2021/02/17
はじめに

中3生の2月中旬は、私立高に進学決定した子と、公立高受検する子が混在します。

ホッとしている人がどんな態度に出るかで、クラスの授業の雰囲気が決まる
2018年度、もへちゃんが勤務していた学校の中3生は、受験が終わった子も、「誰1人見捨てまい」「誰も置き去りにしない」と支え合えていました。
このことを書いた通信は、前回紹介しました。

進路決定した子たちが、授業でもがんばってくれている。
ならば、これから受検する子たちを遠慮無く鼓舞することができる!
授業で、こう感じたもへちゃん(^^)
だから、この時期(2月中旬)に、公立入試に向けてラストスパートすべき子たちに向けた通信を、学年全体に向けて発行できました。
そんな学年通信「◯◯◯中学校 3学年だよりミニ No.159」(2019年2月15日発行)を紹介します。
エンパワーメント②
中学最後の定期テストが終わりました。
できばえは、どうだったでしょうか?
そして、公立入試まであと19日になりました。
本気な姿
昨日の5校時、◯◯先生が急な会議が入ったということで、学活の時間、▢組に行きました。
◯◯先生(▢組の担任でした)だったら、卒業式に向けての学活なんて時間になったのかもしれませんが、私は担任ではありませんので、定期考査前日ということもあり、試験勉強をしてもらいました。
50分間、▢組のみんなは、黙々と勉強をしていました。

いや、「みんな」ではなく、「ほぼみんな」かな?
睡魔に負けてた人もいました 笑
ほぼみんなが、黙々と勉強している姿を見て、

あぁ、この子たちは、今までの人生の中で、これほど本気で臨んだことがないくらいの「本気」さで、勉強している(^^)

この中には、私立受験とか公立推薦とかで思うような結果がでなくて、不安な人もいるだろうけどなぁ…(>_<)
そんなことを思っていました。
もへちゃんも「本気」で勉強したことがある
私にも「本気」で勉強した経験が何度かあります。

え~、「何度か」しかないんですか?
先生なのに!?
という突っ込みはやめましょう。

「何度か」しか無いんです(^^;)
そのうちの1つは、高校受験です。
「本気で勉強する」とは
ここで言う「本気で勉強する」とは、言われてするのではなく、自分で求めてする勉強のことです。
「やる気スイッチ」が入っている状態のことです。

学年だよりミニ41号(力を引き出す①…ビリギャルやもへちゃんから学ぶ「マジで点数をとれるようになる方法」)「エンパワーメント」で、こんな記事を書きました。
あなたの中に眠っている実力は、効率的に努力を重ねることで、どんどん引き出すことができます。
そして100%引き出せたら、周りから見ると奇跡のようなことが起きます。
映画「ビリギャル」もそうでした。
(中略)
このように、自分の中に眠っている力を引き出すことを、教育の世界では「エンパワーメント」と言います。
この言葉は学力だけではなく、人権感覚や運動能力にも使います。
◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.41「エンパワーメント」より引用
人は、自分の中に眠っている力(潜在能力)を、ふだんは、引き出せずにいます。
あなたの中の潜在能力を100%引き出せたら、すごいことが起きます。
私が言うのだから、まちがいありません。

だって、私は経験者だもの(^^)
エンパワーメントした経験
高校時代、部活動ばっかりして、家ではバタンキューでした。
※バタンキュー…くたくたに疲れてバタンと倒れ込んで、そのまま布団で意識がキューと薄れていって眠ってしまうこと
授業中は、ペン回しばっかりしてました。
当然の結果として、402人中399番なんて成績をとってしまいました(^^;)
一念発起して、勉強漬けの日々(1日17時間勉強を3ヶ月)の中でエンパワーメントして、共通一次試験(今で言うセンター試験)の自己採点では学年17位。
周りの人からは

もへちゃん、奇跡やぁ
と言われました。
でも、私自身は「奇跡」とは思ってませんでした。

あれだけ(1日17時間✕3ヶ月)やったんだから、当然の結果だ。
でも、やっぱ…超嬉しい(^o^)
そう思ってました。
公立入試まであと19日
あのときの私が、受検19日前だったらどう思うか。
「あと19日しかない」
いえいえ、そうは思わなかったです。
1日1日、やった分だけ自分の力を引き出せている感覚があったもの。
だから

まだ19日ある。
もう19段階、俺はかしこくなれる!
そう思ったに違いありません。
もへちゃん自身の勉強量ベスト3
ちなみに、私が今まで一番勉強したなぁと思うのは「大学入試」です。
2番目が「高校入試」。
大学入試の時は、1月以降は多くの人が私立大学受験とかで他県に行ったりするので、学校で出席をとるのは週に1回だけでした。
だから「1日17時間勉強」なんてやれたわけです。
高校入試ではそんな制度はありませんでしたから、普通に学校に行って、帰宅した後、受験勉強してました。
中3の今頃は、1日6時間勉強でした。
19日×6時間=114時間
公立受験を19日後に控えた人は、その114時間をどう使いますか?
ちなみに3番目は「教員採用試験」かな?
それとも「危険物乙種4類」の試験の時かな?
両方ともいわゆる「資格試験」です。
どうも私は、自分の人生を左右するような時だけは、全力を発揮できるタイプのようです(笑)
おわりに

もへちゃん自身は、自分の人生を左右するような時は「逆転一発型」ですが、たくさんの子どもたちを通して、「コツコツ型」こそが最強だと思っています。

でもなぁ…、
わかってはいても、未だにギリギリになるまで集中できないんだよなぁ(^^;)
ちなみに、中3生の2月中旬に「コツコツ型が最高」なんて言ったり、通信に書いたりはしません。
子どもへの声かけや文章は、正論ばかりではなく、TPOに応じて書く内容を考えることが大事だと思っているからです。
(TPO…time…時,place…場所,opportunity…機会又はoccasion…場合)
中3生の2月中旬という「時」だからこそ、やる気を鼓舞する内容なわけです。
「エンパワーメント②」という題
今回紹介した通信の題は、「エンパワーメント②」でした。
「エンパワーメント」と題した通信を書いたのは、2018年6月13日。
なんと、今回紹介した通信の8ヶ月前です。
学級担任だったら、100号を超えた年の通信は、製本してきました ↓
製本したのであれば、

「エンパワーメント②」ってことは「エンパワーメント①」があったってこと?
いつ発行されたっけ?
なんて見直すこともできたでしょうけれども…。
この年発行してたのは学年通信だったので、そういう楽しみは、もへちゃんだけしか味わえませんでした(T_T)
コメント