6.23沖縄慰霊の日 平和の詩(付録00年~20年の平和の詩)

2020/06/23

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 前回の記事で「詩 便所掃除について書く」と予告してました。

 期待されていた方、ごめんなさいm(_ _)m

 今日(6月23日)は、沖縄慰霊の日で、もへちゃんにとっては「反戦平和の節目の日」なので、「詩 便所掃除」は次回に廻します。

沖縄戦とは

 沖縄は、太平洋戦争で唯一、地上戦に一般住民が巻き込まれた場所です。

 75年前のまさにこの時期、沖縄県民は戦争に巻き込まれ12万2千人以上が亡くなりました。

 これは、県民の4人に1人が亡くなったことになります。

 4人に1人ですよ。

 クラスに36人の子がいたとしたら、9人が戦争で亡くなるんです。

 家族全員が亡くなった家庭ももちろんあります。

 先生も生徒もたくさん亡くなっています。

 繰り返さないために学ばなければなりません。大人も子どもも!

 そこで今回は、担任の先生方が沖縄慰霊の日のことを語れるように、事前に職員に配った「人権教育通信(2018年6月22日発行)」を紹介します。

◯◯◯ネットワーク

昨日、◯◯◯の指導員の◯◯先生から

これ、すごくない?

と言われながら、1枚のプリントをもらいました。

 中身は、明日6/23にある2018年沖縄全戦没者追悼式で、朗読される詩「生きる」でした。

2018沖縄慰霊の日 平和の詩「生きる」

生きる

浦添市立港川中学校3年 相良 倫子

私は、生きている。

マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、

心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、

草の匂いを鼻孔に感じ、

遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。

 

私は今、生きている。

私の生きるこの島は、

何と美しい島だろう。

青く輝く海、

岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、

山羊の嘶き、

小川のせせらぎ、

畑に続く小道、

萌え出づる山の緑、

優しい三線の響き、

照りつける太陽の光。

私はなんと美しい島に、

生まれ育ったのだろう。

ありったけの私の感覚器で、感受性で、

島を感じる。心がじわりと熱くなる。

私はこの瞬間を、生きている。

この瞬間の素晴らしさが

この瞬間の愛おしさが

今と言う安らぎとなり

私の中に広がりゆく。

 

たまらなく込み上げるこの気持ちを

どう表現しよう。

大切な今よ

かけがえのない今よ

私の生きる、この今よ。

 

73年前、

私の愛する島が、死の島と化したあの日。

小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。

優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。

青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。

草の匂いは死臭で濁り、

光り輝いていた海の水面は、

戦艦で埋め尽くされた。

火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、

燃え尽くされた民家、火薬の匂い。

着弾に揺れる大地。血に染まった海。

魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。

阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

 

みんな、生きていたのだ。

私と何も変わらない、

懸命に生きる命だったのだ。

彼らの人生を、それぞれの未来を。

疑うことなく、思い描いていたんだ。

家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。

仕事があった。生きがいがあった。

日々の小さな幸せを喜んだ。

手を取り合って生きてきた、私と同じ、人間だった。

それなのに。

壊されて、奪われた。

 

生きた時代が違う。ただ、それだけで。

無辜の命を。あたり前に生きていた、あの日々を。

 

摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。

悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。

私は手を強く握り、誓う。

奪われた命に想いを馳せて、

心から、誓う。

 

私が生きている限り、

こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、

絶対に許さないことを。

もう二度と過去を未来にしないこと。

全ての人間が、国境を越え、人種を越え、

宗教を超え、あらゆる利害を越えて、

平和である世界を目指すこと。

生きる事、命を大切にできることを、

誰からも侵されない世界を創ること。

平和を創造する努力を、厭わないことを。

 

あなたも、感じるだろう。

この島の美しさを。

 

あなたも、知っているだろう。

この島の悲しみを。

 

そして、あなたも、

私と同じこの瞬間(とき)を

一緒に生きているのだ。

今を一緒に、生きているのだ。

 

だから、きっとわかるはずなんだ。

戦争の無意味さを。本当の平和を。

頭じゃなくて、その心で。

戦力という愚かな力を持つことで、

得られる平和など、本当は無いことを。

 

平和とは、あたり前に生きること。

その命を精一杯輝かせて生きることだということを。

 

私は、今を生きている。

みんなと一緒に。

そして、これからも生きていく。

一日一日を大切に。

平和を想って。平和を祈って。

なぜなら、未来は、

この瞬間の延長線上にあるからだ。

つまり、未来は、今なんだ。

 

大好きな、私の島。

誇り高き、みんなの島。

そして、この島に生きる、すべての命。

私と共に今を生きる、私の友。私の家族。

これからも、共に生きてゆこう。

 

