2020/12/29
はじめに

このブログに、検索でたどり着く方もいらっしゃいます。
最近は「新年 学級通信 中学校」と検索されて、たどり着いている方も少なくないみたいです。
もへちゃんが、先生という仕事に就いて30年以上ですので、「新年の抱負」について書いた通信はたくさんあります(^^)
ですが、新年最初の通信の紹介は、やはり2021年になってからにしようと考えています。
「新年 学級通信 中学校」という検索でたどり着いた方は、あと4日お待ちくださいm(_ _)m
今回は、4月から12月までのふりかえり方について書いた「学級記録 No.57」(2006年12月22日発行)を紹介します。
2学期 最終日
学校生活の中で、最も長いと言われている2学期が、今日で終わる。
- 修学旅行
- 大学見学
- 合唱コンクール
- 新人戦
- …
様々な行事があった。
めまぐるしい日々だった。
努力を積み重ねてきた人たち
けれど、そんな日々の中で、コツコツと努力を積み重ねてきた人たちがいた。
「英語クラブⅠ」の人たちだ。
1学期の教育相談で

英語がわからない
と言った人に

やる気があるんなら、1日1枚のプリントで、中1の英語の復習をしてみらんか
と言ったのが始まりだった。
毎日毎日、1枚のプリント
問題集の見開き2ページ分
そして今日、ついに中1の英語・167ページ分が終わった。

それにひきかえ
それにひきかえ、僕自身はどうだったろうか。
2学期をふりかえると情けなくなる。
学級記録の発行が
- 11月は2枚
- 12月は1枚(今日の分)
たくさん書きたいこと、いや、書かねばならないことがあったのに…
- ケンカもあった
- 松山市であった全国人権・「同和」教育研究大会で学んできたこと
- 「絆」をキーワードに後期がスタートした時のみんなの意気込み
- 「切る言葉・つなぐ言葉」の授業でみんなが出してくれた意見
- …
正月とは
2006年をふりかえり、新たな気分で2007年を迎える。
正月とは、そういう節目である。
そこで、僕の2007年の抱負は

学級記録をたくさん発行する
にしたい。
けれど、現状で出せてないのだから、「決意する」だけではダメなんだ。
たくさん出せるようにするための工夫まで考えておかねば!
さらに、出せなくなった原因にまでさかのぼることで「たくさん出す工夫」に至るはずだ。
原因
- 忙しさで、職員室の机の上が散らかって、生活ノートをコピーしたものが行方不明になったりした。
- パソコンで作ることで、思いついたときに書けなかったり、バッテリー不調ということもあり、各場所や時間が制限された。

工夫
- 冬休み中に、徹底的に机上整理する。
- 学級記録を手書きにする。
目標
学級記録を週2枚以上出す。
正月に2007年の抱負を立てる際、ぜひこの3段階の思考法を取り入れてみないか?
年賀状に書いて、出してくれたら、とても嬉しい。
では、よいお年を!
おわりに

英語クラブⅠとは
通信中に出てくる「英語クラブⅠ」とは、部活動やクラブ活動とは一切関係ありません。
「英語をわかるようになりたい」と思っている子に、もへちゃんが買ってきた「中1英語の問題集」の見開き2ページ分のプリントと答えを、帰りの会で渡すだけです。
もへちゃんが中2の頃、担任だったミス村田(英語担当)がしてくれたことを真似たとりくみです。
もへちゃんは、ミス村田のおかげで英語が好きになりました。
(ただし、その後、転校した先のおじいちゃん先生のおかげで、英語が嫌いになってしまいましたが…このことは「学級が始まる際の通信②「担任の自己紹介(夢編)」で書きました)
先生1年目、学級通信を8号しか発行できなかったもへちゃん
もへちゃんが先生になった1年目、学級通信は8号しか発行できませんでした(>_<)
子どもとの関係も上手に作れず、10月くらいから「あと何日」と年度末までの日々を数えながら教室に向かってました。
1年目が終わった時、

このままじゃ、先生って仕事を60歳まで続けられない(>_<)
そこで2年目から意識的にとりくんだのが
- 学級通信をたくさん発行する
- 体罰をしない
の2つです。
恥ずかしながら、大学出たてのもへちゃんは、子どもが失敗したとき、考えさせる言葉を持たず、「力」で指導してました。
当時のみなさん、本当にごめんなさいm(_ _)m
その後、今風に言えば「エビデンスはないですが」、学級通信をたくさん発行できた年の学級は、そうでない年の学級より子どもたちがつながっているように思えました。
しかし、今回紹介した通信にあるように、その後も「書けない」日々がしょっちゅうありました。
1年間で172号発行!
2017年、病休明けで復帰した際、自分自身に負担がないようにと、学年だよりをB5サイズで出すことにしました。
次の年、同様の方法で1年間で172号発行できました。
自己最高記録でした(^^)
B5版だと文字数が少ないから、たくさん出せたわけです。
しかも、多く書きたい時は裏面まで印刷すればいいので、最大B4サイズ分の文字数の通信を書くことが可能です。
そして不思議なことに、2017年に発行した「学年だよりミニ」は、B5両面版の方が断然多くなりました。

学級通信をたくさん発行したいなぁ
と思っている先生は、お試しあれ!
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