるのです。
知覧特効平和会館で
もへちゃんが勤めている地域の中学校は、修学旅行で南九州に行く学校がほとんどです。
その際、平和学習として知覧特攻平和会館に連れて行きます。
そこでは、「お国のために」という言葉を教育で染みこませ、次代の日本を背負うべきだった若者を多数死なせた日本を学ぶことができます。
当時の日本には
「国とは『人』なのだ」
という発想は、一切ありませんでした。
「産めよ増やせよ」というスローガンは兵士となる人間を増やそうというスローガンであり、「人」は戦いのための駒でしかありませんでした。
おわりに

尾田さんに負けまい!
私たちは教育という仕事に携わっています。
漫画家の尾田さんが発信する以上に子どもたちにメッセージを伝えることができる立場にいます。
尾田さんに負けずがんばりたいです(^o^)
おみやげ通信
さて、今回のブログ記事の全体が、過去の通信の紹介ではありません。
見出し「国とは『人』なのだ」以降が、過去の通信の紹介です。
ただし、学級通信や学年通信ではなく、修学旅行の事前学習として知覧特攻平和会館に行ってきて、その報告を「おみやげ通信」としてまとめ、先生方に発行した通信から抜粋しました。
ちなみに、なぜ「おみやげ通信」というネーミングかというと、その通信におみやげをホッチキス止めして配るからです。
「食べてから読んでね」と一文添えているのは、言うまでもありません(^^)
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