願書用の名前の確認→「創氏改名」→国連の「人権の10年」

2020/07/02

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 前回のブログで、もへちゃんの名前の漢字が「」ではなく「」であるってことを書きました。

 おかげで、受験の際に書く願書の名前の漢字について、子どもたちに具体例を挙げて注意できます(^^)

 今回紹介する通信も、進路説明会があったこの時期に、名前の漢字をチェックしようってことで書いたのですが…

 この年は担任だったこともあって、ただチェックのためだけでなく、このことをきっかけにして、反戦平和や人権感覚を深めるような内容の通信になってます。

 では「学級記録 No.24」(1996年6月14日発行)を紹介します。

「敏◯」か「敏◯」か

 来週の金曜に「進路説明会」がある。

 1日ずつ「進路」決定の日に近づいているのだ。

 ところで、あなたの名前は正確だろうか?

 願書には戸籍どおりに書かねばならないのだ。

 例えば、僕の名前は「◯◯ ◯」ではなく、「◯◯ ◯」。

 どこが違うか、わかるかな?

ハンコ屋さんからの確認用プリント

 ハンコ屋さんから次のようなプリントをもらった。

 同じ字でも次のような種類が有り、そのほか新字体、旧字体、点のあるのとないもの、字典にない特殊な漢字等があります。

          例

  

  

  

  

  

  

  

例として記しました。

一例にすぎません。

他にまだたくさんあります。

なんで同じはずの字がこんなに?

 このプリントを眺めながら

もへちゃん
もへちゃん

なんで同じはずの字がこんなにあるんだろうか?

なぜ1つにしてしまわないんだろうか?

と思った。

 事実、普段使う漢字は省略されてきた。(例:學→学)

もへちゃん
もへちゃん

なぜだろう?

その理由を推理してみました

 それは「名前」を大切にしてきたからだ。

 その人を表すものだからだ。

 名前を大切にしてきたわけだ。

 逆の言い方をすれば、名前をいい加減に扱うことは、その人間をいい加減に扱うことだと考えたのだ。

 だから名前の漢字だけは省略されなかったのだ。

名前を大切にした国なのに

 けれども、日本人は1939年、侵略していた朝鮮(現在では韓国と北朝鮮)の人たちに対して名前を日本名にすることを強要した。

 「創氏改名」である。

 言葉も日本語へ…

 当然、小学校では、朝鮮の子どもたちに「国語」と言って日本語の教育をした。

 朝鮮も名前を大切にする民族だ。

 儒教の教えもあり、祖先を大切にし、年長者を敬い、家を守るといった思いが強いから、なおさらのこと、名前を変えさせられるのは屈辱だった。

 日本人も名前を大切にしてきた。

 けれども昔は、他の国の人のこととなると痛みを想像できなかった。

国連の「人権の10年」

 今、日本だけじゃなく、世界的に「人権」が叫ばれている。

 国連も「人権の10年」と1995年~2004年を位置づけ、「世界中で人権教育を」と呼びかけている。

 過ちは繰り返すまい、「日本人」として、そして「世界人」として。

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 名前を大切にしてきた民族どうしなのに、「創氏改名」をして平気だった当時の日本

 それは「八紘一宇」というスローガンのもと、アジアの人々に対する蔑視(差別的な見方)があったからです。

 戦前から戦時中にかけて、アジアの人に対する差別心をあおる報道やデマ、教育等で、民衆が差別的になっていった結果です。

 差別する人間は、人の痛みをわかろうとしないのです。

 報道や教育に携わる人間は、この過ちを繰り返さないために歴史を学ばなければなりません。

マスコミや教師だけでなく

 でも現代は、当時に比べて報道や教育以外でも様々な情報を得ることができます。

 後の時代に「だまされた」という言い訳をするのではなく、だまされない賢さが民衆にも求められているのです。

八紘一宇とは

 意味は「全世界を一つにまとめて、一家のように和合させること」です。

 太平洋戦争時、日本が海外侵略を正当化するスローガンとして用いました。

 そう言えば、以前「八紘一宇」という言葉を出した国会議員がいたっけ。

 若い頃はファンだったんだけどなぁ(T_T)

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