2021/12/21
はじめに
3学期制の学校だと、まもなく2学期が終了。
2学期制だと、後期前半が終了ですね。
中学3年生は、入試が日一日と近づいてくるわけで、不安を感じてる子もいます。
もへちゃんが中3生の担任になったときは、不安を取り除くことはしませんでした。
ではどうするか?
そのことを書いた通信「中央フリーウェイ No.83」(1987年12月10日発行)を紹介します。
2学期もあと2週間
記録299
来年はたつ年ですね。
「たつ」って竜のことなんですね。
たつのおとしごは、たつが海に落としたから、「竜の落とし子」になったと初めて知った!
中国では、大きな滝をさかのぼったコイは、龍となって空を駆け上るという言い伝えがある。
君らも、春に龍となり、空を、世間を駆け巡れ!
記録300
H(地名)には、まだコスモスが咲いているところがある。
コスモスだけならまだいいんだけど、なんで12月のこのさむ~い時期に「ヒマワリ」が咲いているんだろ?
信じられない!
ヒマワリって夏のはず。
どこをどう間違えると冬にヒマワリが咲くんだろうか。
時々、真冬に桜が咲くというのは聞いたことあるが…。
記録301
せーそー(清掃)コンクールが始まった。
整美班がよくとりくんでいた。
記録302
朝自習コンクールがあってるって、みんな知らないぐらいにうるさい。
2つのコンクールが行われている。
君らはもう3年生だから、僕は
コンクール、ありよろうが(あってるだろうが)。
頑張らんか(頑張らないか)!
と追い立てようとは思わない。
しかし、君らがまとまって清掃をやれてたり、HRの時に
最近、そうじをみんなよく頑張っている(^^)
という意見を聞いたりすると、嬉しくなってニヤケそうになる。
やっぱり、自分のクラスがいいクラスってのは嬉しいものだ。
By the way(ところで)
By the way 朝自習コンクール、調子が悪いらしい。
何故だ?
いやいや、コンクール中じゃなくても、朝自習で、実力を1%でも多く発揮するためのトレーニングを、真剣にせないかん(しなければならない)のではないか?
真剣さが、こと勉強に関して足りないんだ。
誰かが突っつきはじめ、小声で話し始め、そしてみんなが平気でしゃべり始めてる。
誰も「やめよう」とは呼びかけない。
そして、互いの将来をつぶしあっているのだ。
きっと、このことも「やればできる」
1人ひとりは「頑張りたい」
1人ひとりは、こんなふうに頑張ったり、願ったりしてるんだ。
記録303
今日、期末の結果が4教科返ってきた。
1教科ずつ見直してみようと思う。
記録304
今日は、名付けて
「期末が返ってくるし、二者面談はある。さらにコンクールが2つもある重要な週間」
です。
来週は三者面談もあるし…。
とっても大事なことは確かです。
コンクールも、どちらとも賞状をもらいたいです。
今日12/8は、歴史上大切な…太平洋戦争開戦日で、ジョン・レノンの命日という大事な日です。
みんなが願うなら、
真に願うなら、
かなうはず。
- コンクールという目の前の問題も
- そして受験・就職というたった93日or54日後、すぐそこまで来た、でっかいでっかい問題も
おわりに
もへちゃんが中3生の担任になったときは、不安を取り除くことはしませんでした。
立ち向かえ!
と語りました。
やればできる
さて、1987年度もへちゃん組の子たちは、「やればできる」という言葉を大切にしていました。
この子たちが「やればできる」を信じるようになった経緯は、すでに紹介済みです。
しかし「やればできる」という言葉は、裏返すと「やらなければ、かなわない」のです。
だから
とことん努力した者だけが、願いを叶えられる。
僕がそうだった。
と話しました。
そして
今、一生で一番努力しよう!
と話しました。
セルフイメージ
もちろん、大学入試でもっと勉強する子もいるでしょう。
中には、「本当に高校入試が人生で一番努力した」って子もいるでしょう。
実は、どちらでもいいのです。
「自分はこんなに頑張れるんだ」って実感するほど、やってやってやり抜く経験を、中3時代に持たせたい
その経験が、その子のセルフイメージを高めると、もへちゃんは信じてました。
だって、もへちゃん自身がそうでしたから(^_^)v
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