はじめに
2020/09/03

前回のブログで、ビリギャルやもへちゃんが起こした「奇跡」について書きました。
- 偏差値40から慶応大学合格(ビリギャル)
- 402人中399位だったもへちゃんが、共通一次試験(センター試験の前身)の自己採点では、隣接の予備校の人たちも含めて17位(もへちゃん)
しかし、もへちゃんはこれらを、実は「奇跡」とは思っていません。
努力の末、勝ち取った「当然の結果」だと思っています。
たぶんビリギャル本人であるさやかさんも、ビリギャルを指導した坪田先生も同じだと思います。
そこで今回は、「奇跡」という言葉の乱用について違和感を感じたことを伝える通信「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.49」(2018年6月25日発行)を紹介します。
2018FIFAワールドカップ
昨夜遅く、FIFAワールドカップ第2戦 日本vsセネガルがあっていました。
6月19日にあった第1戦のコロンビア戦は、2対1で日本が勝って、興奮しました(^^)
第2戦の結果は2対2の引き分けでした。
けれど、以前、ワールドカップに出場することすらできなかった日本が、今は出場して、さらにそこで勝とうとしていること自体に私は心がジーンときます(T_T)

奇跡!…奇跡?
そういえばコロンビア戦の後、ニュースや新聞で「奇跡!」の文字をやたら目にしました。
私は、これには納得できませんでした。
日本代表が勝ったのは、運がよかったとか、何か人間以外の力が働いたかのような言葉「奇跡」…。

けれど本当は違うと思いませんか?
日本代表が勝てたのは、実力を発揮できたからだと私は思っています。
日本代表の彼らは、自らの実力を100%引き出すために、今まで努力に努力を重ねてきたはずです。
例えば、外国人選手の大きな体での「当たり」に弱いと言われていた日本人選手が、今回は当たり負けしていません。
私は、これぞまさに「エンパワーメント」だと思っています。
日本代表 本田圭祐さんの言葉

僕は毎日、こうなりたいというイメージを頭のなかに描いている。
でも強い相手と1試合すると、そうやってイメージする以上に明確になりたい自分の姿がはっきりと見えてくる。
「こうなりたい」が、「こうでなければならない」に変わる。
本田圭佑オフィシャルWEBサイトより引用
結局、みんなが嫌がることを我慢してできるかどうかなんですよ。
オレはスーパーマンでもなんでもない。
ただみんなが嫌なこともやれるし、夢のためにやりたいことも我慢できる。
それを本当に徹底していて、あとは人よりも思いがちょっと強いだけ。
その差が結果に現れたりするんですよ。
本田圭佑オフィシャルWEBサイトより引用
最近、身近な人にウサギとカメの話をよくするんですよ。
日本人は足も遅いし、身体も弱い。
そのカメがウサギに勝とうと思ったら、進み続けないといけない。
悩んでいる同級生とかがいたら、それをぶつけますね。
「どうやったら勝てるか考えろ。進み続ける以外にないやろう」って。
本田圭佑オフィシャルWEBサイトより引用
おわりに

もへちゃんの周りにも

昨日ヤフオクドームに応援に行かなかったからかなぁ。
ホークス負けちゃった。
僕が行くといつも勝つんよねぇ
という方がいます。
場を和ませるための話題だとわかってはいるのですが…。
その人がドームに行くか行かないかで勝敗が決まるとしたら、選手たちの努力に意味が無くなります。
他にも場を和ませるための話題に

私、雨女なの
みたいな会話もあります。
しかも、子どもたちに科学的認識を伝えるべき先生たちの会話の中で…です。
そんな先生たちに教えられて育つのですから、若者たちが「私がドームに応援に行くと勝つ」と言ってしまうのかもしれません。
若者ばかりを責められません。
私の教え子の最高齢は48才(2020年現在)。
そんな世代の人たちが子どもだった頃に、私たちが科学的認識の大切さを伝え切れてないから、サッカー日本代表が強敵に勝った翌日、新聞やテレビで「奇跡」の文字が躍るのかもしれません。
奇跡なんてない
高校時代、402人中399位だったもへちゃんを知っているのは、父母と部活動の先輩たちや同学年の部員だけでした。(あっ、担任の先生も 笑)
その私が共通一次試験の自己採点で学年17位になったとき、先輩たちは

もへじが奇跡を起こした
と言いました。
でも、もへちゃんは

先輩、俺、力一杯頑張ったとです
と反論しました。

よーし偉かぞ!
と褒めてくれました😊
力一杯頑張ったとです
共通一次試験までの4ヶ月間、ベッドに寝たことはありませんでした。
睡眠時間1日3時間、勉強時間1日17時間。
健康のバロメーターと言われている爪半月はこの4ヶ月間でほとんど無くなっていました。

それまでの人生で(その後もかな 笑)こんなに集中して長期間ものごとにとりくんだことはありませんでした。
その結果が成績として表れた時、私としては「当然」と感じました。
けれど命を削りながらの私の努力を知らない人は「奇跡」と感じたわけです。
この経験から私は「奇跡なんてない」と思っています。
本田選手も人知れず努力して努力して努力し尽くして、すごい結果を出しているにちがいありません。
「奇跡」じゃなくて「努力の結果」
だから私は、気軽に「奇跡」という言葉を使わないようにしています。
科学的認識を伝える先生として、その子の努力をしっかり認められるようになりたいと思っています。
あ~雨男になりたい(笑)
さて、雨男、雨女の話題をする人に私はいつもこう返すようにしています

100パーセント雨を降らせるんなら、その特異な才能を活かした商売で大もうけできるはずよ。
転職したら(笑)
あ~私も雨男になりたい(笑)
ちなみに、未だに「雨女・雨男」に転職した人はいません。
コメント
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