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差別落書きを「感じて」もらう②

2022/07/13

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 もへちゃんの住む福岡県は、7月は「同和」問題啓発強調月間です。

 そこで前回は、差別落書きをのことを同僚の先生方に「知らせる」ための通信「人権教育通信No.2」を紹介しました。

 今回は、同僚の先生方に「感じてもらう」べく、その数日後に発行した通信「人権教育通信No.3」(2018年5月15日発行)を紹介します。

差別落書きを見て

ゴーマニズム宣言差別論スペシャル(小林よしのり著、幻冬舎刊)より引用

このマンガは、20年前に出版された「ゴーマニズム宣言差別論スペシャル」です。

ゴーマニズム宣言差別論スペシャル(小林よしのり著、幻冬舎刊)

 作者は「東大一直線」や「おぼっちゃまくん」などのヒット作を持つ小林よしのりさんです。

小林よしのりオフィシャルwebサイト PROFILEより引用

 このマンガは、部落差別に対して真っ向からとりくんだことで、当時話題になりました。

ゴーマニズム宣言差別論スペシャル(小林よしのり著、幻冬舎刊)より引用

 児童センターの壁の落書きを書いた人は、まだわかっていません。

 けれど、

もへちゃん
もへちゃん

 このマンガに出てくる「差別者」の様な人だろう。

と推測できます。

と、ここまでなら、どこの学校でも書ける内容です。

しかし私たちは

 しかし、「同」推(児童生徒支援加配)配置校に勤務する私たちは、このマンガを読むときに、差別者のおばちゃんが「あいつ」と言っている場面で、ムラの子の顔を思い出すことができます。

もへちゃん
もへちゃん

 ぜひ、あの子・・・の顔を思い出しながら、後半のマンガを読み直してみてください。

もへちゃん
もへちゃん

 できるのであればムラの卒業生、青年、じいちゃん、ばあちゃん、父ちゃん、母ちゃんたちの顔も思い出してほしいです。

 児童センターの落書きも、漠然とした相手を指しているのではなく、今、頭の中に浮かんだムラの子に向かって書かれたのです。

もへちゃん
もへちゃん

 胸をえぐるような差別の言葉とともに「死ね」と、あの子に向けて書かれたのです。

 「部落差別は見えなくなり、結婚や就職の時くらいしか無くなった」と私は今まで話してきましたが、○町付近ではそうではないのです。

 児童センターは本校校区からわずか550メートル。

 このままだと、頭の中に浮かんだあの子が、結婚差別で命を落とす未来を残すことになりかねません。

もへちゃん
もへちゃん

 私は絶対、嫌です。

 そして、そんな未来を変える為に○○月○○日の研究発表会があると思っています。

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 この人権教育通信は、差別落書きのことを先生方に知ってもらうとともに、○○月○○日の研究発表会への先生方のモチベーションを高める目的もあって、発行しました。

「役に立つ校内研究」と「役に立たない校内研究」

 もへちゃんは先生時代、長いこと「研究主任」をさせてもらいました。

 なので、他校の研究発表会をよく見にいきました。

 そのほとんどで感じたことは

もへちゃん
もへちゃん

 役に立たない研究やなぁ(>_<)

です。

 ちなみに、「役に立つ研究」と「役に立たない研究」の見分け方は簡単です。

もへちゃん
もへちゃん

 研究発表会が終わっても、その学校の先生方がとりくみを続けているのであれば「役に立つ研究」です。

 もへちゃんが研究主任時代にとりくんだ『学び合い』や「あいうえおの人権教育」は、「役に立つ研究」だと、自負しています。

 まぁ少なくとも、もへちゃん自身は、研究発表会が終了後も、異動して新たな学校に行ってもこれらのとりくみは続けました。

あいうえおの人権教育

「かきくけこ」の人権教育

  「かきくけこの人権教育」とは

  • か…堅い
  • き…きつい
  • く…苦しい
  • け…権威的
  • こ…こわい

 これはかつて、とりくまれていた人権教育です。

 約30年前、もへちゃんが見に行った小学校の研究発表会では、女性の先生が怖い顔をして、

 大事なことなんだから真剣に聞きなさい。

といった雰囲気をバシバシ漂わせ、子どもたちはほぼ一言も喋らず、授業が進んでました。

 そうして育った子たちが、人権感覚の深い子になったかと言うと…

 

 この子たちは、進学先の中学校では「荒れ」てしまい、差別事件も頻発しました(T_T)

 だからもへちゃんは、

もへちゃん
もへちゃん

 「かきくけこ」の人権教育は、先生の自己満足のためには効果があるが、子どもの心を涵養かんようするにはほど遠い(>_<)

と思ってます。

※涵養…自然に水がしみこむように、徐々に教え養うこと

「あいうえお」の人権教育

 「あいうえお」の人権教育とは、かつての「かきくけこの人権教育」のとりくみに対しての反省から出てきたものです。

  • あ…明るい
  • い…いい加減(ほどよい加減)
  • う…嬉しい
  • え…笑顔
  • お…おもしろい

 子どもが体を乗り出すように授業に参加し、被差別の立場の人の思いを体験し、仲間と協力しあってより深まっていく…そんなとりくみです。

 さて、「あいうえおの人権教育」と書いてきましたが、校内研究の際の表現は

自他の人権を守り尊重する想像力や共感的理解力を育てる人権学習プログラムの研究
ー「参加」「体験」「協力」を取り入れた学習活動の工夫を通してー

なんて文言を使いました。

 ちなみに「あいうえおの人権教育」に関しては、本ブログで何度も紹介しています。

 検索窓(パソコンの方は右側、スマホでご覧になってる方は記事よりずっと下)で「あいうえお」と入力して検索してもらうと出てくると思いますm(_ _)m

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