今年は無い夏休み明けのテスト。もしあるなら「なぜ学ぶか・Dr.STONE編」

2020/08/20

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 「なぜ学ぶか」というテーマは、もへちゃんの通信の中で繰り返し扱うテーマです。

 約40日の夏休みを経て行われる夏休み課題テスト等の後に書く通信も絶好の機会なのですが…

 今年(2020年)は、新型コロナウイルス感染症の影響で、夏休みがたった9日間だったりするので、「夏休み課題テスト」等は実施しない学校の方が多いと思います。

 けれど、夏休み課題テストに限らず、テスト前後に「なぜ学ぶのか」を伝えるのは有効だと思います。

 中3生であるならば、進路に直結するので「我がこと」として伝わりやすいのですが、中学1・2年生だとなかなかそうはいきません。

 今回は、そんな中1生に伝えるために、子どもが知っているアニメ「Dr.STONE」を通して「なぜ学ぶか」を語っている通信「◯◯◯中学校1学年だよりミニ」(2019年8月27日発行)を紹介します。

夏休み課題テストとDr.STONE

 夏休み明けの2日間の課題テストが終わりました。

 楽勝だったですか?

 バリ難(むず)だったですか?

 37日間をどう過ごしたかで、感想は違うのかもしれませんね。

 中には

あ~あ、なんで勉強せんといかんとやか?

(なんで勉強しなくちゃいけないんだろう)

なんて思ってる人もいるかもしれません。

 そんな疑問に答えてくれるかのようなアニメを見つけました。

 深夜アニメの「Dr.STONE」です。

Dr.STONE

千空 アニメ「Dr.STONE」公式HPより引用

あらすじ

 超人的な頭脳を持つ根っからの科学少年・千空(せんくう)と、体力自慢でまっすぐな性格の親友・大樹(たいじゅ)。

 幼なじみの杠(ゆずりは)に、長年片思いし続けている大樹は、千空にからかわれつつも、ついに杠に告白しようとします。

 そのとき、突然、空がまばゆい光に覆われ、世界中の人々が一瞬にして全て石化してしまいます。

 それから約3700年が過ぎ…。

 第1話では、西暦5738年の春に石化から目覚めた千空と大樹が、どうして自分たちの石化が解けたのかを調べます。

 二人は自分たちが目覚めた場所の近くにコウモリがたくさん住む洞窟があり、そこからコウモリの糞の成分の硝酸が溶け出した液体が流れ出していることに目をつけます。

 しかし何十羽のツバメに、洞窟から流れ出ている液体をかけても、ツバメは元に戻りません。(石化したのは人類とツバメだけ)

 しかし千空はあきらめません。

「科学でわからないことはない。わからないことは仮説と実験を繰り返し、原因を追及できる」というのが千空のモットーなのです。

 硝酸と酒で腐食液ができると考え、2人は次にお酒づくりを始めます。

 しかし、すぐにはできません。

 ぶどうを採ってきて、つぶして、発酵させて、蒸留して…。

 足で踏み潰すための入れ物も、蒸留するための釜もすべて作らねばなりません。

 長い長い時間をかけてやっとできた腐食液をツバメにかけると…。

 それでも変化はあらわれませんでした(>_<)

 その後も、何度も何度も何度も何度も試行錯誤を繰り返しますがダメ。

 あきらめかけたその時、ツバメの石化が解け大空へと羽ばたきました。

 そのときの千空のセリフ

「『科学ではわからないこともある』じゃねぇ。

 わからないことにルールを探す。

 そのクッソ地道な努力を科学って呼んでるだけだ

アニメ「Dr.STONE」第1話 STONE WORLD より

科学とは=勉強とは

 「勉強」とはコツコツした努力の積み重ねってことを言い表しているようにも思います。

アニメ「Dr.STONE」 第6話「石の世界の二つの国」

 第6話では、千空が突然、美少女に出会います。

 しかしその少女は1トンはありそうな大木の下敷きになっていて、抜け出られないでいました。

 幸い怪我はしてない様子。

 千空が行動しはじめます。

 「俺の体重が60キロちょいとして、かける2の3乗で500キロ」

とつぶやきながら

  • 木を輪切りにし
  • 切り株に穴を開け
  • 竹を真ん中に芯として通し
  • 縄を編み
  • 摩擦を減らすために持っていた石けん(当然、手作り)を縄にこすりつけ…

 そうやって作ったのが「動滑車」でした。

動滑車 イラストACからのイラスト

 これは中学3年の理科で習います。

 そして見事少女を助け出します。

「科学だよ。

発明は紀元前数百年。

アルキメデスのおっさんだ。

高校生のゴミみてえな力を、怪力に変換する」

アルキメデス イラストACからのイラスト

 千空に動滑車の知識がなかったら、1トンの大木を持ち上げることはできなかったでしょう。

 このことは

アルキメデス
アルキメデス

「勉強」とは人を救い出す力になる

ってことを言い表しているようにも思います。

 「人を助ける力」を身につけるために勉強する。

 そして、その力はコツコツと努力を積み上げることでしか手に入れられない。

 確かにそのとおりですね。

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 もへちゃんの通信には、アニメがよく登場します。

 子どもたちはアニメが好きだし、読んで楽しい通信になるからです。

 この考えは、数学教育の書籍を執筆した時に編集者の方から学びました。

 私が

「○○な思いがあるから、□□な本を書きたい」

と伝えた際、

「売れない本は作れないんですよ」

というのをもっと柔らかくて丁寧な言葉で伝えられました(^^)

 そうしてできたのがこの本です。

読みたい通信か?

 学級通信をたまにしか発行しない先生の場合、

「あんなことも書かなきゃ、こんなことも書かなきゃ」

という思いで、小さい字でびっしり書かれた通信を発行されることがよくあります。

 「読まれない通信、読みたくなくなる通信」ってやつです。

 読みたい通信、読んで楽しくなる通信、読んで「なるほどねぇ」と思える通信を発行しなくちゃならない…編集者の方から学んだことです。

涵養(水がジワジワと染みこんでいくさま)

 しかし、Dr.STONEを通して「なぜ学ぶか」を伝えたからと言って、子どもが劇的に変わる…そんなわけありません。

 「なぜ学ぶか」や「人権感覚」なんかは、ジワジワと水が染みこむかのように子どもの心に染みていくともへちゃんは考えています。

 植物がそうであるように、時間と水が必要なのです。

 日々、「なぜ学ぶのか」「被差別の立場の人のことを知り、感じ、行動する」…そんなテーマを、授業でも、朝の会・帰りの会でも、通信でも、手を変え品を変え、シャワーのように子どもたちに注ぎ続けることが大事なのです。

もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

 もへちゃん先生の学級通信の資料置き場には、アニメ「Dr.STONE」の第1話と第6話の画像を置いてます。

 参考にされてくださいm(_ _)m

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