2022/11/09
はじめに
今週末、組合が企画するオータムパーティに参加します。
先生を辞めて1年半、こういう出ごとに行くことはほとんどありませんでした。
いや、その前の病休の1年半も合わせると、3年ほど人前に出てないか…
もちろん、コロナ禍ということもあって仲間と集まって語り合う…そんな場自体もなかったのですが…。
今回、参加を決意したのは、もへちゃん組だった子(Sくん)が新規採用され先生になっていて、その子の同僚の先生から
もへちゃんが参加するんなら、誘いやすいなぁ
という電話をもらったからです。
- おめでとう
- 無理するな
- がんばれ
いや、それだけでなく、その子にいろんな話をしに行こうと思っています。
そこで今回は、もへちゃん組だったそのSくんの生活記録が掲載された学級通信「○○○中学校1年2組学級記録No.4」(2011年9月9日発行)を紹介します。
「いただきます」…2日続けて10分前
記録10(Rくん)
今日の給食は13時5分に食べ始められたので5分も余裕がありました。
でも○○○しなかったので残念です。
記録11(Yさん)
今日の給食は、ほしかったけど○○○なくって残念です。
先週末の給食前に
昼休みがつぶれるのは嫌だから、給食の準備を早くしよう。
という目標を提案した。
具体的なめあてとして提示したのは
13時10分までにいただきますができるよう、クラス全員で取り組んでみよう。
だった。
残念ながら9月2日金曜は13時12分に「いただきます」だった。
内心
13時10分というめあては厳しすぎたなぁ(^^;)
と思っていた。
しかし、なんと今週の月曜も火曜も「いただきます」を13時10分前にすることができた。
何が今までと違ったんだろう?
目標を漠然と設定する(「いただきます」を早く言おうとか)のではなく、
具体的(13時10分までに「いただきます」を言う)にしたことが効果的だった。
給食当番の人だけではなく、クラス全員が意識することで、無理と思われたこともクリアーできた。
意欲が一番の決め手だった。
これは、みんなそう思ったはず!
成功のために必要なこと
このことから、成功のために必要なことがわかってきた。
① 具体的な目標
② 全員が意識すること
③ 意欲
何も給食の準備だけとは限らない。
いろいろな取り組みをする際、成功させるための秘訣がこの3つではないだろうか。
合唱コンクールに活かそう
来週から、帰りの会での合唱練習がスタートする。
2学期の目玉の1つは合唱コンクールだ。
記録12(Cくん)
今日は音楽で文化発表会の歌の練習をした。
あと1ヶ月ちょっと、
がんばるぞ!!
記録13(Jくん)
どっちが指揮者になるんだろう…。
ドキドキしてたけど…
えっ、どっちも?!
なんと、Sくんは学年の指揮者に、僕はクラス指揮者になった。
記録14(Sくん)
今日、文化発表会の指揮者が決まった。
僕は、学年の指揮者になったので、がんばる!!
ぜひ今回学んだことを応用して、金賞めざして突っ走ろう!
おわりに
9月9日発行なのに学級通信が「No.4」の理由
もへちゃんは先生になった年(1985年)、学級通信は「8号」しか発行できませんでした。
学級通信だけでなくいろんな面で、初任の1年間は、全くダメダメな先生でした。
このことは、すでにこちら ↓ で紹介済みです。
週末のオータムパーティでは、Sくんに、初任時代のもへちゃんの数々の失敗談を話した方が彼のためになるかもしれません(^^;)
さて、今回紹介した通信を書いた年(2011年)には、ずいぶんましな先生(笑)になっていたはずなのに…
なぜ「9月9日発行」なのに学級通信は「No.4」なのでしょうか?
それは担任の先生がお休みになったので、9月1日からリリーフとして1年2組の担任になったからです。
給食の準備
当時もへちゃんが勤めていた中学校では、12時50分に4時間目の授業が終わり、給食の準備が始まります。
13時10分に「いただきます」をするというのが校内の取り決めでしたが、1年2組は13時15分になったり、13時20分ってことになったりしてました。
9月1日から担任になったもへちゃんは、
- 具体的な目標を
- 小刻みに提案し
- 達成したことを評価する
の繰り返しで、子どもたちに成功体験を重ねさせ、「やればできる」ってことを実感してもらおうととりくんだわけです。
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