2021/03/16
はじめに

中3生の卒業は一大行事ですが、中1、中2生も年度末です。
だからこそ、中1・中2生の担任の先生の中には、1年間をふりかえる何かをしたくなる方も、少なからずいると思います。
そこで前回から、もへちゃんが、2005年度末にとりくんだ、「人名事典」について書いてます。
人名事典の構成
「人名事典」とは、クラスの1人ひとりがどんな人だったかを書いたものです。
人名事典制作係を募集し、その子たちを中心にして、クラス34人だったので34ページと、もへちゃんの分も1ページ付けてくれました。
さらに、表紙、「人名事典の読み方」、「1-4BIG NEWS」、裏表紙があり、合計39ページとなります。
内容は、1年間、ともに過ごしてきて感じたことを、アンケートで募り、写真とともに書いたものです。

今回は、人名事典に書かれた「もへちゃん先生」について、紹介しようと思います。
子どもたちは、もへちゃん先生をどう見ていたのでしょうか?
人名事典に書かれた「もへちゃん」
もへちゃん
★怒ったときは恐かったけど、優しかった。
★サイコロでの授業が、楽しかった。
☆他の先生が、思いつかないことをすること。
☆体育会の時の上下ジャージ(真っ赤)はすごかったデス。 目がチカチカしましたヨオオ~笑。
★そうじの極意を教えてくれて、ありがとうございました。
☆いろんな問題を、一緒になって考えてくれた。 いろいろとお世話になりました。
☆明るい。 おもしろい。 いつもニコニコしている。
☆わかりやすく数学をゲーム感覚で教えてくれました。 学級記録を頑張って書いてくれました。
★豆知識を知っている。
☆最初は「大丈夫カナ?」と思ったこともありますが(笑)、なんか革命的なこともやって楽しかったデス♪
★通常は、僕たちとなんら変わらないように合わせて、時に真剣に怒って指導したりと、今まで出会った先生では1番だと思う。
☆元気な熱血先生!! でも、オヤジギャグのイメージもある。
☆オヤジギャグが寒かったけど、おもしろかったです。
☆いろんな発想で、そうじを楽しくしてくれたこと。
☆生徒のことをよく考えている先生です。
☆1つひとつのことに全力でやっているのが、スゴイと思いました。
☆先生らし…………かった。
☆何でもおもしろい方法を考えてくれるところです。

エゴグラムによると「喜怒哀楽の落差が激しく、特に怒りっぽいところが最大の特徴」とあったけど、見事にそれを見破られました。
けれどもヘラヘラしとくのも好きなのです。
4年ぶりの担任だったので、みんなに救われ、そして過去のもへちゃん学級の生徒たちに背中を押され、なんとか1年間頑張れました。
「復習プリント」をやり通したり、長雑巾による廊下掃除を編み出したり、オーディションをしたり…すごいアイデアと実行力を持った34人でした。
いつの日か「もへちゃん学級の先輩はなぁ…」と君のことを語っていると思います
(もへちゃん)
人名事典の「もへちゃん」のページの実際

おわりに

画像の「人名事典の見方」にあるように
☆…女子
★…男子
の意見です。
もへちゃん自身、読んでいて、こそばゆい感じもします。

ちょっと褒められすぎかなぁ(笑)
文字に残すことの意義
「優しい」とか「おもしろかった」だけでは思い出せなかった「上下ジャージ(真っ赤)」とか、「いろんな発想でそうじを楽しくした」等、子どもによる様々な表現で、この人名事典を作った2005年度が蘇りました。
「文字に残す」というのは、記憶の中に埋もれてしまった記憶を引き出す「タイムカプセル」みたいな役を果たすってことを実感しました(^^)
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