この青に囲まれた美しい故郷から。

真の平和を発信しよう。

一人一人が立ち上がって、

みんなで未来を歩んでいこう。

摩文仁の丘の風に吹かれ、

私の命が鳴っている。

過去と現在、未来の共鳴。

鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。

命よ響け。生きゆく未来に。

私は今を、生きていく。

2018年沖縄全戦没者追悼式 平和の詩「生きる」
摩文仁の丘 shikemaさんによる写真ACからの写真

相良倫子さんの記事

 ネットで検索してみると次のような記事がありました

 23日の慰霊の日に開かれる沖縄全戦没者追悼式で、自作の詩「生きる」を朗読する浦添市立港川中3年の相良倫子さん(14)が12日、同校で記者会見した。

 曽祖母から沖縄戦の体験をよく聞かされ、平和について考える機会が多いという相良さんは「私なりに考えて、自分の命を精いっぱい輝かせて生きていくことが平和だと思った」と詩に込めた思いを語った。

 94歳になるという相良さんの曽祖母は沖縄戦が始まる前は理髪店で働いており、日本軍を指揮した牛島満中将の散髪をしていた。

 曽祖母が知る牛島中将は心配りができる人だったといい「戦争は人を鬼に変える。絶対にしてはいけない」と聞かされている。

 平和とは当たり前に生きることだと考え、詩のテーマを決定。沖縄の美しい風景と戦争で変わり果てた様子を描いた。

 「対比させると戦争の残酷さがより伝わるかなと思った」と狙いを語った。

 相良さんは「児童・生徒の平和メッセージ」の詩の部で3年連続で最優秀賞を受賞しているものの、朗読は初めて。

 聞いた人が平和について考えるきっかけになってほしいとし、「詩に込めたメッセージをしっかり伝えられるように読みたい」と意気込んだ。

琉球新報2018年6月13日より

「詩 生きる」全文の入手先は?

 しかし、インターネット検索でニュースの記事は見つけられましたが、詩の全文はどこにもありません。

 ◯◯先生にどうやって手に入れたのかと聞くと、

動画で朗読してるページがあったから、もう1人の指導員の▢▢先生と2人で文字起こしした

とのこと。さらに

△中の先生で、明日、学級指導や通信とかで使う人がいたら、渡して

と言われました。

 う~ん、これぞまさしく◯◯◯ネットワーク!!

担任の先生が語る…そのために

 担任の先生が

 明日は沖縄慰霊の日です。

 NHKで11時45分から式典が放送されます。

 君たちと同世代の相良さんの朗読、聞いてみませんか

なんて言いながら、学級通信、出せたらワクワクしませんか(^^

 詩の全文については、個人フォルダの「mohechan」にワード形式で入れていますので、ご自由にお使いください。

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 今年(2020年)の沖縄慰霊の日に朗読された平和の詩「あなたがあの時」(沖縄県立首里高校3年 高良 朱香音さん)は、早い段階でインターネットで検索できました。

 なので、学級通信等で紹介した先生って多いかもしれませんね。

 今回紹介した2018年は、担任の先生方にネタをあげたので、もへちゃんが書いていた「学年だよりミニ」では平和の詩「生きる」を書くことはしませんでした。

 代わりにどうしたかと言うと…

 出さない?そんなわけありません6.23はとても大切な節目の日なのですから

 じゃあどうしたかというと…

 次回のお楽しみにいたしま…

ちょっと待ったぁ~

 いやいや、ちょっと待てよ。

 「詩 便所掃除」を楽しみにしてる人もいるかもしれない。

 手ぬぐいマスクMark3(仮③)報告を心待ちにしてる人もいるかもしれない(^^)

 ねっ、学級通信のネタって、こんな風にどんどん湧いて出るでしょ(笑)

 でも、どうしようかなぁ(^o^)

付録・過去の沖縄慰霊の日の「平和の詩」

 過去の沖縄慰霊の日に朗読されてきた「平和の詩」を検索してたら、一カ所にまとまってなくて、探すのにちょっと苦労しました。

 そこで反戦平和の資料保存という意味で、「もへちゃん先生の学級通信の資料置き場」に見つけることができた2000年~2020年分をまとめておきました。

 必要ならばお使いくださいm(_ _)m

2000年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2000

2001年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2001

2002年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2002

2003年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2003

2004年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2004

2005年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2005

2006年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2006

2007年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2007

2008年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2008

2009年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2009

2010年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2010

2011年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2011

2012年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2012

2013年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2013

2014年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2014

2015年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2015

2016年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2016

2017年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2017

2018年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2018

2019年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2019

2020年…https://moheji.hatenadiary.jp/entry/heiwanoshi2020

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