はじめに

やっと私の住む福岡も、学校再開に向けて動き出しました。
問題は山積みですが、新年度がスタートしたことに変わりはありません。
そこで、臨時休校中の子どもたちに向けて書いてきた「プチ・精神と時の部屋」はお休みします。
そして、ブログ「もへちゃん先生の学級通信」の本来の姿…私の書いた過去の通信を紹介する…に戻りたいと思います。
今回は、担任の自己紹介がてら書いた2017年4月7日発行の「3年〇組学級記録 No.2」を紹介します。
3年〇組学級記録 No.2 「努力の上に花が咲く」
「中学3年生」
「中学3年生」と、ついに呼ばれるようになった。
まわりの人たちはこの言葉にいろんな意味を込める。
- 最高学年だ
- あと1年で卒業だ
- 〇〇中の文化を創るのは君たちだ
そして、もちろん
- 高校入試や就職の年だ
その日は必ずやって来る。
けれどこの1年は、何かが変わるわけではない。
桜咲く春もやがて過ぎ、太陽の照りつける夏になる。
うまいサツマイモを収穫する頃に秋が終わり、雪が舞い降る冬になる。

この取り返しが変わることはない。
僕らの生き方にしても、
まじめに、ひたむきに生きなければならないことについては変わらない。
いつもの年と同じように、大地を踏みしめて、前へ進まなければならない。
「中学3年生」「中学3年生」と何度つぶやこうと
不思議な力が沸き上がったりしない。
「学力」「集中力」「体力」「勝負強さ」「演奏力」「画力」「走力」「泳力」…
「力」は日々の努力の積み重ねを通して身につく。
1年間の学習をもとにして、
1年間の練習をもとにして、作り出すものだ。
その積み重ねの結果、中身まで本物の「中学3年生」になれるんだ。
作り出してやろう「力」を!
なってやろう「本物」に!
自己紹介
- もへちゃん(本当の通信では、ちゃんと名前を書きました)
- 座右の銘「努力の上に花が咲く」「自分もよし、他人もよし」「信じればかなう」
- 先生になって32年、〇〇中3年目(2017年当時です)
- 製本した学級記録3冊(1988年度、1996年度、2010年度)
- 出版した本「すぐ実践できるアクティブ・ラーニング中学数学」「週イチからできる『学び合い』中1数学」
おわりに

2ヶ月遅れで学校がスタート。
未曾有の出来事です。
長く先生をしましたが、こんなこと初めてです。
体育会(運動会のこと)をはじめ、様々な行事が中止することになるのでしょうか。
さて、「気の緩み」と表現される様々なことが報道されています。
自粛解除2週間以降に、クラスター感染が学校で起これば、また閉鎖ってことになります。
そんなことは起こって欲しくありませんが…
どうかこのまま無事に、子どもたちが学校生活を送れますように
コメント