2022/01/25
はじめに

「伝説の生徒会」ともへちゃんが勝手に呼んでいる1994年度生徒会執行部。
けれど

彼ら彼女らは、自然と集まってきたわけではない。
と、もへちゃんは思っています。
では、どうして彼女ら、彼らは集まったのでしょう?
それは…
語り始めると3~4時間かかっちゃうかな~(^^;)
1994年10月20日の職員会議で提案した「生徒会役員改選のとりくみ(案)」を読んでもらえたら、少しは伝わるかもしれません。
生徒会役員改選のとりくみ(案)
1994.10.20生徒会指導部

1 はじめに

生徒会活動とは、集団づくりである。
もへちゃんの言う集団づくり…学校集団・学年集団・学級集団・委員会集団・部活動集団
生徒会活動すなわち集団をつくるための自主活動とは、仲間を大切にしながら、仲間とともに生きる場の創造であり、そのことを重視していく場の創造にほかならない。
この活動を通して、
- 生徒1人ひとりのセルフイメージを高めることができ
- 支えあう仲間の大切さを理解させ
- より素晴らしい自分・より素晴らしい学級・より素晴らしい学校を求めようとする向上心
を持たせることができるのである。
2 目的
生徒会活動の活性化のためには、執行部の意識が重要な鍵を握っている。
だからこそ、
仲間のことを真剣に考えようとしている生徒が、クラスの代表として胸を張って立候補できることが重要
になってくる。
また、投票する側が、陰の圧力や、単に「おもしろい」と言うだけの理由で安易に投票するのではなく、
これから先の生徒会活動に期待し、それにふさわしい役員を選ぼうとする前向きな姿勢になることも重要
である。

この2点が、役員改選のとりくみを仕組む目的である。
3 現状と経過
「荒れ」が続き、生徒たちのつながりがズタズタに裂かれ、生徒会活動も「単なる行事消化」「先生の下請け」と低迷した時期もあった。
1992年11月に発足した92執行部は
相手のことを知る。そして…
をテーマとし、「荒れ」ている友だちの思いを知ろうととりくんでいった。
会長自らが、授業に入ろうとしない友に、ひたむきに繋がりを作ろうととりくんでいた。
その92執行部に入っていた1年生2人が、次の1993年11月に発足した93執行部にも選出された。
93執行部のテーマは
生活を高め合う勇気と行動、そして仲間
である。
授業に入らない友だちが多く、生活面、生徒どうしの繋がりという面で、非常に厳しい学年であった。
執行部・委員長も様々な課題(服装違反、ノーヘル、まんが等)を克服できてはいない。
しかし、
- 挨拶運動をやりぬいたこと
- 学習委員会、給食委員会、図書委員会、整美委員会などの活動が活発になったこと
は、テーマ達成にむけて前進したととらえている。
93執行部に、現2年生は3名いる。
また、現段階で2年生の集団の「生活面」・「繋がりという面」は、ここ数年の中で比べるとかなりレベルが高いように思われる。
数年続いた「荒れの継承」も、今のところ表面化するほどに育ってはいない。
学級の問題を話し合うための最低限の条件である「出席」は保たれているのである。
過去2年間のとりくみは、「出席」さえもできてない現実から出発してきた。
そのため、おそるおそるのとりくみであり、本質でなく表面の部分への働きかけであることが多かった。
4 今後の方針
この1年間は、「荒れ」から抜け出す絶好の機会である。
問題の本質について話し合い、根本的に解決しようと行動する学級集団づくり・学校集団づくりが、生徒会活動の目的の1つである。
このことは、この2年間とりくんできたことでもある。
そして、今期から「生活を高め合う」具体的活動を、生徒会活動の目的のもう1つにすえる。
5 めざす執行部像
- 反差別の視点で連帯できる執行部
- 自らの進路を切り拓く「学力」を受け止め、互いがわかり合える集団をめざす執行部
- 小集団の中で、討論が民主的にできる執行部
- 計画に向けて粘り強くとりくむ行動力のある執行部
おわりに

いつもの「子ども向けの通信」ではなく、職員会議での「提案文書」だったので、読みにくかったかもしれません。
ごめんなさいm(_ _)m
もへちゃんは、いつもふざけてばかりではなく、真面目な面も持っていたってことが伝わればラッキーです(^^)
「魂」の部分の提案
「生徒会選挙の提案」のことを
- 日程
- 投票方法
- 選挙管理委員会の役割
だけと思っている先生の方が、今では多いように思います。
もへちゃんの提案でも、それらはもちろんあります。
今回紹介した提案文書の後半に、それら「具体的な進め方」を付けてました。
けれど、それら「具体的なとりくみ」の前に、「魂」の部分がない提案なんて、ニセものだともへちゃんは思います。
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