2022/01/24
はじめに

「1.17阪神・淡路大震災」について書いた生徒会だよりを紹介して以降、伝説の生徒会シリーズが続いています。
平和劇、震災募金、才能発掘プロジェクト、人権クラブ…多くのことにとりくんだ伝説の生徒会。
今回は、この代の生徒会執行部の子たちが、生徒たちに支持されていたことがわかる「生徒会だより No.28」を紹介します。
生徒会だより CK中学校生徒会 No.28
公募活動 上半期結果
公募の上半期の結果を皆さんにお伝えしてなかったので、お知らせします。

と言うことで、
上半期、公募提出No.1は
3年3組
です。
後半の「スペースワールド」の分で、一気にトップに躍り出ました。
ちなみに2位は3年2組、3位は3年4組でした。
また、文化委員会でとりくんだ「赤い羽根共同募金のバッチデザインとキャッチフレーズ」の募集の分で、入選は残念ながらありませんでしたが、昨年同様、学校賞として『たて』を2ついただきました。
たてを見たい人は、先生に言ったら見せてもらいますよ(昨年のたては、生徒会室にあります)

生徒会役員選挙にあたり
これからCK中を担う皆さんへ
生徒会役員選挙に、こんなにたくさんの人が立候補してくれてうれしいです。
正直言うと「今回から『委員長も選挙』になって、立候補が足りなかったらどうしよう?」と思ってました。
さて、立候補した皆さんは、それぞれの決意を胸にしていると思います。
ただ残念なことに、選挙には当落というものがあります。
でも、私たちは「そんな人こそ、その決意を忘れずに頑張ってほしい」と思っています。
これからは、皆さんがCK中を創っていく主役です。
この最大の仕事は、生徒会役員(執行部+委員長)だけでできるものではありません。
生徒会会員であるみんなの力がないと、できないんです。

私たちは皆さんを信じています。

今年の3年生の頑張りをここで止めず、先へ進んでくれると信じています。

1人の勇気と行動が、みんなのものとなるとき、CK中は必ず世界一の学校になります。
がんばれ!
お知らせ
人権展に向けて、人権クラブ「人権展製作委員会」がスタートしました。
今までのCK中の歴史というものをふりかえる絶好のチャンスだと思います。
11月30日からの人権展は、しっかり見てほしいです。
また、これから先も、人権クラブの活動の際には、参加者を募集するので、みなさん ふるって参加してくださいね。

おわりに

人権クラブとは
1994年度の生徒会が立ち上げた「人権クラブ」。
しかし「伝説の生徒会」の生徒会執行部の子たちは、剣道部、バレー部、バスケ部…と、それぞれが部活動に所属していました。
そこで「人権クラブ」については、「期間限定で参加者を募集する」という形式にしました。
例えば、
- 視覚特別支援学校(当時は「盲学校」と呼んでました)の文化祭見学
- 世界の学校を学ぼう(留学生にインタビュー)
- 平和劇を創ろう
- …
これらの活動は、代議員会で詳細を提案し、参加希望者を募りました。
参加・不参加は子ども自身で決定です。
例えば、もへちゃんが担当していた平和劇では、90~100名を超す応募がありました。
生徒会役員選挙
通信内にありましたが、「伝説の生徒会」の次の年の生徒会役員選挙は、執行部(会長、2年副会長、1年副会長、書記、会計、2年部活動委員長、1年部活動委員長、2年生活委員長、1年生活委員長)だけでなく、各委員長(学習、整美、給食、学習、風紀、体育、文化、図書、保健)も選挙制に変えました(正しくは、生徒総会で提案し、可決それました)。
1994年より数年前から

学校を、生徒会活動で立て直そう!
と決意していたもへちゃんにとって、選挙制度の改善もその1つでした。
「伝説の生徒会」の子たちの1年間のとりくみは、下級生たちに勇気と魅力を与え、各役職に2~4名の立候補がありました(^^)
悪循環
ちなみに、生徒会活動に展望を持てない学校、生徒会活動に魅力を感じない学校の場合、「生徒会選挙に立候補者がなかなか立たない」なんてことになります。
それでも形だけの「生徒会活動」を続けていくため
- 先生から説得された子
- 内申書のために立候補する子
なんかが立候補し、先生に言われたことだけをする生徒会が誕生します。
こうなると悪循環です。
- そんな「形だけの生徒会活動」しか経験がない子が大人になり、先生になったとしたら…
- そんな人が、生徒会指導役を担ったら…
組合に入っていて労働運動を学んだり、自身の都合で権力と闘争した体験があれば、自分の子ども時代とは違う生徒会活動を作れると思います。
しかし現実は、そうではないように感じます。
どんどん「形だけの生徒会」が多くなっているように感じます。


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