2021/07/15
はじめに

もへちゃんが今年3月まで勤務していた地域の中学校の夏休みは、7月21日からです。
もへちゃんは、てっきり7月23日からと思ってました。
これって東京オリンピックでした(笑)

しかし、オリンピック、大丈夫ですかねぇ…(^^;)
だって、今日(2021/7/15)の東京の新規感染者は1308人。
これって第4波のピークの1121人より多いんですよ。
新型コロナウイルス感染症って、安部元総理、森元東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会会長、二階自民党幹事長…等の方々の、自分の考えを押し通すやり方で、裏目にでるばかりです。
まさか、とにかくオリンピックだけやって体裁をつくろった後、パラリンピックは中止…なんて考えてないですよね。

いかんいかん(>_<)
東京オリンピックのことではなく、子どもたちの夏休み前のことを書くつもりだったんだ。
気を取り直して、「3年3組学級記録 No.25」(2017年7月20日発行)を紹介します。
1つの時代が終わり、次の時代へ
記録23
今日は、KN中と戦って、負けて中体連が終わりました。
僕は、実は去年の10月まではレギュラーではありませんでした。
悔しくて、部活が終わった後、玄関で泣きそうで、部活を辞めようと思うことが頻繁にありました。
でも、あきらめずに素振りやランニングをして、レギュラーをとれるように努力しました。
その努力が実を結び、今年からレギュラーをとることができました。
その嬉しさは、今でも忘れません。
今日で中学校での野球は終わってしまったけど、これまで一生懸命頑張ってこれたので悔いはありません。
今からは猛勉強をして、志望校に受かるように頑張りたいです。
そして、高校では野球をして、今の野球部だった人と、次はライバルとして戦いたいです。
FKさんの班ノートの記録より引用
今日で1学期が終わる。
いくつかの勝ち進んでいる部活に入ってる人を除いて、大半の人は部活を引退した。
君の1つの時代が終わった。
去年までなら、終業式の後
暑い暑いグラウンドで
体育館で
夏の暑さに逆らうかのように
これでもか
これでもかと
自分をいじめ抜いた。

君はその経験から何を学んだろう?
身体のきつさで言えば、「受験勉強」は「夏の部活動」に比べるとかなり楽だ。
にも関わらず、「勉強」となると自分に負ける人が出てくる。
そこでいくつかのコツを書いておこう。
夏休み中、自分に負けないための効果的な勉強法
①夏休みを4つのハードルに区切れ!
「10月のテストで100%の力を引き出す」ことをゴールと考え、その手前にあるハードルを1つひとつクリアしていこう。
例えば、40日の夏休みを10日ずつで区切って、「4つのハードル」を考える。
- 1つめのハードル(7/21~7/30)
- 1つめのハードルでは、暗記物をとことんやる。
- 理科、社会、英単語、漢字…
- 1つめのハードルでは、暗記物をとことんやる。
- 2つめのハードル(7/31~8/9)
- 2つめのハードルでは、問題集のA問題(基礎)をガンガン勉強する。
- もちろん英単語等の暗記も平行してやる
- 2つめのハードルでは、問題集のA問題(基礎)をガンガン勉強する。
- 3つめのハードル(8/10~8/19)
- 3つめのハードルでは、A問題の2回目(間違ったところ、解けなかったところ)とB問題。
- 4つめのハードル(8/20~8/31)で、A問題3回目、B問題2回目、C問題をガンガンやる。

②「今から1時間やる」は✕

今から1時間、数学をやる
とかでなく、

今から『正の数・負の数』のA問題をやる
と、その時間の目標を決めて、終わらなければ終わるまでやる。
早く終わった場合は休憩してOK!
③暗記するためのモチベーション
おぼえた英単語数や基本文型、漢字などの数を、目に見えるところに貼る。
毎日のように、その数を増やす。
例えば、「英単語を500おぼえよう」と思っているなら、

40日をかけて500個!
ではなく、②のように英単語用のハードルを作ろう。
- 「7/21~7/30までで200語おぼえる」
- そのために「7/21は20語おぼえる」というミニハードルをつくる。
そして、③のように

今から1時間半、単語をおぼえる
ではなく、

今から英単語を20語おぼえる
という決意で勉強を始める。
④午前中は「思考力」、暗記物は夜
2つめ、3つめ、4つめのハードルで問題集にもとりくみ始めたら、午前中は思考力が必要な数学や国語をする。
暗記物は夜にすると効果的。
⑤人の力を借りてでもわかる
問題を解こうとして、わからない時は「1分考えてわからなかったら解答・解説を読む」。
当然、提出物を仕上げるための勉強ではないのだから、なんでその答えになるのかを一生懸命考え、「あ~ね」と自分で納得できるまで考え抜く。
塾に行ってる人、家庭教師と勉強してる人は、その人に聞くのもgood。
そうじゃない人は、学校であっている勉強会(7/26、27、31、8/2、3)に来てもらってもいいし、数学の勉強会があっている日(7/24、8/3、4、16、18、23、24)は、僕かHH先生が学校にいる。
記録24
今日は勉強をしました。
これからも続けていきたいです。
FKさんの生活ノートより引用
記録25
もーすぐ夏休みです。
ということは勉強祭りです。
塾や自主学で受験勉強をしっかりしたいです。
mmさんの生活ノートより引用
「雨だれ石を穿つ」という言葉がある。
雨だれでも、何十年も続けば石に穴を開けるって意味だ。
けれど高校受検という大岩に、やっと指が通るくらいの穴を開けたって、その先には行けない。

コツコツやってできた穴に火薬をつめこみ、大岩を爆破して先に進む…僕が持つ受験勉強のイメージだ。
歴代もへちゃん組の先輩達は、そうやって受験を乗り越えた。
この40日で、爆破する程の勉強をやり抜こう。
おわりに

ほぼ同じ
ほぼ同じ内容の通信(2018年発行の学年だより)を紹介してました(^^;)
自分が書いた通信を参考にして、次の年に書いたってのが真相です(^^;)
「夏休みを4つのハードルに区切れ!」をさらに具体的に
さらに「①夏休みを4つのハードルに区切れ!」の部分を具体的に書いた通信も紹介済みです。
ちなみに①~④は、漫画「ドラゴン桜」が元ネタです。
「⑤人の力を借りてでもわかる」は『学び合い』の考え方の1つです。
「コツコツやってできた穴に火薬をつめこみ、大岩を爆破して先に進む」というもへちゃんの受験勉強のイメージは、自分自身の経験から来ています。
特別な学級通信「3年3組学級記録 No.25」
さて、今回紹介した「3年3組学級記録 No.25」は、もへちゃんにとって特別な通信です。
というのも、もへちゃんにとっての最後の学級通信だからです。
2017年の夏の終わり、娘が急逝しました。
忌引きの期間を終え、学校に戻ったのですが…。

中3生の進路獲得という大事な時期に、担任が「心ここにあらず」じゃ子どもたちに迷惑がかかる…
1ヶ月も経たずに病休をとってしまいました。
3ヶ月後、副任として復帰しました。
次の年、異動先の学校では、初めて副任を希望しました。
そして2年後、退職…。
学級担任として最後の通信が、今回紹介した「3年3組学級記録 No.25」なのです。
ちなみに、もへちゃん自身が最初に書いた学級通信は…持っていません(>_<)
コメント