2020/11/20
はじめに
前回のブログで、初代もへちゃん組の子たちが作った学級目標「明日の自分にまかせるな」のことを書きました。
1987年に作った学級目標を33年経った今でも、もへちゃんは憶えています。
それほど素敵な学級目標だと思っています。
3年後の1990年、別の中学で中3生の担任をした年明けに、「明日の自分にまかせるな」と題した学級通信を発行したことがありました。
そこで今回は、その学級通信「道のべ No.77」(1990年1月9日発行)を紹介します。
明日の自分にまかせるな
年が明けた。
つい10日前までは「1989年」だった。
何が変わったのだろう?
たった10日の間に、何が変化したのだろうか?
まわりを見回してみよう。
1990年になったから、素晴らしく変わったという人は、なかなかいない。
ただ時が流れただけなのだ。
それだけで変わる人なんていないのだ。
僕が中学生だった頃
僕が中学生だった頃、こんなこと、考えてた。
それは…
勉強してて(少しはしなきゃね~ぐらい思って、してただけなのだが…)、わからない問題にぶつかったり、憶えるのが面倒くさくなった時
あ~、やめた。
きっと、3年生になったら、その時の自分が理解するさ。
だから、その時の自分に頑張ってもらおうっと!
その頃の僕は、知らなかったのだ!
時が流れただけでは成長しないって事を!!(身体は成長する)
3年生になったら、すっごく勉強のわかる自分になるような気がしていたのだ。
今、頑張らなくても、時間が経てば…
と考えていたのだ。
もちろんこれは間違いだ。
時間が経っても、自分が努力してなければ、少しの成長もない。
同じことが、世の中の人間(君も含まれるのかもしれない)に言える。
1990年になったから、何かが変わるのではない。
自分が成長するわけではない。
勘違いしてる人が多い気がする。
元旦の位置づけ
1年の節目として、『元旦』があるのだ。
その節目の時、しっかり自分を見つめるからこそ、そして決意するからこそ、1990年になって素晴らしく変われるのだ。
127歩目
新しい学期
2学期と違った目標を立てて、がんばるタイ!
正月は決意の時なのだ。
何も決意せず、ボーッと過ごしてはもったいない。
1年坊主、5年坊主、10年坊主…生涯坊主目指して、今こそ決意!
おわりに
道
通信内の「僕が中学生だった頃」で書いた思い
「数年後、バリバリ勉強できる自分になってる」という、ある意味・変身願望は、高校受験という人生の関門の前に、粉微塵にされ
今の続きに、将来の自分がいる。
ある日突然、何でも出来る「スーパーもへちゃん」になったりはしないんだ。
と実感しました。
さて、数年前、漫画「リアル」(井上雄彦著、集英社刊)の6巻を読んでいました。
すると、高校を退学させられ、バスケもできず、仕事も見つからなかった主人公が、やっと採用された引越しの仕事をしながら自分自身にこう言い聞かせました。
イマイチだろーが、今全力を尽くさない限りは道はつながらねぇってこと。
俺の道は今と地続きだってこと。
リアル6巻(井上雄彦著・集英社刊)より引用
あぁ、これって昔、自分が感じたことと同じだ(^^)
リアル6巻のそのシーンを画像で紹介しようと探したのですが、どこに収納したか忘れてしまい、見つけられませんでした。残念っ(>_<)
1年坊主、5年坊主、10年坊主、生涯坊主とは?
文中の「1年坊主、5年坊主、10年坊主…生涯坊主」というのは、もへちゃんが担任した時に子どもたちに話す「まずは3日坊主でいい」という話をしなければ、意味が伝わらない言葉です。
そこで、次回(2020/11/24)解説したいと思います。
節目とは?
また、「節目」という言葉も出てきましした。
「節目」についての、もへちゃん流の解釈は、学級通信「道のべ No.67」(今回紹介したのはNo.77)で子どもたちに伝えていました。
そこで、こちらは近いうちに紹介したいと思います。
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