2021/12/06
はじめに

もへちゃんが勤務していた地域では、11月末~12月初旬は、中3生の三者面談の時期です。
中3時代のもへちゃんもそうでしたが、高校入試で「逆転」を目指す子もいるのではないでしょうか?
そんな中3生に向けて書いた通信「3年7組学級記録 No.80」(2010年11月9日発行)を紹介します。
逆転 ナメんじゃないよォ
学年集会で、ふだんニコニコしてるYM先生から

進路に関して、甘く考えてる人が多い!
と厳しい指摘を受けた。
「進路」を勝ちとるってきつい。
何回も投げ出したくなるだろう。
けれど、ここでくじけたら…
過去の自分の頑張りが無駄になる。
そして、未来の自分が後悔する。
今、まさに「今の自分」が頑張るしかないんだ。
YM先生はさらに

昨年の3年生ならこの時期はピリピリしていた。
不安でイライラしている人も多かった。
それがいいとは言わないが、それほど緊張感をこの時期の3年生は持っていた。
君たちには、危機感が足りないのではないか。
と言われた。
逆転
3の7は「逆転」をねらってる人が多いクラスだ。
僕自身、進路を勝ちとろうと逆転してきた人間だから、ぜひみんなにもそれを達成してほしいと思っている。
けれど…
逆転してきた人間が身近にいることで、その体験談を聞くことで、「自分もできる」と気楽に感じさせてしまったのだろうか。
“奇跡” ナメんじゃないよォ!!!!
漫画 ONE PIECE の一場面。
主人公のルフィ(麦ちゃん)が瀕死の重傷を負い、それを唯一治療できるイワさん(奇跡の人)が治療を始めた場面だ。
親友のボン・クレーが様子をのぞいた時、ルフィは苦しみでのたうち回り、血を吐いて絶叫していた。

「ひどい!! 助けて!!」
というボン・クレーの願いに対して、イワさんは

「他人にすがりついてるだけのバカを救えた事はない」
「奇跡は、諦めない奴の頭上にしか降りて来ない!!!!」
「” 奇跡 ” ナメんじゃないよォ!!!!」
と言ってのけた。

「奇跡」を「逆転」に置き換えて、自分自身を振り返ってみよう。
おわりに

すでに、この「奇跡、ナメんじゃないよォ」を用いた学年通信を紹介していました。
これ ↓ ですね。
この「力を引き出す方法③」で紹介した通信は、「中体連大会で、最後の1秒まで目標達成をあきらめないチームになろう」というメッセージとして、「奇跡、ナメんじゃないよォ」を引用しました。
今回の通信では、実力テストで厳しい判定を受けたにも関わらず、その高校を目指している子たちに対するメッセージとして引用しました。
ONE PIECE
もへちゃんが今迄で一番読み返した漫画は「ONE PIECE」です。
ONE PIECEの作者の尾田栄一郎さんは、漫画を通して読者に対していろんなメッセージを発信していると、もへちゃんは思っています。
先生時代のもへちゃんも、通信を通して、子どもたちにいろんなメッセージを届けようと思ってました。
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