2020/10/06
はじめに

前回のブログに書いた、子どもたちに「秘密の種プロジェクト」のことを伝えた学年だよりミニ No.71は9月5日発行でした。
その後、いろんな子たちから「あれは◯◯ですか」とか「大きい実がなってますよ」とか、声をかけられました。
しめしめ(^^)、秘密の種プロジェクトが有効に働いてる!
そんな日々を2ヶ月半過ごして、ついに解答を出すときがやってきました。
けれど、ただ解答を発表するだけでは芸がありません。
芽が出て、花が咲き、実になり…さらにその先のことを書いた「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.117」(2018年11月21日発行)を紹介します。
「◯中」産
何の種だったのか
夏休み前から進行してきた「秘密の種プロジェクト」がついに完結しましたのでお知らせします。

すでに多くの人が気づいていたように、秘密の種の正体はヘチマでした。
実になった!その後は…
収穫したヘチマをどうするか、みなさん、わかりますか?
昔の小学校では、理科でヘチマの栽培をしていましたので、おうちの方くらいの年代ならご存じだと思います。
けれど、「今時の小学校はヘチマではなくゴーヤを作っている」と聞きました。

ゴーヤはうまいですよねぇ。
ゴーヤチャンプルもいいですが、からっと揚げて塩をふったゴーヤチップスが私は好きです。

おっと話が脱線してしまいました(笑)
今回のヘチマはタワシにします。
昔の人の知恵です。
私はお風呂で使うボディブラシとして2年前に収穫したヘチマタワシを愛用しています(もうかなりくたびれてしまいましたが…)
収穫した実を水に1ヶ月ほど浸けて、実を腐らせるという方法もありますが、時間がかかるので今回は採用しません。
もう2~3ヶ月、収穫せず放置して、カラカラに枯れた後、皮をバリバリ剥がしてもできますが、これも時間がかかるのでやめます。
今回は今までやったことがない「煮る」方法にチャレンジしました。
家庭科の◯◯先生に大きい鍋を借りてスタートです。
ヘチマたわしの作り方
①切る
煮る方法の欠点は、鍋のサイズに合わせてヘチマを切らなければならないことです。


でも今回は、種を植えるときに、土を耕し肥料入れに汗した◯◯さんと◯◯さんの2人に分けるので、好都合でした。
②煮る
煮ること約40~50分。
豆を煮ているようないいにおいがしました。


③皮むき
次は皮むきです。
非常に熱いので、まず水に浸します。

おそるおそる皮をむいてみます。
中身がスカスカで、気をつけないと熱湯がたまっていることもあります。
でも、たくさん水に浸けたからか、そんなに熱くはなかったです。

手で、皮は簡単にむけました。
残念ながら、中につまっていた種は茹でられてしまったので、もう芽は出ません。
④乾かす
次の画像は、むいたばかりのヘチマと、乾かした後のヘチマです。


乾かすとけっこうカチカチになります。
ボディブラシにするには固すぎる気もしますが、一週間ほど使っていると、心地よい固さになり、昔の人の知恵に感動すること、うけあいです(^^)
2人に進呈(^^)
◯◯さんと◯◯さんに渡すと、喜んでもらってくれました。

本当はたくさんヘチマタワシを作って、学年だよりミニに投稿してくれた人にプレゼントしようというプロジェクトだったのですが、芽が出る時期にダンゴムシに食われまくって、2人にしか渡せませんでした。
けれど、この失敗を私は次に活かしますよ~。(失敗を次に活かすのはセルフイメージが高い証拠でしたね 笑)
来年は、◯中産のヘチマタワシは豊作まちがいなし!!
あっ、でも君たちは、もうおらんか。それは寂しいな~(T_T)
おわりに

おすすめ…いきものがかり
もへちゃんは、担任をしたときは、クラスの係決めの際、「生きもの係」を作ります。
でも、虫やめだか、金魚等は飼いません。
ずっと飼い続けなければならないし、長期の休みの際のお世話が大変だからです。
だから、もへちゃん学級の生きもの係とは、植物係です。
今までとりくんだのは朝顔、サツマイモ、ゴーヤ、ヘチマ、ひょうたんです。
生きもの係になった子には、スコップやクワを持たせて、学校内の空き地でよさそうなところを開墾します。
もちろんその時点で、土や肥料、種はもへちゃんが準備済みです。
子どもたちには、平日のお世話を頼みます。
もへちゃんは、長期の休み担当です。
作ってみるとわかるのですが、ゴーヤとサツマイモが簡単で楽しいです。
食べられたり、お土産で持って帰ることができるからです(^^)
小学校の教材が、ヘチマからゴーヤになったのもうなずけます。
一番難しかったのは、ひょうたんです。
葉っぱがたくさん出て光合成しようとするみたいですが、そのときに肥料が足りないと枯れてしまいます。
副任のときは1人でとりくみます。
でも2018年度は、整美委員会の担当だったので、委員会の活動で「花植え」があった日に、こっそり3年生2人を連れ出して、開墾&種まき(「何が育つかは他の人たちには秘密ね」としました)をしてもらいました。
異動して1年目だったこともあり、もへちゃんがヘチマとかひょうたんとか育てるのを見たことがない子どもたちなので「秘密の種プロジェクト」と銘打つことができたわけです。
秘密の種プロジェクト総括
「ヘチマタワシの造形美」で、多くの子を感動させたくてとりくんだ「秘密の種プロジェクト」でした。
しかし、ダンゴムシに阻まれ、開墾&種まきしてくれた2人にしか渡せませんでした。残念(T_T)
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