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◯◯中学校 核兵器廃絶 一千人署名 協力依頼書とセルフイメージ

2021/07/30

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 「核兵器廃絶と平和な世界の実現」をめざしている高校生一万人署名活動。

 この活動は、2001年からとりくまれていたようです。

 ちなみに、もへちゃんが、中学生の子たちと核兵器廃絶署名にとりみ始めたのは2008年からです。

 「その2008年にどんなやりとりがあったのか」について書いた通信を、前々回、前回のブログで紹介しました。

  1. 「学級一善」で何にとりくんだか…ヒントは、原爆瓦 再現実験
  2. 高校生一万人署名にインスパイアされ◯◯◯中学校一千人署名始動

 今回紹介するのは通信ではなく、2008年度もへちゃん組の核兵器廃絶一千人署名事務局の子たちが作成した「協力依頼書」です。

1千人署名について 

2008(平成20)年    

 私たち、◯◯◯中学校1年1組は、学級一善の取り組みとして、核兵器の廃絶と平和な世界の実現を求める1千人署名を行いたいと考えています。

 そこで、地域の人が多く集まる         で活動させてもらいたいと考えました。 

1千人署名の目的

 長崎と広島に原子爆弾が落とされ、長い年月がたちました。

 そういうことがもうないように、署名活動をしたいと考えました。

 私たちができることはあまりないけれど、人のために何かしようと思って活動する事にしました。

 署名が行き着く場所

 署名が集まったら、長崎の高校生1万人署名活動委員会に送って、国際連合に持って行ってもらいます。

 アメリカ・ニューヨーク本部、スイス・ジュネーブ欧州(ヨーロッパ)本部に渡しにいくそうです。 

なぜ1千人署名か

 2年前の8月6日、◯中の平和集会に長崎で署名活動をしている高校生が来て話をされたそうです。

 そして、私たちが入学した今年、平和劇が復活しました。

 ◯中の伝統を受け継ぎ、「学ぶだけでなく行動したい」…

 だから私たちは、長崎で署名活動をしている高校生の役に少しでもたてるように、署名活動を取り組みたいのです。

◯中1千人署名事務局

◯◯◯中学校1年1組

  • IG(F小学校出身)
  • IS (F北小学校出身)
  • KN・SR(F東小学校出身)
  • SM・TC・FT・WD・WT(T小学校出身)

※ 学級一善とは、「人権・平和・共生」を大切にしてきた◯中生徒会の今年のとりくみのひとつです

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 この「協力依頼書」は、事務局の1人の子が、自宅のパソコンで作成してもってきたものを、もへちゃんが添削てんさくしました。

 さらに、校長先生・教頭先生にアドバイスをもらいに行かせました。

 「担任からの指導」だと、さほど緊張しないからです(^^)

 そして、前回のブログに書いたように、管理職には「不備があったら、どんどん突き返してください」とお願いしてました。

 数度の書き直し後の「協力依頼書」が、今回紹介したものです。

2度の挫折

 緊張しながらも、校長先生・教頭先生のお墨付きをもらったのですから、事務局の子たちのセルフイメージはUPしまくりです(^^)

 さらに3日間の校内署名活動でも手応えを感じた事務局の子どもたちは、できあがった「協力依頼書」を、意気揚々と出身小学校の校長先生に持って行きました。

 秋にある出身小学校のバザーで、署名活動をさせてくださいm(_ _)m

と頼むためです。

 しかし、喜び勇んで一番最初に行ったT小出身の5人は、2度の挫折を経験することになりました。

1度目

 1度目は、自分たちがそろって行きやすい日曜日に行って、学校が閉まってました。

2度目

 2度目は、管理職の先生が出張の日に行って、他の先生方から「出直しておいで」と言われました。

挫折から学んだこと

 3度目で校長先生に会えて、了解をもらった事務局の子どもたちから、クラス全体に、2度の失敗のことを報告してもらいました。

 もちろん失敗の報告だけでなく、学んだこと

人に物事ものごとを頼むときは、相手の都合を前もって聞いて、訪問しなければならない

も報告してもらいました。

ネタバレ「挫折の裏でもへちゃん暗躍」

 このとき、もへちゃんは何をしてたの?

もへちゃん
もへちゃん

 えっ?

 どうしようかな~。

 ネタバレしたら、2008年度もへちゃん組の子たちがこのブログを見たら怒られちゃうかなぁ(^^;)…

もへちゃん
もへちゃん

 仕方んなか、あんただけにこそ~と教えちゃあたい

(仕方ない、あなたたげにこっそり教えちゃいます)

 もへちゃんは、前もって小学校の管理職の先生に、

  • 子どもたちがとりくみたいことの主旨
  • とりくみの内容
  • 後日、子どもたちが直接お願いしに訪問すること
  • あえて担任である自分が付いていかない理由(出身小学校であれば、先生方はあたたかく見守ってくれるだろうし、もへちゃんが行くと、どうしても頼ろうとするだろうから

などを伝えてました。

 と同時に、「不備があったら突き返してください」とお願いしていました(^^)

 ねらいどおり、子どもたちは、反戦平和にとりくむと同時に、社会人として知っておくべきことを身に染みて感じてくれました。

 めでたし、めでたし(^o^)

署名用紙

 裏で暗躍していたもへちゃんですが、出身小学校を訪問する子たちに

もへちゃん
もへちゃん

 協力依頼書とともに署名用紙も持って行き「こんな署名をとります」と相手方に確認してもらえよ

ってことは、アドバイスしていました。

 集めた署名は、高校生一万人署名活動実行委員会に送れば、国連に持って行ってもらえるように

 高校生平和大使・高校生一万人署名活動のホームページにある「国連へ提出する署名用紙」をダウンロードしました。

知る→感じる→行動する=セルフイメージUP

 人権学習や平和学習では「知る」→「感じる」だけではなく、やはり「行動する」までを体験させてほしいと思います。

 子どもたちは「行動すること」で、セルフイメージがどんどんUPしていきます。

 こんなとりくみを数年続けていったことで、この中学校を卒業した子の1人が、高校生平和大使に選ばれ、国連本部で核兵器廃絶と平和な世界をつくるためのスピーチを行いました。

 そんな先輩がいるって知ると、次世代の子どもたちは、またセルフイメージがUPします。

 この学校では、核兵器廃絶署名にとりくみ続けることで、セルフイメージUPの好循環が生まれました。

 ちなみに、こんな子どもたちにかかわれたことで、もへちゃんのセルフイメージもUPしましたとさ。

 めでたし、めでたし(^^)

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