2021/03/31
はじめに

今日、2021年3月31日は、年度末。
もへちゃんは、本日、退職しました。
36年の教員生活にピリオドを打ちましたm(_ _)m
明日からは、ブログ「もへちゃん先生の学級通信」は

1日おつかれさまです。
大人なあなたも、子どものあなたも、中学生になったつもりで、もへちゃん先生元先生のもへちゃんが発行するブログ学級通信を読んで、ちょっとホッとしませんか?
って感じで、続けていく予定です(^^)
今後も、ご贔屓に!
さて、春のマンガまつりの第5回目は、「ハイキュー!!」ネタの通信「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.86」(2018年10月2日発行)を紹介します。
発行したのは10月なんですが、本当なら夏の大会直前にピッタリの内容かもしれません。
もっと
「ハイキュー!!」という高校のバレーボール部の漫画があります。
アニメにもなったから、知っている人も多いかな?
私も高校時代、バレー部だったので、好きな漫画の1つです。
ハイキュー!!5巻 40話「勝者と敗者」
主人公がいる烏野高校と、地区予選1回戦であたった常波高校は、実力差が大きく破れてしまいます。
また、烏野高校女子バレー部も、同じ大会で敗れてしまいます。
敗れた側の、常波の選手や、烏野の女子キャプテンの回想シーンに、高校時代、強豪校ではなかった私はとても共感しました。
敗れた後、常波の池尻くんや烏野の道宮さんは、次のように3年間をふり返ります。

俺にしては頑張ったよなぁ…。
それなりにさぼらずにやったし…

私は、1年生の頃はさぼっては怒られてたけど、2年生になってからはさぼりませんでした(^^;)

テレビで試合を見た次の日はふざけて、でも半分本気で、将来は日本代表になるとか言ったりして…

私も、ほんとに同じように思っていました。

そのくせ、地味な筋トレになったとたんに、テンション下がったりして…

私も、筋トレはごまかして、楽してたなぁ…

これで終わりかぁ…。
早かったな。
まだ6月だぞ…

私は、5月のインターハイ予選で、終わってしまいました(>_<)

あの時、もう少し…
もう少しだけ頑張ってたら…

筋トレも、走り込みも、もっと頑張ってたら…

私も同じこと、考えました。

もっと主将らしく…
出来てたら…

私もキャプテンしてたので、自分が情けなかったです。

レシーブ1本、もっと必死になれてたら…

私も思いました。

あと一歩、足が前に出ていたなら…

これも、すごく思いました。

もう少し…、
もう少しだけ、バレーをやれていたんだろうか?

これも!!!
まるで、私のことです。
もしや池尻くんは、私がモデルでは…そんな訳ないか(^^)

たぶん…
こんなふうにあっけなく部活終わるやつが、全国に何万人といるんだろう。
何試合ある予選を全部勝ち抜いて、全国へ行って…。
これがフィクションだとしたら、全国へ行く奴らが主役で、俺たちはエキストラみたいな感じだろうか。

それでも…

俺たちも、やったよ…。

私たちも、やってたよ…

バレーボール

う~ん、まさに高校時代のバレー部の最後の大会を思い出しました。
みなさんの中には、全国大会に出場した男子バレー部や社会体育で全国大会まで勝ち進んだ人もいますが、そうではない多くの人はこの話に共感できるのではないでしょうか。
部活動から学ぶこと
さて、部活動から学ぶことはたくさんあります。
学年だよりミニ84号(ブログ未紹介m(_ _)m)で紹介した、東大合格率公立高校No.1の日比谷高校で、部活動が盛んなのもそのためでした。
ならば、「もっと○○すればよかった」「もう少し○○しておけば…」という悔しい思いを経験したあなた…

今を、大切にしましたか?
昨日の実力テストで

難しかった(>_<)

もっとやっておけば…
と悔しい思いをしなかったですか?
もししたのなら、そして部活動で悔しい思いをしたのなら、11月1日のテストでは悔しい思いをしないよう、精一杯がんばってほしいです。
テストができなくても、悔しくなかったあなたへ
補足です。
10月テストで実力を引き出せなかった上に、悔しい思いさえ湧かなかった人もいるかと思います。
「ハイキュー!!」では、中学時代の池尻くんがそうでした。
池尻くんは、あっさり負けた中学最後の試合で、ただ1人悔しがっていた澤村くん(中学時代のチームメイトで、現・烏野高バレー部キャプテン)のことを思い出しました。

負けても「やっぱりな」って感じで、そんなに悔しかった思いもなかった。
それまでの苦しい練習が明日からもうないんだって、解放感すらあって…
でも…
おまえ1人だけ苦しそうだったけど…
なんでか俺は、そんなふうなお前が少しうらやましかった。
◯中のみんなが、誰1人余すこと無く、11月1日のテストでは悔しい思いをしないよう、精一杯がんばってほしいです。
おわりに

なぜこの話を、中体連大会のある6月末~7月始めに書かなかったかというと…
もへちゃんが、アニメ「ハイキュー!!」の16話「勝者と敗者」を見たのが、中体連大会よりずっと後だったからです。
知っていたら、間違いなく夏の中体連大会前に、通信に書いていました。
マンガ「ハイキュー!!」は、もへちゃんの愛読書ではなかったので、この話を全く知りませんでした(>_<)
共感
アニメ「ハイキュー!!」16話「勝者と敗者」を見た途端、もへちゃんは、ビビビッとしびれちゃいました(^^)
通信に書いたように、この16話「勝者と敗者」に、もへちゃんは強く感情移入したからです。
「負けたら引退」って試合で負けたときの後悔…
常波の池尻くん、烏野女バレの道宮さんの後悔と、もへちゃんの後悔は、ほとんど同じでした。
夏の大会でも、新人戦でも、勝ち続ける学校って、日本に1校しかありません。
全国大会で優勝する学校だけです。
だからこそ、ほとんどの子どもたちは、この「勝者と敗者」の話に共感すると思います。
さらに、「勝者と敗者」では、池尻くんは中学時代、「悔しい」とさえ感じなかったことが描かれます。
たぶん、こんな子もたくさんいます。
「悔しい」とさえ思わなかったことを、ごまかしている…
これら様々な「共感」を、文字だけの通信で、もへちゃんは書くことはできません。
マンガの力を借りるからこそ、子どもに届きうる通信を書けるのです。
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