2020/07/06
はじめに

もへちゃんが住む福岡は、昨夜からの大雨で、様々なところで避難指示が出ています。
聞くところによると、ある高校は2時間目の授業後に放課になったとか。
高校だと電車通学の子とかいるから、電車が不通になると困ります。
早め早めの判断ってことでしょう。
さて、新型コロナウイルス感染症の影響で、卒業生たちも高校に入学したものの休校が続き、いつもの高校生活というわけには行かなかったみたいです。
ある高校では、毎年、入学して少しして中学時代の先生にお手紙を書かせるってとりくみをされてましたが…今年はどうしたのかな?
6月からのスタートだったからなぁ…
今回は、そんなお手紙を通して中1生に高校を意識させようと書いた「◯中1学年だより 第21号」(2011年5月26日発行)を紹介します。
卒業生からの手紙
◯◯◯中学校を卒業した先輩達から、先生たちにお手紙が来ました。
「中3の時の担任の先生にお手紙を書く」というこの取り組みは、いくつかの高校が、年度の初めに毎年行っているものです。
◯◯先生や▢▢先生、△△△先生、◎◎先生、その他◯◯◯中学校で卒業生を出した先生たちがうれしそうに読んでいたので、その一つを紹介します。
卒業生からのお手紙
お久しぶりです。先生に励ましの言葉をもらった時以来ですね。
先生は元気でしょうか。
私はけっこう元気です。
友達は、少しぐらいですができました。
昼休みや帰りにたくさん話をしたり、相談などを気楽にできるようになり、楽しく学校生活を送っています。
やはり、勉強は相変わらずで、あまりできていません。
英文が書けなかったり、リスニングでは聞き取れていないところがたくさんあります。
だけど、辞書や教科書を使って自分なりに努力していきたいです。
部活は、美術部に入って、かけもちで水泳同好会にも入りたいです。
絵や工作をがんばっていきたいと思ったし、先輩たちが優しく教えてくれたから、自分はここで一生懸命取り組んでいけそうだと思いました。
だから美術部に入りたいです。

水泳同好会は、ずっと習ってきた水泳をまだ続けたいと思ったのと、今まで他の人と競うことが全くなかったから、これからはタイムを競い合っていきたいからです。
私は○○高校でよかったと思います。
公立に行ってても、授業の内容が全然わからなくても困るし、通学する時も不便なく安全に行けるからです。
けれど、すごくお金がかかってしまって家族に負担をかけてしまっているので、いい所に就職して婆ちゃんを安心させてやりたいです。
4月26日から宿泊研修に行きました。
大自然に囲まれて緑がいっぱいできれいでした。
そこで山登りをしたのですが、長い長い道のりですごく疲れましたが、楽しく元気に登れることができました。
途中で○○ちゃんをおぶって登ったりしたので大変でした。
空が青くていいところでした。
最後になりますが、高校でも協力し合って体育会や学園祭を成功させていきたいと思います。
▢▢先生もいつまでも元気で明るい授業をしてください。
そして、ありがとうございました。
この手紙を読んでいた担任だった▢▢先生は

今まで他の人と競うことが全くなかったから、これからはタイムを競い合っていきたい
のところを読んで、

中学時代より成長してるでしょ
と話してくれました。

すごくお金がかかってしまって家族に負担をかけてしまっているので、いい所に就職して婆ちゃんを安心させてやりたい
のところを読んでは、

家族のことを思いながら、将来をしっかり考えてるでしょ
とうれしそうに話されました。
そして、とても大事そうに机の引き出しにそっとしまわれました。
こんな手紙は、教師にとって宝物なのです。
おわりに

毎年、この時期になると豪雨の被害がニュースになります。
「50年に1度」とか「観測史上初めての」なんて形容詞が、毎年のように使われます。
新型コロナウイルス感染症だけでなく、地球温暖化という問題にも効果的な対応を求められているのです。
日本もやっと、二酸化炭素を多く出す石炭火力発電所の9割弱を、2030年度までに段階的に休廃止するそうです。
よかった(^^)
しかし不安はまだ残っています。
不安①
アメリカのトランプ大統領は、温暖化そのものを否定して、温室効果ガスを削減することを目標に掲げたパリ協定から離脱しました。
トランプ大統領は、新型コロナウイルスも同様なやり方で無視するつもりでしたが、こちらはごまかしが効きませんでした。
地球温暖化問題をごまかし通したとしても、確実に私たちの周りの環境を蝕んでいくのです。
毎年のように「50年に1度」な雨が降るのがその証拠です。
不安②
石炭火力発電所を休廃止する代わりに、太陽光などの再生可能エネルギーの比率を高め、原子力発電の稼働率も高めるそうです。
太陽光などの再生可能エネルギーだけならいいのですが…。
石炭火力発電所についてポエム批判された小泉環境大臣のお父さんである小泉純一郎さんは「原発はトイレなきマンション」と言われました。
原発から出る放射性廃棄物をどうするか…人類はその答えを持っていません。
「トイレのないマンション」と言われる所以です。
さらに東日本大震災による東京電力・福島第1原子力発電所の炉心融解事故の処理は40年かかると言われていますが、それで終われるか保証はありません。
今でも放射線を帯びた処理水はたまり続けています。
ドイツはこの事故を知って、早々に脱原発の方針を決めたというのに…
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