力を引き出す①…ビリギャルやもへちゃんから学ぶ「マジで点数をとれるようになる方法」

2020/09/02

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 新型コロナウイルス感染症の影響で8月16日に夏休みが終わってる学校もあれば、ごく僅かながら8月末まで夏休みだった学校もあるみたいです。

 違いはあれど、8月が終わり、日本全国2学期(もしくは前期後半)のスタートです。

 中3生の担任をしていた頃は、

「夏休みが終わるまでに1.2年生の内容の受験勉強を終わらせろよ~」

と子どもたちに話していました。

 ただ、言うだけでできるようになるんなら、先生は必要ないんです。

 わかっちゃいるけど、できないって子も多数いるんです。

 なので、特に中3生には、夏休み気分を断ち切り、やる気スイッチを押してあげなければなりません。

 そこで「力を引き出す方法」について書いた「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.41」(2018年6月13日発行)を紹介します。

エンパワーメント

 今日はこの後、先生たちの研究授業のため、5校時は「自学+ワーク」となっています。

 テスト直前ということで、テスト勉強には最適の時間ではあるのですが…。

 先週末、3の6の学級通信に

 昨年はテスト勉強期間中、ワークを仕上げることに追われ(確かにワークを仕上げることも勉強なのだが)、ワーク以外に自分がやらなくてはいけない勉強まで到達しないままに、試験当日を迎えていた人がかなりいた…

◯◯◯中学校3年6組学級通信より引用

とありました。

 3の6の名誉のため、かき添えておくと、

 昨年はそうだったけど、今年は違う。

 朝の会前の教室でほぼ全員がテスト勉強してる。

◯◯◯中学校3年6組学級通信より引用

と続くのです。

 さて、話を戻しましょう。

 昨年度、3年生を担任していて、彼らに何度も何度も話したのは

もへちゃん
もへちゃん

 わかるところを何度やっても点数は上がらない。

 わからなかったところ、できなかったところにとりくんで、それをできるようになることが、点数UPにつながるんだ。

 これは私の経験からきた言葉です。

 提出物としてのワークをまだ終わらせてない人は、ワークを1回やるのが精一杯かもしれません。

 けれどそれは中2レベルの勉強だと私は思います。

 自分の人生を左右する高校入試を意識して、マジに点数をとれるようになる方法に変えていくべきです。

では「マジで点数を取れるようになる方法」とは…

 時々

 僕は実力で受けるから、勉強していません

という人がいます。

 私はそんな人には

もへちゃん
もへちゃん

 それはあなたの実力ではなく、あなたの実力の10%程度しか引き出してなくてテストを受けるってことだよ。

と話します。

実力を100%引き出せたら

 あなたの中に眠っている実力は、効率的に努力を重ねることで、どんどん引き出すことができます。

 そして100%引き出せたら周りから見ると奇跡のようなことが起きます。

 「ビリギャル」もそうでした。

「ビリギャル」特設サイト | カドブン
【カドブン】“新しい物語”に出会える場所がここにある。オリジナル連載・作家インタビュー・話題作のレビューや試し読みを毎日更新!話題作&ベストセラーの魅力を徹底紹介していきます。

 私も高校時代、一番ひどいときは402人中399番でしたが、共通一次試験(今のセンター試験)の自己採点では学年17位でした。

 このように自分の中に眠っている力を引き出すことを教育の世界では「エンパワーメント」と言います。

 この言葉は学力だけではなく、人権感覚や運動能力にも使います。

 学力についてのエンパワーメントのためには、

  • 効率のいい勉強
  • へこたれないど根性
  • 時間

が必要です。

 ワーク提出のために、理解できないけどとりあえずワークを書いて出すというのは「効率のいい勉強」とはほど遠いものです。

 提出点だけは稼げますが、それではテストの点数は決してUPしません。

マジで点数を取れるようになる方法

 お待たせしました!いよいよ「マジで点数を取れるようになる方法」です!

効率のいい勉強とは

  1. テスト勉強前に、一度ワークや問題集を解く
  2. 「勘で書いたもの」、「間違えたもの」、「わからなくて答えを写したもの」だけをやり直す

※ ただし、解くだけでなく、自分自身で「あ~ね」と納得できる(模範解答を見たり、先生や友だちに聞いたりするのはOK)まで考えること

 ただやるだけでなく、※印のところが大事なのです。

 だから時間はたっぷりかかります。

 え~、そんなこと、今更言われても…

 中間テスト、明日だけどワーク終わってないもん。

 せめて提出点だけでも稼がないと…

 そんな人もいるとは思います。

 今回は間に合わない~(T_T)

 という人がいたら、「次は大丈夫」ってことですよね(^^)

 7ヶ月後(高校入試)、4年後(大学入試、就職試験)、8年後(就職試験)は大丈夫ですよね。

 受験直前に「マジで点数を取れるようになる方法」の話をしても、とても間に合いません。

 だからこそ今、学年だよりミニで取り上げました。

ビリギャルとは

 中学、高校で学年ビリを経験し、高2の夏に小学4年レベルの学力しかなかった。

 素行そこう不良を理由に何度も停学になり、学校の校長に「人間のクズ」と呼ばれたことも。

 高2の夏の坪田先生との出会いを機に、日本最難関レベルの私大、慶應義塾大学の現役合格を目指すことになる。

 結果、1年で偏差値を40上げて、複数の難関大学のほか、慶應義塾大学に現役で合格を果たす。

 現在は、ウェディングプランナーとして活躍する。

ビリギャル公式サイト プロフィールより引用

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 この通信は、前期(1学期)中間テスト直前(6月中旬)に発行したものです。

 なので「高校入試まで7ヶ月」なんて書いてます。

 1度言っても、子ども全員には届きません。

 けれど、説得力のある言葉だったら、一部の子どもには届きます。

 10%の子どもに届いたとすると40人クラスでは4人です。

 タイミングを見計らい、2度目の説得力のある言葉を届けると、すでにとりくんでいる子(4人)の姿を見知っている残りの子どもたち(36人)の一部に届きます。

 先生の言葉だけでなく、実例がまわりにいるので、2度目は10%以上の子どもが変わります。

 3度目、4度目と説得力のある言葉を届け続けましょう。

 先生の言葉だけではなく、やる気スイッチが入ってるまわりの子に刺激され、残りの子どもも変わり続けます。

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