2021/01/20
はじめに

迷惑千万「センター試験の鼻マスク」
センター試験での「鼻マスク」のニュースにはびっくりです。
しかも、該当する人物は49歳だったとか。

本気で受験してないんじゃない?
ともへちゃんは推理しています。
もしそうなら、周りの受験生にとっては迷惑な話です。
高校受験もスタート
さて、もへちゃんの住む福岡では、明日(2021年1月21日)の私立高校の推薦・専願入試を皮切りに、高校受験がスタートします。
なので、「受験当日に注意すること」を具体的に書いておくには、ちょうどいいタイミングだと思い、「受験当日のリスクマネジメント(危機管理)」シリーズを書いています。
今回は「道に迷ったら」についてのリスクマネジメントです。
最近は、夏前~冬にかけて、たくさんの高校等で体験入学が実施され、多くの子どもが参加しているので、受験当日に迷子になることはないと思います。
それでも、中には受験校に1度も行ったことがないまま受験する子も、たまにいます。
大人だったら、スマホ等で道順を検索することもできますが、普段の中学校生活で携帯・スマホは禁止されているし、高校でも禁止されていることが多いため、受験当日に持って行く子はほとんどいません。
万が一、道を間違えたらどうしたらいいか。
これも受験当日のリスクマネジメントだと思い、通信に書きました。
では「◯◯◯◯中学校 3学年だよりミニ No.21」(2018年1月22日発行)を紹介します。
迷子
明日は福岡地区の私立専願入試。
「専願」ということは「何としても合格したい」って思いから、その入試形態を選んだに違いない。
いや、専願だけでなく、どの入試でも「何としても合格したい」って思いは同じか。
道に迷ったAさん
10年ほど前、Aさんは◯◯高校の特進を受験した。
学力特待生も本気で狙っていた。
まじめで頑張り屋さんの彼は、昼休みも、家でも、もちろん授業中も、一生懸命勉強にとりくんでいた。
そして私立受験の日
Aさんともう1人が集合時間に表れなかった。
2人とも寝坊するような人たちではなかったが、万が一と思い、家に電話をしてみた。
もちろん寝坊してるわけもなく、余裕を持って家を出ていた。

どうしたんだろう?
と気をもんで待っていると、教室での点呼の時間寸前に2人が着いた。
聞くと「電車の駅を降りて、左に行かなくちゃいけなかったところを間違えて右に行った」とのこと。
しばらく歩いて、もう着いてもいい頃なのにそれらしき建物が表れないから、近くの大人の人に聞いたら「あんたたち、反対の方向に来とるよ」と言われたそうだ。
彼らはあわてて引き返した。
間に合うかどうかのギリギリだったから、2人は走った。

2月なのに、学校に着いたときは汗びっしょりだった。
- 遅刻したことでの引け目
- 走って汗をかいた不快感
- テスト前の最後の見直しの時間が0
実力の100%を発揮したら、学力特待として合格すると僕も思っていたAさんだったが、彼は特進には合格したものの、学力特待生としての通知は来なかった。
実力を100%発揮できなかったのだ。
あなたが道に迷ったら
明日は、福岡地区の私立専願入試。
- 時間にはゆとりを持つこと。
- ピンチだと思ったら、自分だけでなんとかしようとするのではなく、まわりの人に相談すること(しかも早めに)。
『学び合い』の授業でやってきたように、まわりの力を使ってでもピンチを切り抜けよう。
おわりに

「受験当日のリスクマネジメント」を口頭で伝えるより、3倍効果的な方法

万が一、迷子になったら、『学び合い』の授業でやってきたように、まわりの力を使ってでもピンチを切り抜けよう!
と帰りの会等で、口頭で注意してもいいのですが…。
口頭で注意するより、通信に書いて、それを帰りの会で「まる読み(句点まで読んだら次の人が読む)」し合ったら
- 視覚…字を見る
- 聴覚…読んでいるのを聞く
- 触覚…自分が読むときの口の感覚
と、3倍の刺激で子どもたちの心に残るのではないかと思います。
英単語や歴史年号、化学式…なんかを暗記する時と同じですね。
単語帳等をながめて憶えるより、言いながら書く方が、刺激が何倍もあって憶えやすくなります。
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