PR
スポンサーリンク

「清掃」と「掃除」…もへちゃんが使うのは「清掃」です

2021/08/31

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 前回のブログで、当時小学1年生だった娘ともへちゃんの会話から、もへちゃん組の子たちの清掃法についてお伝えしました。

 さて、前回紹介した通信は1995年発行。

 1995年のもへちゃんは、「掃除」という言葉と「清掃」という言葉を区別してませんでした。

 しかしその後、こだわって「清掃」という言葉を使うようになりました。

 それはなぜかというと…

 「清掃」と「掃除」と題した学年通信「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.85」(2018年9月28日発行)をご覧下さいm(_ _)m

「清掃」と「掃除」

 昨日は、最後の前期専門委員会でした。

 それぞれの委員会で委員長を務めている3年生のみなさん、お疲れ様でした<(_ _)>

 生徒会スローガン「一心~高めあい・助け合い・◯中愛~」達成を目指して、この1年間、様々なとりくみを提案してきて、いかがだったでしょうか?

 学校全体、それぞれの活動を通して「スローガン達成できた!」と言えるレベルまで高められましたか?

 「達成とまではいえないけれど、前進することはできた」と感じているんなら、委員長職が終わったからとスローガン達成をあきらめてはいけません。

 なんてったって、あなたたちが体育会で示した「◯中魂」とは「最後の最後まで『あきらめない』ことをあきらめない」だったのですから。

 あなたたちの背中を見ながら後輩は育っていきます。

 卒業するその日まで「一心~高めあい・助け合い・◯中愛~」を求め続けていきましょう。

「清掃」という言葉を使い続けた整美委員長さん

 さて、私が担当している整美委員会の委員長をしているSYさんはこの半年間、提案の際に「掃除」という言葉は一切使わず「清掃」という言葉で通しました。

 彼女の中では「清掃」と「掃除」について明確な違いがあるんだろうなぁと思い、頼もしく思っていました。

 みなさんは「清掃」と「掃除」について考えた事、ありますか?

 かなり以前から貼られている掲示物には、「一生懸命掃除をしよう」と書かれています。

 最近作られたと思われる掲示物には「せいそう」という言葉がありました。

 「掃除」は「く」+「のぞく」ですから、ごみやほこりを取り除き、きれいにすることをいいます。

 「清掃」にも「く」という漢字はありますが、さらに「きよく」という漢字が付いています。

 だから見えるところのゴミを除くだけでなく、その場全体を清浄せいじょうにする…すなわち、見えないところまできれいにすることをいいます。

 心の持ちようが違うってことでもありますね。

 SYさんが整美委員会でとりくみたかったのは、こういうことだったのかな?

 このような深い考えが、次の世代にも、いや◯中の伝統として伝わるといいですね。

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 初回の整美委員会で話した「清掃」と「掃除」の違いを、整美委員長のSYさんは自らのものにしてくれたのか、委員長職の間、ずっとこだわってくれました。

ナニワ金融道に学ぶ清掃

 もへちゃんが「清掃」という言葉にこだわり始めたのは、いつの時なのか、実は覚えてませんm(_ _)m

 でも

  • 掃除…見えるところをきれいにする
  • 清掃…見えないところもきれいにする

を再認識させてくれたのが、もへちゃんの愛読書の1つ、マンガ「ナニワ金融道」のこの1ページです。

ナニワ金融道 17巻「220発目 海の世界に金の匂いを嗅いだ灰原」(青木雄二著、講談社刊)より引用

 都沢の「掃除とは見えない所をやるもんなんやで…」という言葉は、もへちゃんの中の「清掃」の定義と同じだったのです。

青木雄二さん

 作者の青木雄二さんは、漫画家で成功する以前、30以上の職業を転々とした方です。

 会社を起業し、借金し、やりくりに苦しんだこともあるそうです。

 ナニワ金融道には、それらの経験も描かれているそうです。

 だから、都沢の掃除についてのセリフも、青木さんが経験した職業のどれか1つで感じたものだと、もへちゃんは思っています。

 作風はお世辞にもスマートとは言えません。

 しかし、意外なことに青木さんのいろんな著書(漫画ではなくエッセイ本)を読むとマルクスやドストエフスキーに影響を多大に受けたと書いてました。

 そんな青木さんは「初詣には行くけど、神様に頭を下げることはない」そうです。

 実は、もへちゃんもそうなんです(^^)

 だからと言うわけでは無いのですが、

  • この世の中、うまい話なんて無い
  • 契約することの責任の大きさ

 そんなことを伝えるために、「ナニワ金融道」は、我が子や教え子たちにぜひ読んでもらいたい漫画の1つなのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました