はじめに

私の住む福岡は、緊急事態宣言が解除されました。
様々な自粛が少しずつ解除されていくのでしょう。
でも、市営のトレーニングルームはまだまだなんだろうな~(T_T)
学校は、「再開し始めての2週間」は、たぶん無事に過ぎるでしょう。
だってその間、発病するのは自粛中に感染した人です。
けれど自粛中は、ほとんどの人が注意深く過ごしてたので、再開後の2週間は、何事もなく過ぎると予想できます。
しかし、無事に過ぎるからと言って再開後の2週間で油断すると「学校がクラスターに」ってことになりかねません。
職員会議等では、気になることをたくさん出して、みんなでいい知恵を出し合いましょう!
そこで、今回の
「臨時休校の長い休みを『精神と時の部屋』みたいにしちゃおうシリーズ」第50弾
は、「新たな時代の学校生活についてああでも無い、こうでも無い」と考えてみます。
プチ・精神と時の部屋 No.50 「ブレインストーミング・新たな時代の学校生活」
三密+2
新型コロナウイルスのワクチンが開発されるまでは、今までのような生活はできないそうです。
以下の点は緊急事態宣言が解除されても、続けていく必要があるそうです。
- 密閉空間を避ける
- 密集しない
- 2mのソーシャルディスタンスをとる
- マスク
- 手洗い・消毒
1,2,3はいわゆる「三密」ですね。
学校でこれらを守るためにどんな工夫が必要でしょうか。
考えてみましょう。
教室の「密」をどうしよう
現行法では1クラス40人以下と定められています。
多くの学校では、どんなに工夫して机を配置しても、となりの席まで1mくらいです。
ソーシャルディスタンスの2mにはほど遠く、クラスターの温床になり得ます。
さぁどうしましょう?

午前中3時間、午後3時間の時差登校かな~
でもこの方法だと、1つのクラスで数学の授業を2回するってことになります。
元々週18時間の授業時間だったら、倍の36時間…。
いやいや1日6時間授業✕5日で週30時間。
入りません…(T_T)
時差登校がダメだとすると…
そうだ!
グラウンドとかにプレハブを建てて、教室数を倍にすれば解決します!
市長さん方、ご決断を!!
元のクラスを2つに分け、隣どうしの教室を使い、『学び合い』の考え方で授業すれば1人の教科担任で2クラスの指導は可能です!
授業の遅れをどうしよう
3月、4月、5月分の学習内容をどう取り戻せばいいでしょうか?
夏休みをなくせば、1ヶ月半は稼げます。
でもあと1ヶ月半分は…。

私が子どもの頃や、先生になったばかりの頃の学校は土曜も授業をしてました。
この際、土曜も授業すればいいかも!
その分、先生方の賃金はupしてほしいですが…
「在宅勤務の分、働け!」って言われるのかなぁ(^^;)
もしくは「9月始業式」
受験のことを考えると、私は「9月始業式」の方がいいと思います。
学校行事をどうしよう
運動会、修学旅行、文化祭…
子どもたちが楽しみにしてる学校行事ですが、どれもとても困難です(T_T)

新しい時代の学校行事を考える時なのかもしれません。
- 運動会→勝ち抜きeスポーツ大会、または勝ち抜きダンスバトル(お昼の放送で中継)
- 文化祭→勝ち抜きハモネプ大会、勝ち抜きバンド天国、勝ち抜きM-1、キング オブ コント(お昼の放送で中継)
- 修学旅行…
修学旅行の代案は、思いつきません(T_T)
清掃活動をどうしよう
私は、学校生活の中で「清掃活動」は「労働」について学ぶことができるすてきなとりくみだと思ってきました。
しかし、新型コロナウイルス以降の新しい時代では、清掃も以前通りにはいかないかもしれません。
だって、飛沫に含まれたウイルスが、ソーシャルディスタンスの結果、人には付着しなかったとしたら、行き着く先って「床」ですよね。
ならば、今まで通り、「床にひざをつけて、心を込めて雑巾がけする」わけにはいかないと思います。
じゃあどうするか?

ネット検索していると、次のサイトが参考になりました。

要約すると
- 清掃中は、マスクのほかに、使い捨ての手袋、エプロンやガウン、フェイスカバーを装着する
- 清掃前に部屋の換気をする
- 清掃の前後に、しっかりと手洗いする
- 清掃後、取っ手やサッシのカギ、スイッチ等を消毒する
- 掃除機を用い、清掃後にダスト容器を空にする
- 清掃中に使用したエプロンやマスク、手袋は安全に外し、捨てるか洗うかする
雑巾での床ふきは、新時代には無くなり、モップかけした後のモップは各学年の備品の洗濯機で洗濯…なんて時代になるのかもしれません。
暑さ対策をどうしよう
だんだんとエアコンのある教室が、公教育の学校でも増えています。
なので、「夏休みを削って授業できる!」とお思いでしょうが、エアコンは部屋の空気を冷やして排出するので、換気はできません。
「密閉」を防ぐには、窓を開けねばなりません。
さらにエアコンのフィルターには、ウイルスが集まっている可能性が高くなります。
しかも子どもたちは「マスク着用」しています(>_<)
今(2020年5月15日)はいいですよ、そんなに暑くないから。
でも7月、8月で気温が30度越えの日、いや35度越えって日もあるでしょう。
どうすればいいでしょうか?

私はやはり「エアコン禁止」かなって思います。
そして、子どもたちもクールビズを設け、短パン、Tシャツ(体操服)OKにするのがいいと思います。
さらに昨年度流行った「ネックファン」や「冷却タオル(水で濡らすと数時間冷たいタオル)」等を認めちゃいましょう。
だって冬はホッカイロしてても怒られないんだから、新時代の夏はエアコン禁止の代わりに、子どもたち自身が暑さ対策することを認めちゃいましょう!
おわりに

今回の題の中にある「ブレインストーミング」とは、展望を見いだすための話し合いの方法の1つです。
「その案が、実行可能か不可能か」という判断を抜きにして、たくさんのアイデアを出し合います。
新時代は、新型コロナウイルス以前の価値観を壊してでも、生命優先のとりくみを作らなければなりません。
ワクチンができるか、たくさんの犠牲を出して集団免疫を獲得すれば、新型コロナウイルス以前の価値観でOKでしょうが…。
さらに、再燃することだって考えられます。
なので、「オンライン授業+週数回のスクーリング」の準備も進める必要があると思います。
学校というのは案外、保守的です。
でも恐れること無く、新時代の学校の最先端を行って欲しいです。
それが子どもの生命を守ることにつながるのですから。
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