2022/02/02
はじめに
もへちゃんが勝手に呼んでいる「伝説の生徒会」の子たち。
今なお継承されている 体育祭テーマ「CK魂」については、前回・前々回紹介しました。
今回は、今なお継承されているもう1つの「平和劇」について書いた「生徒会だより」(1995年8月21日発行)を紹介します。
生徒会だより CK中生徒会 8/21
平和劇「ほうせんか」
夏休みも残すところあと10日…皆さん夏バテせずにがんばっているんでしょう(たぶん)。
さて、突然ですが、8月4日に行われました劇「ほうせんか」はどうでしたか?
保護者の方々には、結構評判よかったです。
この「ほうせんか」が動き始めたのは、7月7日の「読み合わせ(台本をみんなで読むこと)」からです。
そして次に、「沖縄戦」について、自分たちなりに調べました。
図書室で調べたり、“ ひめゆり部隊 “(沖縄戦で兵士の救護をしたりした女学生で作られた部隊)だった方のお話を聞いたり…。
沖縄戦ということを知らないまま、あの劇が完成することはありません。
私たちが見て、聴いて、感じたことを伝えるために、私たちは「ほうせんか」をやったんです。
調べ学習がおわり、配役が発表になってからは、立ち稽古です。
夏休み、塾があっても、みんなでできる限り、稽古をしました。
およそ10日間。
そして8月3日は9時~17時の「リハーサル」をやりきって、ようやく「ほうせんか」は完成したのです。
皆さんに少しでも、何か伝わっていたら、この劇をやった甲斐があるというものです。
執行部・委員長のみなさん、おつかれさま。
ここで、陰で働いてくれた裏方さんを紹介します。
音響&効果(ドライアイスでの煙係)
- Nさん(3年)
- Tさん(2年)
OHP(オーバーヘッドプロジェクター)
- Mさん(2年)
暗転での移動&ドライアイス
- Sくん(2年)
おつかれさま。
ついにあれを使う日が…
と言いますのは、2学期に友愛セールがある予定なんで、そろそろ「氷タダ券」の出番ですよ。
え?
なくした?
そんなの、執行部は知りません(フフフ)
おわりに
劇「ほうせんか」
実は、もへちゃんが、劇「ほうせんか」を指導したのは1回ではありません。
伝説の生徒会の子たちは、2度目でした。
1度目は1987年、もへちゃんは先生3年目でした。
それまでの人生で演劇とは無縁だったもへちゃんが、演劇教育のすばらしさを知った作品でした。
だから、1995年の伝説の生徒会の子たちにも
平和劇をやってみないか?
と自信を持って誘えました。
なお、この作品はもへちゃんのオリジナルではありません。
それまでの人生で演劇に無縁だった先生3年目の若造が、素晴らしいシナリオを書けるわけがありません。
1987年当時の先輩の先生から、雑誌「演劇教育」に載っていた「ほうせんか」を勧められたのが、もへちゃんの先生人生を大きく方向づけてくれました。
失敗は成功のもと
ちなみに、1996年度からはオリジナルの劇作りにとりくみました。
- シナリオに、兵士が死ぬ場面を書いたら、本番で笑いが起こったり…
- 空襲に焼かれていく親子の場面を書き、親子ともに絶叫するような演出をしたら、一方の子の絶叫が凄すぎて、もう1人の子の台詞が聞こえなくなったり…
たくさんの失敗を重ねながら、少しずつ「マシ」なシナリオを書けるようになっていきました(^^;)
「ほうせんか」は公演時間約40分でしたが、しだいに時間が長くなり、最長100分なんてシナリオを書くようになりました。
ちなみに100分間の劇を書いた頃は、「マシ」になっていたからか、子どもたちは集中して観てくれてました。
もへちゃんズ出版
ちなみに、先生人生で20本強のシナリオを書きました。
そのうち、短編(上演時間40分程度)の朗読劇4本のシナリオを、Amazon Kindleから電子書籍として1部250円で販売しています。
これらは「もへちゃんズ出版」というオリジナルブランドからの出版ですが、数学の本だったら、ちゃんとした(笑)出版社からの本も書いてます。
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