2021/01/08
はじめに

もへちゃんの住む福岡県は、大雪警報が出ました。
積雪のため、電車等のダイヤは乱れ、高速道路は通行止めになり、県内の多くの小中学校が臨時休校になりました。
と言っても、平地での積雪は数cmなのですが…(^^;)
もへちゃんは、子どもの頃、父の仕事の関係で4年間、富山県に住んでいました。
1mの積雪でも、学校は普通にあってました。
先生達も遅れることなく、普通通り車で学校に来てました。
そんな経験を持っているので、もへちゃんは雪に対する準備をそれなりにしています。
しかし、九州では雪が積もることは稀なので、多くの方は積雪に対する準備は不十分です。
タイヤチェーンを持ってないって人も、けっこういます。
もへちゃん自身はタイヤチェーンを持っているのですが、通勤時、チェーンしてない車が坂を登れなくて大渋滞に、はまったりしたこともあります。
そんなこんだで、新学期早々、臨時休校になった子たちは、
- 今日(2021年1月8日 金)が臨時休校
- 9日、10日は土日なので休み
- 11日(月)も成人の日でお休み
子どもたちにとっては、冬休みが4日延びたような感じで、ラッキーだったかもしれません。
そんな浮かれてる子どもたちが、この3連休で、もらったお年玉を使いまくるかもしれません(笑)
そこで、お金の価値について書いた「1年1組学級記録 No.31」(2009年1月15日発行)を紹介します。
お金
記録57
あけましておめでとうございます!!
みんなは、いくらお年玉、もらいましたか?
うちは、たったの3万5千円。
しかも、そのうち3000円が手持ち分…
「少ないんじゃあ~!!」
って親に言ったら、殴られた…
イタイよう…
班ノートからの引用
日給5000円
大学生の夏休み、寿司屋さんでアルバイトしてた。
朝9時から夜8時まで働いて、日給5000円だった。


途中、お昼ご飯を食べて一休憩できる時間があったので、実働10時間、時給にすると500円のアルバイトってことになる。
免許取りたてで、自分の車を持ってなかったので、配達で車を運転できるこのアルバイトは嬉しいものだった。
バイト代を貯めて、安い中古車でかまわないから、自分の車を買うのが目標だった。
忙しいのは11:00~14:00と、17:00~20:00。
すなわち昼ご飯や晩ご飯時だ。
その間は、寿司の配達がひっきりなし、遅れると玄関先で文句を言われることもしょっちゅうだった。
14:00を過ぎると、ほとんど注文がなくなる時間帯に入るので、僕らは遅めの昼食を摂り、15:00までゴロゴロしたり、昼寝をした。
15:00からは「器ひき」と言って、前日配達した家々をまわって、寿司桶(寿司の入っていた器)を回収して回った。
「寿司の配達」と違って、「器ひき」は少々遅れたところで文句を言われることもないので、気楽な時間だった。
だから、回収し終わったら、すぐに店に帰らず、ボーッと休憩したりしてた。
問1「休憩中にジュースが飲みたかったもへちゃん」
夏真っ只中の昼下がり
配達の車にはエアコンなんか付いてなかったから、休憩すると缶ジュースが飲みたくてたまらなくなる。

問1
君だったらどうするだろう?

問1の解答と解説

当時100円だったジュースを、僕は飲むことはなかった。
なぜなら、そこでジュースを飲んでしまえば、その時間の時給が500円から400円に下がってしまうからだ。
我慢しさえすればいいと思ったのだ。
それでも、暑くて暑くてたまらない日も時にはあった。
そんな時は30円のチューチューアイスを買った。

問2「お年玉の5000円と、バイト中のジュース代100円」
君たちほどの金額ではないけれど、僕も子どもの頃はお年玉を楽しみにしていた。
普段変えない物をそのお金で買って、うきうきHappyな気持ちになったりしてた。
13歳の僕は、欲しい物を買うのに、平気で5000円を出したりできた。
20歳の僕は、欲しいジュース(たった100円)を買うことができなかった。

問2
なぜだかわかるかな?
問2の解答と解説

それは、自分で働いて得たお金だからだ。
苦労して(玄関先で文句を言われたり、家がわからず車を降りて1軒1軒の表札を見るため走って汗をダラダラかいたり…)もらったお金だったからだ。
あなたがもらったお年玉も
そんな思い(いや、僕よりもっときつい思い)をして得たお金が、君のお年玉になったんだ!
おわりに

お年玉の思い出①
もへちゃん自身のお年玉の使い道で、今でも憶えているのは小6のお正月のことです。
当時もらったお年玉を持って、文房具店に行き「シャーペン」を買いました。
この話をすると、子どもたちは

?
って表情になります。
当時、シャーペンってお金持ちの子だけが持ってました。
1本1500円でした。
文房具店のガラスのケースの中に、万年筆と一緒に並べられてました。
親からもらったお年玉3000円のうち、1500円を使って、小6時代のもへちゃんはシャーペンを買ったわけです。
当時のもへちゃんは有頂天になり、授業中にシャーペンのクリップのところに20cmほどの定規を挟み

ジェットスクランダー!
なんて言いながらニヤニヤしてました。
ちなみに、芯は12本入りで100円でした。
それから2年後、中学校の売店で、プラスチック製のシャーペンが1本300円で売られて、愕然としたことを憶えています。
お年玉の思い出②
もへちゃん組の卒業生ではないのですが、もへちゃんが生徒会担当をしてたころの執行部の1人の子が

今までもらったお年玉は、全部貯金してます。
将来、留学したいから、その時の費用に使うんです。
と言ってました。
お年玉の使い道は、シャーペンくらいしか憶えてないもへちゃんは、当時15歳の彼女を

本当にすごい!
と思いました。
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