2020/12/17
はじめに
ドラマ「3年B組 金八先生」よりもつながりのある学級集団を、もへちゃんは求め続けてきました。
『学び合い』の考え方を子どもたちに説明する時の
仲間を誰1人見捨てないクラス
も、その1つです。
ただ、『学び合い』の考え方を基にした授業つくりに出会ったのは、40代後半でした。
それまでは、全国人権・同和教育研究大会で見聞きする「学級集団つくり」のレポート報告で、真のつながりのある学級集団を感じてきました。
そこで前回・前々回に引き続き、2015年 第67回 全「同」教大会に参加した後、職場の方々に、学んできた内容をフィードバックするために書いた「2015おみやげ通信 No.4 第3面 上段の記事」(2015年12月1日発行)を紹介します。
「このクラスの支えがあったから変われた」~支え合って、学び合う~
次に、大阪の◯◯中学校の◯◯さんの報告がありました。
自分が全「同」教大会に行く理由の一つに、「大阪の学級集団づくりを学ぶ」というのがあります。
彼らが報告する
- 「本音を語りあう集団づくり」
- 「生活を語りあう集団づくり」
を実現したことがなく、目の前の子どもたちに申し訳ないからです。
だって大阪の先生だったら30代半ばくらいの若い先生でも「本音を語りあう集団」を作っているのですから。
以前、全「同」教大会で
福岡では、自分も含めて誰もそんなクラスを作れていないように思う。
少なくとも自分の周りにはいない。
なぜ大阪の先生たちはできるのか?
と聞いたことがあります。
答えは
えー、普通ですやん。
でした。
くそったれー
と思いながら、その後も探り続けています。
どうもキーワードは
- 班ノート
- 学級通信
- クラスミーティング
らしいということは、わかってきました(笑)。
待ってろよ大阪
さて、うちのクラスでは先週、イジメ事件が発覚しました。
保護者にも来てもらいました。
でも、嬉しいこともあったんです。
イジメられた子と同じ班の子が、班ノートに
Aちゃん(イジメられた子)には悪いけど、今日はこのノートに思いをぶつけたい
とイジメ事件のことを書いてきたんです。
彼女は
私は、できることなら2対3で話したい。
きたない言葉ではなく、Aちゃんが今回どんなに苦しんだか伝えたい。
でも憎しみ続けちゃダメだと思う。
なんとかつながりあいたい。
なんて書いてきたんです。
この班ノートに赤ペンを入れながら、涙が出ました。
教師生活長いけど、初めての経験でした。
待ってろよ大阪!(笑)
おわりに
全「同」教大会で、学級集団づくりについて、熱いレポートを報告されるのは、大阪の先生であることが多かったので、もへちゃんは大阪の「集団づくり」に憧れに近い感情を持っています(^^)
いや、徳島のレポートも熱いのがあったなぁ。
東京の定時制の先生のレポートも熱かったっけ。
ちなみに、『学び合い』を提唱されている上越教育大学 教職大学院の西川 純先生も、スタートは東京の定時制高校です。
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