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「新たな日常」でもとりくめる班ノート…友とのつながりのアイテム

2020/05/26

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 ついに全国で緊急事態宣言が解除され、新型コロナウイルス以降の「新たな日常」を模索する日々がスタートしました。

 学校は休校していた2.5ヶ月分を「夏休み短縮」や「土曜授業」で取り戻す予定です。

 でも、それって第2波が来ないって前提ですよね~。

 第2波が来ない間に、やれることはやっちゃおうって考えると、年度当初にじっくりとりくみたいことは、できるだけ時短にしなくちゃなりません。

 そこで時短を求められる「新たな日常」にも使えそうな過去の技…「班ノート」について書いた「3年7組学級記録 No.9」(2010年4月19日発行)を紹介します。

たかが班ノート、されど班ノート

 班ノートが日に日に個性的になってきた。

4班の班ノートから

記録2(▢▢さん)

 〇〇さんからの質問の答えですけど、いつも11:30には寝ますzzz

 11:30以降起きていることはあまりないです!!

 新体操は学校から帰ってきてすぐにあり、帰るのは10:00くらい。

 だから、家に帰ったらもうへとへと↓↓

 だから、11:30には寝ないと次の日がやばいです(^^)

 (班ノートを書いた)前の2人は、寝るのは12:00過ぎとか書いてるけど、勉強してるのですか?

 ちなみに今の時間は11:15です。

 もう家族のみんなもおやすみモードなので、もう寝ます☆

 おやすみなさいm(_ _)m

4班の班ノートの素晴らしさ

 この4班の班ノートでは「会話」が成り立っている。

 班ノートのとりくみの初期には、1人ひとりが自分のことしか書かない。

 しかも差し障りのないような表面的な事柄(ドラマの話だとか、好きな芸能人の話だとか…)のみってことが多い。

 4班はすでにそれを突破している。

 前の人の質問に答えている。

まるで「ラリー」

 テニスや卓球に例えるなら、相手からの球をまた相手に返す「ラリー」が成立してるってことだ。

イラストACからのイラスト

 相手がいないから1人寂しく壁打ちをしてるんじゃない。

 4班の班ノートには、相手に言葉を届けようとする意思が感じられる。

 また「新体操に行って、帰ってくるのが10:00にもなる」って、▢▢さんは自分の生活を語っている。

 自分のことをわかってもらおうって気持ちが込められている。

2班の班ノートから

記録3(〇〇〇〇さん)

  • 名称 〇 〇〇
  • 原材料名 うずまき
  • 内容量(性格) 明るい、人見知り
  • 保存方法 直射日光の当たる場所、高温多湿の所での保存は避けてください 

 誤って目に入った場合は、声をかけてください。

 自己紹介は以上です。

 え~、前の人を見習って「悩み」を書きたいと思います。

 僕の「悩み」はですね~ん~っと~ちょっと待ってください。

          (休憩中)

 はい!! 「悩み」はズバリ、受験です。

 まぁ、受験は怖いです。

 どのくらい怖いかというと、宇宙より広いです。

 おそろしいですね~

 しかし、受験は団体戦。

 みんなでがんばりましょう。

2班の班ノートの素晴らしさ

 この2班の班ノートは、悩みを書きつつ、底抜けに明るい!

 しかも悩みを克服するため「受験は団体戦。みんなでがんばりましょう」って班の仲間に呼びかけている。

班ノートって

 たかが班ノート、されど班ノート。

 友とのつながりのアイテムだ。

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

4行日記と班ノート

 私が勤務してきた多くの中学校では明日の時間割を書く「連絡帳」に4行ほどの日記を書かせることが多かったです。

 担任とその子とのつながりという意味では「4行日記」には意味があります。

 けれど、私は「4行日記」より「班ノート」のとりくみの方がいいと思っています。

班ノートの方がいい理由…コミュニケーション能力

  • 担任と子どものつながりは1年
  • 3年間担任した子でも3年

 先生は、その子の将来にまで手を差し伸べることはできないのです。

 一方、子どもと子どものつながりは、人にもよるでしょうが一生って子もいます。

 「ふるさとの幼なじみ」というつながりは、将来、人生の困難に遭った時、相談できるつながりではないでしょうか。

 文科省も「コミュニケーション能力」の重要性を説き始めました。

 困難に遭った時、自分1人で悩んで解決できずに逃げる…のではなく、「他の人に助けてもらう能力」、「相談して助けてもらう能力」それがコミュニケーション能力だと私は思っています。

 だからこそ「担任↔子ども」ではなく「子ども↔子ども」のつながりを鍛える班ノートのとりくみって大事だと思うのです。

班ノートを成長させる

 もちろん「班ノート書け~」って渡すだけだと、差し障りのないような表面的な事柄(ドラマの話だとか、好きな芸能人の話だとか…)のみのノートになります。

  • 班ノートに対して、担任がどんな赤ペンの返事を書くか
  • すてきな班ノートを、間を開けず学級通信でクラス全体に紹介し、素晴らしさを解説する
子どもが1ページ書いてきたら、赤ペンの返事も1ページ!

 班ノートを成長させるには、そんな工夫は必要です。

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