2021/11/09
はじめに

もへちゃんが勤務していた地域の中学校の多くは、修学旅行で南九州に行きます。
もへちゃん自身も中学生の頃の修学旅行は、南九州でした。
- 自分自身の修学旅行で1回
- 先生になって何回かはおぼえてないけど、3年に1回以上の割合で行ってると思うので、先生をしていた36年間で少なくとも12回
そんなもへちゃんだからこそ知っている、穴場のおみやげ屋さんがあります。
どんなおみやげ屋さんかというと…
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お釣りを旧札でくれるんです。
しかも、ピン札(新札)で(^o^)
旧札と言っても、若い方はご存じないかもしれません。
そのおみやげ屋さんで入手できるのは、これらの旧札です。





そのことを書いた「2年7組学級記録 No.32」(2009年11月16日発行)を紹介します。
しおり
記録47(AYさん)
今日、JYくんが作ってくれた「しおり」を受け取りました。
また1つ、思い出の品ができてうれしかったです。
記録48(SCさん)
今日は、JYくんがしおりを作ってくれました。
大切に使いたいと思います。
僕もしおりをもらって、とてもうれしかった。
もへちゃんのしおりは「ターバン板垣」


しおりを見ると、百円札をゲットする為に登った急坂や、それをお釣りとしてくれた城山のおみやげ屋さんを思い出した。
SK先生が、そこで「旧1万円札、旧5千円札、旧千円札、旧5百円札、旧百円札」をゲットして、うれしそうにしてたことも思い出した。
暑くて汗をいっぱいかいたことも思い出した。
「思い出の品」というのは、それを見ることで、次々と思い出がよみがえってくるから、そう言われるんだ。
記録49(FTさん)
今日の6時間目に、体育館でJYくんのしおり作りなどを見ました。
記録50(KZくん)
今日JYくんから、しおりをもらいました。
とても心がこもってました。
240人以上のしおりを、1枚1枚作ってくれたことがよくわかるプレゼン(紹介)だった。

きつかったろうなぁ。
でも、彼はそれをやり通した。
そして、多くの人の心を動かした。
記録51(SYくん)
こんどじかんがあったら、みんなであそびにくるんで、まっててね(^o^)
またつくってください。
らいねん、おなじクラスになったら、よろしくね!
記録52(NSくん)
今度、遊びに行く!
記録53(NTさん)
JYくんへ
しおり作り、おつかれ様ぁ(^o^)
みんなの分、作るのは大変だったね(^^;)
思い出がまたひとつふえてうれしかった♡
どうもありがとう(^^)
ずっと ✕ ずっと大切にするね。(^_^)
いつか、てがみ、ポストにいれるね(^o^)
おわりに

お釣りで旧札のピン札をくれるおみやげ屋さん
お釣りで旧札のピン札をくれるおみやげ屋さんは、鹿児島市の城山展望台の駐車場近くにあります。
西郷隆盛さん終焉の地が城山です。
城山展望台からは、桜島が見事に見えます。

お釣りで旧札をくれるおみやげ屋さんのことを知ったのは、もう30年以上前です。
その時は確か「100円札」だけだったと思います。
もうそんなサービスはしてないかなとも思いましたが、2009年の修学旅行で「鹿児島市街半日自由行動」の時間に、ダメ元(「駄目で元々」を略した表現)で行ってみたら、今でもお釣りを旧札でくれました。
しかも不思議なことに、30数年前も2008年当時も、お釣りとしてくれるのは折り目のないピン札なのです。
このことは、30数年前から疑問でした。

- 旧札をどこかで細々と発行してる?
- アイロンでシワを伸ばしてる?
- ま、まさか偽札!?
このことは、ネットで調べても出てきませんでした。
そこで2009年、おみやげ屋のおばちゃんに直接尋ねてみました。

なんでピン札をお釣りに渡せるんですか?

新札に変わった時に「これだ」と閃いて、たくさん交換したんよ。
30数年来の疑問が解決しました(^o^)
学習室
通信に出てくる「JYくん」は「学習室」に在籍する生徒でした。
学習室とは、特別支援学級のことです。
日本全国の学校でそう呼ばれているわけではないと思います。
ただ、もへちゃんが勤務していた地域の多くの学校は「学習室」が多かったです。
もへちゃんが子どもの頃は「特殊学級」なんて名前でした。

そんな差別的な名前はやめよう
と、過去の先生方が「学習室」という名前をつけました。
「学習室」という呼び方は、もへちゃんが勤務している地域の学校の人権感覚が生み出した「こだわり」だったのです。
2009年9月初旬の修学旅行の後、JYさんは学習室の授業の一環として、学年全員分の「しおり」を作成する作業にとりくみました。
ターバン板垣
JYさんの「しおり作り」とは、一定の大きさの思い出の絵や文字、写真等を提出し、JYさんがラミネートしてリボンをつけてくれるというとりくみです。
もへちゃんは、

百円札をしおりにしてもらおうっ
と思いつきましたが、サイズオーバーでした。
そこで2007年頃に流行った「ターバン野口」の真似をして、100円札で「ターバン板垣」を折り、しおりの中に入れてもらうことにしました。
ターバン野口は、野口英世の肖像が描かれた千円札を使用した折り紙。
インターネット上で話題となり、金運上昇のお守りなどとして、雑誌、テレビ番組、新聞などでも紹介されている。
Wikipediaより引用
今はもう折り方を忘れてしまいましたが、2007年当時のもへちゃんは「ターバン野口」に関しては、自分なりに工夫して、次の4種類の「野口」を折ることができてました。




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