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人類史上、最も有名な「あ~ね」…アルキメデスの「ユリーカ(ヘウレーカ)」

2020/11/11

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 もへちゃんが先生になって2年目か3年目、広島県の中学校の先生だった八ッ塚実さんを訪ねたことがあります。

 もへちゃんが学級通信の名前を「学級記録」としてきたのも、八ッ塚実さんの「学級記録」をオマージュ(尊敬・敬意)したからです。

学級記録 八ッ塚実著

 その中に「ユリーカ」と題した通信があります。

もへちゃん
もへちゃん

いつかは、こんな通信を書きたい

そう思い続けてきました。

 今回は、八ッ塚実さんの「ユリーカ」を引用した通信「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.116」(2018年11月20日発行)を紹介します。

ユリーカ

 先週の金曜に出した学年だよりミニ114号 ↓ のタイトルは「あ~ね」でした。

 私は、学年だよりミニを3年生の先生方や教頭先生に見せて、意見をもらうようにしていますが、114号では◯◯先生や教頭先生から

 「あ~ね」っていうのは、何だか軽い感じがします。

 わかってないのにわかったつもりになった時とかに生徒が言いそうな言葉ってイメージです。

とアドバイスもらいました。

 私としては、あなたたちが「わかった!」「できる!!」と心の底から思えたときに、自然に出てくる言葉として選んでみたのですが…

 確かに「あ~ね」には軽いイメージがありますね(笑)

 ところで、人類の歴史の中で有名な「わかった!」という言葉があります。紹介しておきます。

ユリーカ やつづかみのる

 「ユリーカ!」

 アルキメデスは、その時、大声でこうさけんだ。

 喜びに胸をふるわせながら。

 

 「王様の純金の冠に、まじり物はないか?」

 

 どうやってそれを調べよう。

 くる日も くる日も

アルキメデスは考え続けた。

 

 だれにたずねることもできない。

 だれも教えてくれない。

 

 自分がはじめてなのだから。

 だれも知らないことだから。

 

 結論は、ある日ひょっこりとやってきた。

 湯船からあふれ出る湯が、ヒントを与えてくれた。

 

 その時、思わず口からほとばしり出たことば、

 それが、「ユリーカ!」

アルキメデス Wikipediaより引用

 「ユリーカ」は、ギリシアのことば。

 その意味は、「わかった!」

 

 原始からの人類の歴史は、一つ、また一つと、

 わかったことを、ふやしてきた。

 

 そのたびに、口からあふれ出た「ユリーカ」

 さまざまな国のことばでさけばれたであろう「ユリーカ」

 

 なんにも知らなかった人類。

 すべてがはじめての体験だった人類。

 

 その人類の一人として生まれてきたぼくら。

 やっぱり同じように、はじめてのことばかり。

 

 いつだって人に教えてもらえる、と思うのは、

 人間らしい生き方とはいえない。

 

 だれも教えてくれないことがある。

 くる日も、くる日も考え続けるからこそわかることがある。

 その時こそ、大声でいおう。

 「ユリーカ!」と。

 

 君の「ユリーカ」はどんなことばだろう。

 どんな思いをこめてさけぶだろう。

 「やっとできた!」

 「こうだったのか!」

 「しめた!」

 どんなことばだっていい、君の感動のことばなのだから。

 

 数千年の人類の歴史の縮図を ぼくらの一生で歩むのなら、 勇気をもって「はじめて」とぶつからなければならない。  

 

 おどおどしてもよい。

 どきどきしてもよい。

 「はじめてのこと」と対決している君の工夫と知恵は、

君の隣で工夫をこらしている友の知恵とこだましあって、

りんかくがはっきりしてくる。

 「教えあい」も、人類の尊い知恵だ。

 

学級記録(八ッ塚実著)より引用

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 NHKで「又吉直樹のヘウレーカ」という番組があっていて、時々見ています。

 ホームページを見ると

 お笑い芸人で作家の又吉直樹が、「言われてみればどうして?」という暮らしに潜むフシギを見つけ出しひも解く教養バラエティ!

 「ヘウレーカ」とは“わかった”“発見した”という意味で古代ギリシャの科学者、アルキメデスが「アルキメデスの原理」を発見したときに、嬉しさのあまり裸で「ヘウレーカ!」(古代語の εuρηκα)と叫びながら街中を走った、という故事にちなんでいます。

又吉直樹のヘウレーカのホームページより引用

とあります。

 なお、ユリーカは「εὕρηκα」をラテン文字に翻字した「eureka」を英語読みしたものだそうです。

 ちなみに、アルキメデスさんのことは以前、このブログで書いています。

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