2020/11/19
はじめに

このブログは、もへちゃんが書いてきた学級通信や学年通信を紹介するブログです。
なので

今日、何、書こうかなぁ?
と思った時は、過去の通信のファイルの束をパラパラとめくることになります。
机の上に過去の通信のファイルを積み重ねているため、ついつい上の方のファイルの通信を紹介しがちになってしまいます。
そこで今回は、あえて下の方から探してみました。
先生になったばかりの頃の通信は、読み返すと恥ずかしいものが多いのですが、子どもたちの書いた記録の部分はそんなことはありません。

若い頃は、子どもたちにささえてもらってたんだなぁ
とつくづく思います(^^;)
今回は、もへちゃんが先生になって3年目、初めて中3生の担任をした年の(春ではなく)秋に、学級目標のことを書いた学級通信「中央フリーウェイ No.28」(1987年9月24日発行)を紹介します。
明日の自分にまかせるな!


「明日でいいや」
「明日は絶対にするけん、今日は休み」
と言ってる人、いないか?
文化祭に向けて
記録81
文化祭の台本がどんなのか、楽しみです。
みんな協力し合って、成功させたいです。
もちろん、優勝をねらって…
やる気のある人が少しずつ増えてきた。
でっかい行事はこれが最後!
みんな、やるゾー!
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シナリオはできているんだろーか
記録83
台本委員の人が、日曜もやると言ってたから、大変だと思った。
記録84
劇の台本、だいぶ決まってきているようですね。
文化祭までたくさん練習して、立派なものにしたい。
もうちょっとかかるそうだ。
台本委員は、今が一番苦しいとき。
- 時間がない
- しかし内容をおおざっぱなものにしたくない
今、みんなができることは、台本委員に声をかけること。
台本の進み具合を聞くのも、委員にとっては刺激になる。
台本についての感想を言うと、参考になる。
台本委員は、内容を十分煮詰めること。
出来るだけ急ぐこと。

台本はどうなってるんだろう~
という不安を無くす方法はないものだろうか?
とにかく、みんなの意見を参考にしつつ、中学最後にふさわしいシナリオを作り上げよう。
日常の生活や学習に向けて
記録85
明日は本気で勉強するぞ!
- 小さなテスト(英単語とか朝自習とか)を本気でうけることができる者
- 毎回、満点を目指す努力をできてる者
が、真の実力upを目指せる者だ。
明日の自分にまかせるな
もう1つ大事なこと
学級目標の「明日の自分にまかせるな!」
記録86
テストの後で、少しずつ勉強していたが、集中力が欠けていたみたいな気がする。
来週からは、それとともに、今度のテストのために3年の分もしていこう。
実力upを目指す者も増えつつある。
「勉強してることを隠す」なんて、今となっては無意味!
人が頑張っているのを見て、刺激を受け頑張り、その姿を見て仲間も頑張れる。
そうすれば、それまで以上に頑張りたくなるもの。
みんなで実力upを実行しよう。
おわりに

単なる飾り物の学級目標
以前、このブログで学級目標のことを次のように書きました。
学級目標の言葉がどんなに美しくても、それが教室前方を飾るだけの言葉になってしまえば、価値はありません。
決める時だけ一生懸命になって、3ヶ月もしたらクラスのほとんどが忘れているならば、価値はありません。
どんなに泥臭い言葉だろうが、その言葉達成を目指してクラスの子どもたちが1年間とりくみ続ける…そんな学級目標こそが価値があるのです。
「今年は時間がない!学級通信の決め方に「客主提選」はいかが?」より
ことあるごとに、「学級目標に照らし合わせ、自分達の生活や学習をふりかえる」…そんな作業が大事だともへちゃんは思っています。
それをし続けないかぎり、学級目標は、価値のないただの教室の飾り物になってしまいます。
子どもたちのおかげ
こう考えられるようになったのは、先生3年目に「明日の自分にまかせるな」という学級目標を、この年の子どもたちが作ってくれたおかげかもしれません。
事実、もへちゃんは、この学級目標を33年経った今(2020年)も憶えています。
ちなみに2年前、異動した学校の中3生の保護者の1人が、1987年もへちゃん組の1人でした。
学年だよりミニをよく読んでくれてたその子(いや、今では保護者ですから「子」ではないのですが 笑)から、

先生、この前、学年だよりミニで学級目標のこと、書いとったろ。
私たちの「明日の自分にまかせるな」、憶えとる?
と言われました。

お互いに、1987年の学級目標を大事にしてたんだなぁ
と幸せな気持ちになりました(^^)
残念な学級目標
なので、振り返りができそうもない学級目標を見かけると、残念に思います(>_<)
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