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76年目の6.23沖縄慰霊の日に思う「戦争のできる国 日本」化

2021/06/23

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 今日6月23日は「節目の日」です。

 けれど、

もへちゃん
もへちゃん

 沖縄県以外の学校では、何も教えてないのでは?

と感じます。

 少なくとも、もへちゃんが学校を辞める前、近隣の学校で

 6.23の反戦平和授業をしている(^^)/

という話は聞いてませんでした(T_T)

 もへちゃん自身が勤務している学校でも、そのような動きはありませんでした(^^;)

 先生方が超多忙なことも原因の1つでしょうが…。

 先生方の中の「平和教育に対する優先順位」が低くなっているようにも思います。

もへちゃん
もへちゃん

 これこそ「風化」!

 過去の失敗を学ばなければ、失敗を繰り返すのに(>_<)

 しかし、

  • 超多忙で
  • 「反戦平和教育」の優先順位が「校内研究」等より低い

 そんな学校現場でも、学級通信や学年通信に載せるってことはできます。

 今回はそんな通信「3年3組学級記録No.21」(2017年6月23日発行)を紹介します。

6.23 沖縄慰霊の日

「島唄」の誕生理由

島唄しまうた

でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た

でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た

くり返す悲しみは 島渡る波のよう

ウージの森であなたと出会い

ウージの下で千代にさよなら

島唄よ 風に乗り

鳥とともに 海を渡れ

島唄よ 風に乗り

届けておくれ 私の涙

島唄(作詞・作曲:宮沢和史)より引用

 2005年、島唄を作ったTHE BOOMの宮沢 和史かずふみさんは、新聞の取材に次のよう答えた。

宮沢和史オフィシャルウェブより引用

 「島唄」は、本当はたった一人のおばあさんに聴いてもらいたくて作った歌だ。

 1991年冬、沖縄音楽にのめり込んでいたぼくは、沖縄の「ひめゆり平和祈念資料館」を初めて訪れた。

 そこで「ひめゆり学徒隊」の生き残りのおばあさんに出会い、本土決戦を引き延ばすための「捨て石」とされた激しい沖縄地上戦で大勢の住民が犠牲になったことを知った。

 捕虜ほりょになることを恐れた肉親同士が互いに殺し合う。

 極限状況の話を聞くうちにぼくは、そんな事実も知らずに生きてきた無知な自分に怒りさえ覚えた。

 資料館は、自分があたかもガマの中にいるような造りになっている。

 このような場所で、集団自決した人々のことを思うと涙が止まらなかった。

 だが、その資料館から一歩外に出ると、沖縄の人たちがウージと呼ぶさとうきびが静かに風に揺れている。

 この対比を曲にして、おばあさんに聴いてもらいたいと思った。

 歌詞の中に、ガマの中で自決した2人を歌った部分がある。

 「ウージの森で あなたと出会い ウージの下で 千代にさよなら」という下りだ。

 「島唄」はレとラがない沖縄音階で作ったが、この部分は本土で使われている音階に戻した。

 2人は本土の犠牲になったのだから。

 島唄の舞台である沖縄。

  • 明るい太陽
  • 青い空と海
  • 三線を弾き、歌い踊るおじい、おばあに囲まれて育っていた沖縄の子どもたち

 けれど72年前(2017年現在)は、日本本土同様

 お国のために死ぬことは名誉なことだ

と教え込まれた。

 そして戦争末期、沖縄は戦場になった。

 沖縄の子どもたちは、当時、文字通り「死ぬまで」働いた。

 死者・行方不明者は約19万人。

 沖縄県民の4人に1人が亡くなった。

もへちゃん
もへちゃん

 今日、6月23日は沖縄で亡くなった方たちを慰霊する日だ。

琉球新報DIGITAL(2021/06/23)より引用

 けれど、沖縄の悲しみ・苦しみは72年前で終わっていない。

 政府も

 国土面積の1%に満たない沖縄県に、約74%の米軍基地が集中していることについて、沖縄県民に大きなご負担をお願いしていることについて重く受け止めている

と発表した。

 今も続く沖縄の悲しみ・苦しみ…

 それは、戦後72年にわたって、米軍が沖縄にいることで

  • 犯罪事件が5910件
  • そのうち殺人、強盗、強姦、放火などの凶悪犯罪は年間平均150件
  • それが毎年続いている
もへちゃん
もへちゃん

 自分たちだったら…。

 人ごとではなく、我がことだったら…と考えよう。

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 

 この通信には元ネタがあります。

 元ネタとは、この通信を発行した前年(2016年)、道徳の教材として創った「島唄」という朗読劇のシナリオです。

朗読劇「島唄」

 この朗読劇「島唄」は、教室で行うのが前提です。

もへちゃん
もへちゃん

 だって道徳の授業なのですから(^^)/

 各班から、文章を読むのが上手な人に出てきてもらい、シナリオを渡します。

 もへちゃんは、音響・映像担当です。

 約20分の朗読劇なので、残りの時間で意見を交換しあったり、感想を書いてもらったりします。

特別の教科 道徳

 2019年度から始まった「特別の教科 道徳(道徳の教科化)」で、道徳の教科書(だけ)を計画通りに進めることを強く求められるようになりました。

 教科書に「福岡大空襲」や「沖縄慰霊の日」「ヒロシマ」「ナガサキ」「フクシマ」等が載っていれば、日本全国で授業するのですが…

 当然、載っていません(>_<)

