2022/01/18
はじめに
1995年1月17日午前5時46分に起こった阪神・淡路大震災。
次の日(1/18)に生徒会長のSTさんが
緊急募金をしたい!
と執行委員会で提案しました。
その日のうちに、書記の子が生徒会だよりの原稿を書き、次の日(1/19)に発行しました。
今回紹介するのは、その生徒会だよりです。
生徒会だより 1月19日号
テレビや新聞で、おとといから、地震のニュースが流れています。
被害の大きさに驚いてばかりです。
以下、新聞記事の切り抜き
近畿で大地震、死者…
芦屋市
◯◯富蔵(91)
築後70年の木造2階建ての住宅の1階で下敷きになった。
妻あやめ(84)は、隣の部屋に寝ていた。
16日夜7時頃、「さあ、寝ようか」が最期の言葉になった。
◯◯恵子(21)
タンスの下敷きに。
隣に寝ていて助け出せなかった母延子(42)は「私が代わってあげられればよかった」とくちびるをかみしめた。
卒論を書き上げたばかりだった。
◯◯しげ子(76)
築後70年の木造2階建てで5,6年前に改装したが、1階部分がつぶれ、天井が落ちた。
隣に寝ていた夫信次(84)はテレビや家具のすき間に入り、助かった。
◯◯伸一(62)
倒れた柱の下敷きになった。
「108歳まで長生きする」といつも話していた。
10センチしか離れていなかった妻芳恵(52)は「仕事に行こう、と言ってるのに、起きてくれないんだよ」と泣いた。
◯◯昭子
◯◯益子
◯◯信哉
◯◯きみ
◯◯香子
◯◯道片
◯◯◯萬寿子
◯博
復旧へ暮らし対策次々に
義援金受け付け開始 日赤
日本赤十字社は17日、兵庫県南部地震の被災者に対する義援金の受け付けを始めた。
直接持参する場合は、日赤本社または全国の支部へ。
送金する場合は、通信欄に「兵庫県南部地震」と明記のうえ、郵便振替「00170-6-1020」で、日本赤十字社へ。
振込手数料は無料。
受付期間は3ヶ月。
仮設住宅1000戸建設を決める
神戸市は家を失った人たちのために、50億円をかけて、一千戸の仮設住宅を市営グラウンドに建てることを決めた。
軽量鉄骨づくりのプレハブで、バス・トイレつきの一室約30平方メートル。
用地のめどのついた東灘、長田など6区で600戸の建設にとりかかる。
市は1ヶ月以内で完成させたい、としている。
職員派遣や義援金決定 九州・山口
兵庫県南部地震の被災地救援のために17日、九州・山口でも義援金の送付を決めたり、職員を被災地に派遣したりする自治体や団体が相次いだ。
北九州市消防局は、国際消防救助隊員ら13人を現地に派遣した。
国際消防救助隊が出動するのは、一昨年のマレーシア・クアラルンプールのビル倒壊災害に2人を派遣したのに次ぐもので、国内では初めて。
救助工作車や集団事故対策車、照明電源車など4台も出動させた。
福岡市は、市消防局の職員12人と救助工作車など車両2台を派遣した。
18日朝には市水道局の職員9人と給水車など4台も送る。
市役所ロビーや各区役所には義援金の受付窓口を設け、同日午後に関係局長でつくる救援連絡会議を設置、救援対策を検討する。
福岡県は義援金を贈ることを決めた。
大分県社会福祉課も、大分銀行県庁内支店などに義援金の振り込み口座を新設。
県共同募金会や県社会福祉協議会も、振り込みと現金による義援金の受け付けを始めた。
九州電力は関西電力の要請に応じ、関連会社も含めた約100人と、高圧発電機車や配線工事車など計50台の応援派遣を決め、17日夕から順次、別府港などから船で出発した。
兵庫県南部地震救援金受け付け
本社、1億500万円を被災地へ
「兵庫県南部地震」で、朝日新聞社は1億円を、朝日新聞厚生文化事業団は500万円を被災地に贈ります。
また、朝日新聞各本社の厚生文化事業団が窓口となり、救援金を受け付けます。
期間は2月17日までです。
「兵庫県南部地震救援金」と明記して直接持参していただくか、現金書留、郵便振替のいずれかで
〒802
北九州市小倉北区◯◯…
朝日新聞西部厚生文化事業団へお送り下さい。
CK中生徒会でも、地震災害に対する救援金を募集し、被災地に送りたいと考えています。
募金期間は1/19(木)~1/28(土)
朝の挨拶運動(校門前)、昼休み(2階生徒会室)に、募金箱に入れて下さい。
おわりに
この生徒会だよりは、新聞の切り抜きが紙面のほとんどだったため、ブログで紹介するのをためらいました。
しかし、被害者の名前・年齢・住所等が淡々と記されている新聞記事にこそ、阪神・淡路大震災の恐ろしさが詰まっているような気がして、ブログに残すことにしました。
知る→感じる→行動する
さて、この頃の中学生も今では、40~42歳。
中には中学生の保護者をやっているって子もいるかもしれません。
あの時「知って、感じて、行動した」世代の子たちが、現在、中学生の保護者になっている…。
我が子にも、「知る→感じる→行動する」というプロセスで、人権感覚豊かな子育てにとりくんでるかなぁ?
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