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清掃は「労働」を学ぶ教材…でもゲーム的な要素も入れたくなります

2021/08/30

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 もへちゃんが先生時代、こだわっていたことの1つに清掃活動がありました。

 「コツコツとりくむことで成果が出る」というのは真実だと思ってますが、現実の世界ではなかなかそうはいきません。

 その点、清掃はコツコツとりくむと、どんどん綺麗になっていきます。

 だからとっても教育的だと思っていました。

 どんなこことをしていたのかが、なんとなくわかる通信を見つけたので、今回はそれ「学級記録 No.15」(1995年9月8日発行)を紹介します。

そうじじまん

 昨日、うちの長女(YM、小学1年生)とお風呂に入っていたとき、こんな会話をしました。

もへちゃん
もへちゃん

 今日、学校で何の勉強した?

 う~んとね、国語と道徳と音楽

もへちゃん
もへちゃん

 へぇ~、道徳って何をしたん?

 あのね~、草取り。

もへちゃん
もへちゃん

 何ね、草取りね(^^;)

 そうだよ~

 草がい~っぱい伸びとったとよ。

 でも、もうせんでいいと(しなくていいの)。

もへちゃん
もへちゃん

 なんで?

 外掃除の係やったろ。

もへちゃん
もへちゃん

 ううん、掃除は変わったと。

もへちゃん
もへちゃん

 じゃあ今度はどこになったと?

 教室。

もへちゃん
もへちゃん

 へぇ~

 父さんも教室の係やが(係だよ)。

 教室って楽しいっちゃんね~(楽しいんだよね~)。

 でも、ほうきはとられたから、雑巾とよ。

もへちゃん
もへちゃん

 父さんの学校のお兄ちゃんやお姉ちゃんは、ほうきより雑巾したがる人が多いよ。

 ふうん…

 ここで、『ワックス雑巾』のことや、『誰が一番教室をきれいにしたか競争』のことを話そうとしたのですが、小学1年生にはわからんだろうと思い、グッとこらえたのです。

もへちゃん
もへちゃん

 だって教室がきれいになるの、うれしいやろ?

 だから、そうじいとうよ(好きだよ)。

 でも、YMの教室はね、前のとこと横はきれいだけど、真ん中は汚いとよ。

もへちゃん
もへちゃん

 ワックスが剥げているってことを言いたいのだろうか?

写真ACからの写真
もへちゃん
もへちゃん

 それでも、拭いたらきれいになるやろ?

 ううん。

もへちゃん
もへちゃん

 どんなふうに拭きよると?(拭いてるの)

 そのまま拭いてる。

もへちゃん
もへちゃん

 父さんの学校は、雑巾、濡らしてから拭くよ。

 小っちゃいからYMたちはカラ拭きなんだね。

 こんな話をしながら、みんなのことを思い出してました。

 1学期の頃、SBさん・OKくんと編み出した『2段階廊下・雑巾がけ法』(名前は今考えた(^^;))。

 後半、OMくん、HRくんも実行してくれたっけ。

 途中からもへちゃんが教室に入り、みんなでやり始めた『能率的床拭き法』や『ワックス雑巾』、『誰が一番教室をきれいにしたか競争』。

 そんな中で、毎日黙々とほうきをかけてくれるOKくん。

 対照的に、ぎゃあぎゃあ走り回りながらもいつの間にか黒板をきれいにしてくれるUCさん、NKさん、FJくん。

 ゴミが溜まってるよな~と考えてると、いつの間にか持って行ってくれてるYMさん、YHさん。

 そんな「廊下・教室」掃除のメンバーの日頃のとりくみがあったからこそ、娘のYMに

もへちゃん
もへちゃん

教室がきれいになるの、うれしいやろ?

と自信満々で言えました。

 トイレ掃除、階段、外掃がいそう(外掃除のこと)をしっかり見てないので、その人たちの仕事ぶりは話せませんでした。

 それぞれの掃除場所で、きれいにするための技を磨き抜いてください。

 そして僕に教えて下さいm(_ _)m

 YMに話すだけでなく、何年後かの中学生に

もへちゃん
もへちゃん

 先輩たちはね…

と自信を持って話したいって思います。

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

「ワックス雑巾」とは

 教室や廊下は、定期的にワックスがけをします。

 と言っても、この通信を書いたころは、学期に1回くらいのペースでしたが。

 「学期に1回くらい」と書きましたが、ワックスがけの回数は学校によって変わります。

 最後に勤めた学校では、なんとワックスがけがありませんでした。

 新しい床材でワックスがけが必要じゃない…ってわけではありません。

 「ワックスがけする時間がとれないから」という理由でした。

もへちゃん
もへちゃん

 あ、あり得ん…(^^;)

 話を元に戻しましょうm(_ _)m

 ワックスがけしてから1ヶ月間ほどは、教室や廊下は水拭きではなく、カラ拭きをしてました。

 一生懸命カラ拭きをすると、最後に雑巾を洗うとき、雑巾の表面についた微量のワックスが水をはじくのです。

 この現象を「ワックス雑巾」と呼んで、「誰が一番頑張ったか」=「誰の雑巾が一番水をはじくか」を競ってました。

 最初のうちはもへちゃんの連勝だったのですが、次第に子どもたちに負かされるようになりました。

 うれしい敗北です(^^)

「誰が一番教室をきれいにしたか競争」とは

 ワックスがけをして1ヶ月が過ぎる頃くらいから、水拭きするようになります。

 床拭きをする際、雑巾を一度も裏返さず同じ面で拭き続けると、雑巾がかなり黒くなります。

 清掃時間が終わり、雑巾を水洗いする前に、雑巾担当どうしで見せ合い、誰が一番教室をきれいにした雑巾かを決定してました。

 担当どうしで決定できない場合は、通りかかった生徒(時には他のクラスの子ってこともありました)に、どの雑巾がいちばん黒いかを決めてもらってました。

 その際、誰の雑巾かわからないように、並べ方をランダムにして、忖度されないように気をつけてました(笑)

 こちらも最初のうちはもへちゃんが連勝したのですが、だんだんと勝てなくなっていきました。

 忖度してもらってたら、もっと勝てたんだろうけど…。

 けれど、こちらも負けることの方が嬉しいので、忖度の入り込む隙間を無くして正解でした(^^)

「2段階廊下・雑巾がけ法」「能率的床拭き法」

 「2段階廊下・雑巾がけ法」と「(教室)能率的床拭き法」は、基本の動き方は同じです。

 文字だけの説明では、わかりにくそうです(>_<)

 パワーポイントなんかで図を書いたりすればいいのですが…

 ちょっと今回はパスさせてください。

 いずれ報告したいと思いますm(_ _)m

「掃除」と「清掃」

 今回紹介した1995年の通信では使ってましたが、いつの頃からかもへちゃんは「掃除」という言葉を使わなくなりました。

 かわりに「清掃」って言葉を、こだわって使うようになりました。

 このことはすでにブログに…

もへちゃん
もへちゃん

 えっ、

 あれっ?

 ない!?

 書いたと思ってたら、書いてませんでした(#o#)!!

 ということで、次回は「掃除」と「清掃」の言葉の意味について書いた通信を紹介したいと思います。

コメント

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