 日本政府の姿勢が表れているように感じます。

政府の姿勢が垣間見られる

 つい先月(2021年5月)、文部科学省は、すでに検定を通った教科書の記述について、教科書検定調査審議会を飛び越えて教科書出版社に、

  • 従軍「慰安婦」→慰安婦
  • 強制連行→徴用ちょうよう

と訂正するように指示を出したそうです。

 このことについて、萩生田はぎうだ光一文科相は、

 歴史的に確認できていることについては、政府として認めたものについてのみ教科書には記述をしようということをルール化しまして、その後正常化をしてきた

などと、委員会で答弁したそうです。

もへちゃん
もへちゃん

 政府の都合の悪いことは、例え事実であっても、教えるなってことです(^^;)

 これって、戦前・戦時中の日本政府がやってたことじゃん(>_<)

教育基本法改悪(2006年)

 2006年に教育基本法が改悪されました。

 もへちゃんは国会前デモにも参加しましたが、もへちゃんたちの動きは徹底的に隠されました。

 1ヶ月間、国会前でデモしてたのに、新聞やニュースには全く取りあげられませんでした。

 その結果、サラッと改悪してしまいました。

 現教育基本法に問題点は数々あるのですが、長くなっちゃうので、前文の1文だけ比較してみます。

教育基本法 前文

改正前の教育基本法

真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに

 

改正後の教育基本法

真理と正義を希求し、公共の精神を尊び

 

もへちゃん
もへちゃん

 改正前は「平和

 改正後は「正義

 だから学校現場での「平和教育」の優先順位が低くなったのでしょうか?

 しかし、「平和」を「正義」と置き換えること…もへちゃんは不安に感じます。

「正義」について

 もへちゃんは、高校時代の恩師(仲人をしてもらった方)から

 「正義」という言葉は、時代や国が変わるとその定義が変わるんだよ

って言われたことがあります。

 もへちゃんはこの言葉を、チャップリンの「殺人狂時代」という映画の中の

 1人を殺せば殺人者だが、100万人を殺せば英雄だ。

 殺人は数によって神聖化させられる。

という台詞とダブらせて理解しました。

 これは、当時台頭してきたナチス・ドイツに対する痛烈な批判です。

 もへちゃんは、恩師の言葉とあわせて

 殺人は、日常では「不義ふぎ」だが、

戦争中の敵兵に対しては「正義」となる

「正義」は、国や時代によって変わる

と理解したわけです。

 政治家や官僚って、ずばぬけて賢い人たちだらけだから、こんなこと、当然知っているはずです。

 その上で、教育基本法前文の「平和」を、あえて「正義」に変えた政府の意図を恐ろしく感じます。

 さらに先月の萩生田文科大臣の

政府として認めたもののみ教科書には記述

発言です。

 道徳教育を「特別の教科 道徳」にした政府の動向は、要チェックです。

日本は変な風にならないか?

いやいや、日本は変な風にはならないよ

とお思いですか?

ジャッキー・チェンの「ポリス・ストーリー」

 今日(2021/06/23)のニュースで、

 中国に批判的な論調で知られる香港の新聞「リンゴ日報」は、香港国家安全維持法に違反したとして、警察に資金が凍結されて運営資金が底をつき、24日の朝刊を最後に新聞の発行を停止すると発表しました。

と報道されました。

 さて、その香港で、もへちゃんが若かった頃、ジャッキー・チェンが主演した「ポリス・ストーリー」という映画がありました。

 映画の中でジャッキーが所属してた香港警察が、今、民衆を弾圧してます。

 もへちゃんが若かった頃、ポリス・ストーリーの痛快さを楽しんでいたあの香港警察が、数十年後、民衆を弾圧するなんて、思いもしませんでした。

 まぁ、香港の場合は、1997年に主権がイギリスから中国に戻ったことがきっかけです。

 「体制が変わった」からなので、日本で同様のことは起こりにくいと、もへちゃんも思います。

ナチス発言

 しかし、第2次世界大戦前のドイツは「体制が変わった」から、ナチス・ドイツになったわけではありません。

 ナチ党が台頭してきた際は、「突然の体制の変化」ではなく、正当な選挙の結果でした。

 2013年、当時の麻生副総理もこう言ってます。

 ドイツは、ヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。

(略)

 ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。

 ただ、恐ろしいことに麻生さんはこの後

 憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。

 だれも気づかないで変わった。

 あの手口学んだらどうかね。

と発言されました。

 あの・・手口を学んで、粛々しゅくしゅくと「戦争の出来る国 日本」に進んでいるような気がしてなりません(>_<)

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平和の詩

 昨年の6月23日(2020/06/23)のこのブログでは、付録として、沖縄慰霊の日に読まれる「平和の詩」(2000年~2020年の平和の詩)のリンク先を取りあげました。↓

 今年(2021年)の沖縄慰霊の日の沖縄全戦没者追悼式での平和の詩「みるく世のうた」(宮古島市立西辺中の上原美春さん)は、こちらです↓

 文中で紹介した反戦平和朗読劇「島唄」のシナリオは、Amazonで電子書籍化しています。

 実は、2016年のメーデーで、この朗読劇「島唄」のシナリオに少し書き足して朗読劇「島唄・がんばろう」というシナリオを書き、組合の青年部+スペシャルゲストで上演してもらいました。

 先日、この劇に出てもらったスペシャルゲストの方に、当日の朗読劇を編集したDVDを届けました。

 先生をしている間は、忙しくて、ほとんど編集ができなかったため、渡すまで5年もかかってしまいました(^^;)

 せっかくDVDを作ったので、ケースやDVD自体も飾ってみました(^^)

シナリオをB6サイズに縮小して、付録にしてみました
もへちゃん
もへちゃん

 なかなかいい出来(^^)

 なお、朗読劇「島唄・がんばろう」のDVDは、出演してくれた方々と自分用として7枚のみの作成ですので、販売はしておりませんm(_ _)m

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