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中学生作の秀逸なキャッチコピーネタで、進路を考えさせる通信に

2021/11/05

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 何気ない日常の一部分を切り取り、

  • 人権
  • 労働
  • 反戦平和
  • 学ぶ
  • 生命
  • 継続
  • 進路

などの内容に結びつける…そんな通信を書きたいと先生時代、常々思ってました。

 今回紹介するのは、そんな通信の1つです。

 では「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.105」(2018年11月5日発行)を紹介します。

すり傷をなめてはいけない

すごく感心した掲示物

 前号で、私の好きな掲示物を紹介しましたが、すごく感心した掲示物が別にあります。

 それは体育館に行く通路に貼ってある保体委員会作成の保健だよりです。

 これ ↓ です。

 文化祭の日には、この健康新聞は体育館に貼っていました。

 私は、見出しが気になって、数人の人に

もへちゃん
もへちゃん

 「すり傷はなめてはいけない」って書いてるけど、

  • 「すり傷をしためてはいけない」ってこと?

 それとも

  • 「すり傷を甘くみてはいけない」ってこと?

と聞きました。

 私は、中学生が作る壁新聞に心かれることなんてほとんどありません。

 だってどれも同じみたいだからです。

 ところがこれは違いました。

 見出しで、私の興味・関心を鷲掴わしづかみにしたのです。

 もう1枚の「知ろう!親知らず」も、「知る」という単語を前と後に使って、「えっ?知らせたいの?知らせたくないの?」と一瞬考えさせられました。

もへちゃん
もへちゃん

 うまいっ!

 やはり私の心を鷲掴みにしました。

もしかしたら将来はコピーライター!?

 コピーライターという職業があります。

 キャッチコピーを書く人のことです。

 キャッチコピーとは、人の注意をひく宣伝文句のことであり、コピーライターとは広告についての職業の1つです。

 広告の世界で言うコピーとは、広告に使われる文字全般のことを言います。

 新聞、雑誌、ポスター、テレビ、ラジオ…のコマーシャル等で使われるフレーズです。

 「グッディならできる♪」とか「地図に残る仕事」「駅前留学」…世の中は一度聞いたら耳に残り続けるフレーズにあふれています。

 そんな広告コピーを書いているのが、コピーライターと呼ばれる人たちです。

 こんな職業もあるんですね。

  • すり傷をなめてはいけない
  • 知ろう!親知らず

は、優秀なキャッチコピーだと私は感じました。

 書いた人の才能を感じます。

 もしかしたら将来、コピーライターとして活躍する人かもしれません(^^)

進路を考える

 さて、11月8日(木)は、第3回進路希望調査の提出〆切日です。

 この土日、保護者とともにしっかり考えることはできたでしょうか?

 先週金曜日の進路説明会で、卒業生のHNさんが

高校は、最終目標ではない。

という話をされました。

 ハードル走に例えるなら、高校入試は「ゴールではなく、一つ目のハードル」ということになります。

 そのもっと先のゴールに、あなたの能力や意欲にぴったりの仕事があるはずです。

写真ACからの写真

 保健新聞で「すり傷をなめてはいけない」「知ろう!親知らず」を考えついた人は、コピーライターというゴールも選択肢の1つになります。

 たどり着けるかどうかはあなたの才能と、今まで、そして今後の努力次第。

もへちゃん
もへちゃん

 その1つ目のハードル

 あなたはどの高校、どの専門学校を選ぶのでしょうか?

もへちゃん
もへちゃん

 最終的なゴール

 就きたい仕事のイメージは何でしょうか?

 考えて考えて、今の段階での結論を、第3回進路希望調査に書き込みましょう。

子ども時代の終わり…進路を考えるとは

 さて、あなたの「子どもの時代」がまさに終わろうとしています。

 将来のことを考えず、日が暮れるまで遊んでよかった「子ども時代」。

写真ACからの写真

 けれど、将来、何らかの仕事にかねば、自分を含めたまわりの人を幸せにすることができません。

 家族ができれば、その家族を幸せにするためにお金を稼がねばなりません。

もへちゃん
もへちゃん

 お金だけでなく、あなたの仕事そのものが、たくさんの人の幸せにつながる…そんな仕事に就いて欲しい。

とも私は思います。

 高校選び、専門学校選び…すなわち進路を考えるとは、自分も含めたまわりの人を幸せにするための「選択」なわけです。

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

たくさん通信を発行するコツ

 2018年10月20日に開催された文化祭(合唱コンクール)で、もへちゃんは、今回紹介した壁新聞を見つけました。

 見た途端に、壁新聞を書いた子たちの才能を感じました。

 しかし、すぐには通信に書きませんでした。(通信にしたのは見つけてから15日後の11月5日でした)

もへちゃん
もへちゃん

 なぜでしょう?

 それは「持ちネタ」として、温存したからです(^^)

 通信を書く時間さえあれば、もへちゃんはほぼ毎日通信を発行することができます。

 今回紹介した2018年は副任だったので書く時間があり、172号を発行できました。

たくさん通信を書くコツ

 たくさん通信を書くためのテクニックは

  • 内容を詰めすぎないこと
  • 普段からネタを探すこと
  • パソコン等で制作するならB5版(文字ギッシリはダメ、たくさん書きたい気分の時はB5両面にする)
  • 子どもたちに話す内容をそのまま文章にする

などです。

通信はラブレター

 日本全国の先生の皆さん、子どもたちへラブレターを書く感じで通信を書かれませんか?

 そうすれば、行事連絡と指示だけの無味乾燥な通信から脱却できます!

 「文字ビッシリで読みたくなくなる通信」なんて、書けなくなります(^^)

 

 ただ、「書く時間」に関しては、近年ますます無くなりつつあります。

 先生たちの勤務実態が今のままでは、「ラブレターのような通信をたくさん書く」というのは、全然「持続可能」ではありません。

 もへちゃんがまだ先生をしていたコロナ直前には「教員の働き方改革」という話題もありましたが…。

 コロナ後の今はどうなんでしょう?

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