臨時休校中の学級通信…デマにだまされないための力を解説します

2020.03.10

はじめに

 ブログ「もへちゃん先生の学級通信」は、私が過去に発行した通信を紹介するつもりで開いたブログです。

 けれど、新型コロナウイルスによって、2020年3月2日から日本全国の99%の小中学生、特別支援学校、高校生が臨時休校となりましたので、

「私が担任だったら臨時休校で家にいる中学生にこんな通信を書くかなぁ」って通信を「プチ・精神と時の部屋」シリーズとして書いてます。

 「精神と時の部屋」と言うのは…

もう何度も書いたので省略しますね(^^)

 さっそく「臨時休校の長い休みを『精神と時の部屋』みたいにしちゃおう」シリーズ第7弾はじめま~す。

プチ・精神と時の部屋 No.7「デマに流されないために…かくされた悪を注意深くこばむこと」

 先週、「トイレットペーパーが足りなくなる」というデマを流したことに対する謝罪があるホームページに載りました。

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ぶたらっこさんによるイラストACからのイラスト

 こんな文面です。

「このたび、『新型コロナウィルスにかかわりトイレットペーパーが品薄になる』旨の事実とは異なる誤った情報のSNSへの投稿者の1人が、当組合の事業所に勤務する職員であることが判明しました。
当組合の職員の極めて不適切な行為により多くの皆様方にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
当該職員には当組合の規定に照らして厳正な対応を検討いたします。」

 意味、わかりますか?

「うちの職員がデマを流したことがわかりました。ごめんなさい。その職員は厳しく罰します」

と書いています。

 テレビのニュースや情報番組では早くから

「これはデマです。在庫は十分にあります」

と報道したにも関わらず、日本各地でトイレットペーパーが売り切れました。

 なぜでしょうか?

デマと知った後の行動、3パターン

 「トイレットペーパーがなくなるのはデマ」と知った後の行動は次の3パターンです。

  1. 「デマって言うけど、無くなるかもしれない」と買いに行く人
  2. デマに違いないけど、用心のために買う人
  3. デマだから、買わない人

 あなたはどのパターンですか?

 あなたのおうちの方はどのパターンだったでしょうか?

あなたが1番を選んだのなら

 あなたが1番ならば、私としては数学の勉強をやり直してほしいと思います。

 特に「図形の証明」を!

 「図形の証明」は「物事を筋道立てて考えるトレーニング」なのです。

 大人は間に合いませんが、あなたはまだ間に合います!

 「図形の証明」の勉強は、昔は「幾何学」と呼ばれてました。

 紀元前387年、哲学者のプラトンがアカデメイアという学園を作りました。

 アカデメイアでは、「幾何学」は、物事の真偽(本当かウソか)を勘ではなく、思考によって正しく選びとる訓練として大切にしていました。

 学校の入り口の門には「幾何学を知らぬ者、くぐるべからず」と書かれていたそうです。

あなたが2番を選んだのなら

 あなたが2番ならば、あと少しでした(T_T)

 あなた自身の思考を貫き通す自信がなかったのでしょうか。

 情報が少なかったからかもしれません。

 正しい情報をたくさん知っていたら、正しい選択をすることができたかもしれません。

正しい情報のみを正しく選択する方法

 では、正しい情報のみを我が物として、フェイクニュースを聞き流す能力はどうしたら付くのでしょう?

 私は、ネットの情報は鵜呑みにしないようにしています。

 マスコミ(テレビ、ラジオ、新聞等)の情報はある程度信用していますが、

評論家や専門家の中にはとても納得できない意見を言う方もいます。

新型コロナウイルスの情報に関して信用できそうな方々

岡田晴恵さん

 新型コロナウイルスの情報に関しては、

岡田晴恵さん(白鴎大学特任教授、感染症学専門)の解説は、わかりやすく、

しかも政府に対しても、まちがってることは「まちがってる」ときっぱり言い切るので、私は信用しています。

大谷義夫さん、玉川徹さん

 また、大谷義夫さん(池袋大谷クリニックの院長さん)も、町医者の視点で、自分の経験していることを元に話されるのでわかりやすいです。

 この2人が出ている朝の情報番組「モーニングショー」で、つい最近、こんな話がありました。

 厚労省が

「マスク400万枚を感染者が急増する北海道の中富良野町と北見市に配布していく」

と発表したのですが、配布先を「世帯」としていました。

 番組コメンテーターの玉川徹さんが

「優先度としては医療機関に配るべきだったんじゃないか」

とコメントしました。

 さらに岡田晴恵さんが

「まずは医療機関に配らないと駄目です。

みなさん欲しいのはごもっともですが、医療を守らなかったら治療できませんから、医療機関、特に呼吸器関係をやっている人に重点的に配っていく(必要がある)」

ときっぱりと言われました。

 その後、厚労省は

「2月28日にサージカルマスク約41万枚を14自治体、サージカルマスク約18.8万枚を68感染症指定医療機関に対して、まずは優先供給を行ったところです」

「3月4日午前8時からの『羽鳥慎一モーニングショー』の出演者から、『医療機関に配らなくてはだめ』とのコメントを受け、3月5日に、既に厚生労働省は医療機関に優先供給をする方針を自治体や医師会に明確にしていたので、この事実関係をお知らせしたところです」

とTwitterに書き込みました。

 厚労省の書き込みの意味、わかりにくいですよね~。

 簡単に言えば

「医療機関にも配ってた」、「マスクは医療機関に優先するつもりでいました」

という言い訳です(笑)

 報道番組はたくさんありますが、その中には、政府の都合のいい報道をするところもあります。

 政府が正しい情報を出しているならいいのですが、政府が正しいことを言っていると、私は胸を張って子どもたちに言えません。

 最近の政治家のウソやごまかし(法務大臣が法に違反したのに未だに議員をしているとか、お花見に膨大な予算をつぎ込み、その証拠を処分したと言い張ったり…)は、あんまりです。

 私が担任だったら、説教ものです(笑)

詩「生きる」

 さて、私の好きな詩に、谷川俊太郎さんの「生きる」があります。

生きる
            谷川俊太郎
(前略)

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

(中略)

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

 「生きる」の全文は、こちらでどうぞ(https://moheji.hatenadiary.jp/entry/experience

 隠された悪を注意深くこばむためには、真実を見抜ける力が必要です。

 そのために、まちがってることを「正しい」と報道する情報源を選んではなりません。

 まちがってることを「まちがってる」とはっきり言う情報源を選ぶかしこさを持ちましょう。

 そうそう、私はトイレットペーパーについては

3番「デマだから買わない」

を自信を持って貫き通しました!

 えっへん!!

おわりに

 臨時休校の子どもたちに、1日の過ごし方として

  1. 午前中…身体を動かす系
  2. 午後前半…頭を使う系①「5教科の勉強」
  3. 午後後半…頭を使う系②「実技4教科の勉強」

を「プチ・精神と時の部屋No.1」で提案しました ↓

 テレビ朝日系列のモーニングショーは午前8時~10時にあっています。

 「身体を動かす系」の時間帯とかぶってしまいますが、幸か不幸か市営の体育館等は臨時閉館してるので、家の中で「みんなの筋肉体操」をしてる時間のはずです(笑)

 これについては「プチ・精神と時の部屋 No.3」で提案しました ↓

 なので、トレーニングしながら、モーニングショーを見たら

身体も鍛えられつつ、正しい情報を仕入れることができます(^^)

 あっ、岡田さんは日曜の「アッコにおまかせ!」(TBS系列)にも出演されています。

 情報番組の時より、少しだけわかりやすい表現されてました。

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