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人権週間(12/4~10)のパンフで保護者を啓発できる子どもへ

2020/12/08

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 このブログを読んでくださっている方の中で、リアルのもへちゃんをよく知っている人はわかると思いますが、もへちゃんの教育実践の基盤は

  • 平和教育
  • 人権教育
  • 学び合い』

です。

 さて、新型コロナウイルス感染症以前だったら、12月第1週のこの時期は、全国人権・「同和」教育研究大会(全同教大会)や、各市の人権フェスタや人権週間等、人権教育に関するとりくみが数多くあってました。

 それは、12月10日が「世界人権デー」だからです。

 そこで今回も『学び合い』シリーズはお休みして、人権週間について書いた「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.123」(2018年12月3日発行)を紹介します。

人権週間

 国際連合は、1948年12月10日の第3回総会で、世界における自由、正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、世界人権宣言を採択しました。

もへちゃん
もへちゃん

歴史か公民で勉強したかな?

 1950年12月4日の第5回総会では、世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め、国連に加盟している全ての国や関係機関が、この日を記念日として、人権活動を推進するための様々な行事を行うことを決議しました。

 日本でも1949年から、毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から10日まで)を、「人権週間」と定めて、その期間中、人権を尊重する考えを広めるためのいろいろな活動を行っています。

 と、ここまでは、学年だよりミニにしては、やたらと難しい言葉が続いてびっくりした人、読む気を無くした人もいるかもしれません。

もへちゃん
もへちゃん

 でも大丈夫です。

 ここから気楽になっていきますから(笑)

 明日から始まる人権週間で◯◯市は、次のようなパンフレットを全世帯に配るんだそうです。

2018年太宰府市人権パンフレット表紙

 このパンフレットの「第1章」が次の画像(人権パンフレット3ページ目)です。

 きっと知ってる内容のはずなんですが…

2018年太宰府市人権パンフレット3ページ目 教科書無償運動について

 実はあなたたち◯中の3年生が、前期前半で行った人権学習「教科書無償→福岡県奨学会奨学金」の授業について、市役所の社会教育課の人から

教えてください

と言われ、6月頃にみんなが勉強したプリントとかを渡していました。

 それを参考に、人権パンフレットの3ページ目は書かれています。

 だから、明日から始まる人権週間で、家にこのパンフレットが届いたら

 このページはねぇ、私たちの人権学習が元なんだよ!

と、おうちの人に自慢できます(^^)

 さらにこの第1章のページには、文字数制限で書かれなかった

 教科書無償を強く求めたきっかけは紫雲丸事件だった

こととか

 紫雲丸事件で、我が子をなくした家族の人たちの思い

を解説したり、

 この海難事故で、なぜ被差別部落の子たちの死亡率が高かったのか

なんか解説して、おうちの人の人権感覚を深めることができたら、かっこいいと思います(^^)

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

子どもの人権学習が、親の世代への啓発にもなり得る

 自分たちが学んだことが、市の人権パンフレットに載っているというのは、とてもありがたいことです(^^)

 市役所の人権政策課の方に感謝です<(_ _)>

  • 子どもへの人権学習が、親の世代への啓発につながるきっかけになり得ます。
  • 親子で差別について考える機会になります。
  • 保護者が差別的な言動をすることもあるかもしれませんが、その間違いを、子どもが正してくれるはずです(^^)

 もへちゃん自身、親の差別認識の中で育ち、そのままだと差別者になっていたかもしれませんが、学校の人権学習で部落差別があることを知り、それを残している大人に反感を持ちました。

 さらに先生になり、被差別部落の人に出会い、差別の現実に学び、怒りを持ち、部落差別をはじめとする様々な差別を無くすために、「人権教育」を自分の教育実践の基盤としました。

あいうえおの人権教育

 あっ、「人権教育を教育実践の基盤に…」なんて書くと、すごく難しいことをしているかのように思われるかもしれませんが、私の人権教育のモットーは「あいうえおの人権教育」です。

 このブログでも、「あいうえおの人権教育」について書いた通信を何度も紹介してきました。

  • あ…明るい
  • い…いい加減(ほどよい加減)
  • う…嬉しい
  • え…笑顔
  • お…おもしろい

ですね。

「あいうえおの人権教育」の具体例

 今回、紹介した通信の中にある

 あなたたち◯中の3年生が、前期前半で行った人権学習「教科書無償→福岡県奨学金」の授業

というのは、こちら ↓ で紹介しています。

 また、就職差別についての人権学習 ↓

も、もちろん「あいうえおの人権教育」を意識して、教材作りをしています。

 というか、もへちゃんは、人権学習の全てで「あいうえおの人権教育」を意識してきました。

 文科省が問題視し、「特別な教科 道徳」導入のきっかけになった「静かで、当てられた子だけが発表する道徳」。

 しかし、残念ながら、そんな道徳の授業はあちらこちらで見られます。

 そんな受動的で、建前だけの人間を育成してしまう授業、それの対極が「あいうえおの人権教育」だと自負しています。

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