2021/10/18
はじめに

前回、前々回と
と2回続けて、子どもの記録がメインの通信を紹介してきました。
今回紹介する通信は、一転してもへちゃんからのメッセージだらけです。
しかも小さめの文字でビッシリと書いてます。
こんなふうに ↓ (^^;)

若い先生がこんな通信を書いてたら、今のもへちゃんだったら

思いはわかるけど、読みたくない通信だねぇ…
なんてアドバイスするに違いありません。
- ①当時のもへちゃんは、なんでこんな通信を書いたのでしょう?
- ②一体、どんなことを書いたのでしょう?
②については、今回紹介する通信を読んでいただければわかります。
①についても、通信内に「昨日、そして今日と、5組につけないのはとても不安だ」とあるので、練習につけない焦りみたいなものがあったのかもしれません。
では、学級通信「中央フリーウェイ No.53」(1987年10月24日発行)を紹介します。
5秒前

刻々と近づく本番。
焦る気持ち。
しかし、中学時代最後の、そして3の5の39人で創る2度目でかつ最後の劇!

このまま本番を迎えるのか?
昨日のフリーウェイの最後の方に、こんな言葉があった。
昨日の演技は、今日の演技ではない
中央フリーウェイ No.52(1987年10月23日発行)より引用
今日は昨日より、もっと本物らしい演技を目指せ。
舞台に立ったとき、

もっとやればよかった…
と思わんで(思わなくて)済むように、悔いの残らぬ練習を、

今ならまだできる。
ガンバレ!
月曜になると「3日前」となり(今回紹介している通信は1987年10月24日 土曜日発行)、第2回リハーサルがある。

もう寸前なのだ。
各係の仕事も最終チェックの段階である。
寸前の今、やること
今やることは、1人ひとりが劇の成功を願い、そのための努力をすること。
大道具
大道具、衣装は役者が生き生きと演技できるよう、あと5日を使ってじっくりと準備して、あとは役者に託すこと。
音響
音響は、役者の演技とピッタリ合った音をタイミングを外すことなく出せるよう、練習しておこう。
役者の演技を支える役なので、失敗するなよ。
照明
照明は、いよいよ活動開始だ。
特に舞台での練習の時間は限られてるので、どんどん演技に合う照明の仕方を確かめていけ。
今迄に考えた計画でうまくいくかどうかをチェックして、おかしいと思ったところは、勇気を持って変えていこう。
役者
そして役者。
君たちを成功させるべく、裏方は文句を言わずただひたすらコツコツやってくれている。
今更、「恥ずかしい」や「かっこ悪い」の『殻』なんて被ってたら、せっかくやる気になって頑張ってる連中の努力を踏みにじる結果になってしまう。

全く違う人物を演じるのだから、今のおまえの性格なんて関係ない。
周りを見てごらん。
成功のために目を輝かせている連中が、たくさんいるのに気づくだろう。
そんな連中の期待に応えるべく、役者・監督は、残りの5日を精一杯がんばれ。

日曜ができないので4日。
すまないm(_ _)m
日曜は学校に来れん(来られない)のです。
「しらけ」の対極…「熱中」
がんばれば、必ず何とか出来る。
それが3の5だ。
がんばればがんばるほど、自分の殻を破れば破るほど、思い出が残るもの。
しらけ時代の今、熱くなった者の勝ちだ。
他のクラスの人から「3の5、燃えてるね」と言われるほど、
たくさんの人から言われるほど、熱中しようや。
それは、恥ずかしいことではない!

取り違えるな!
熱中しきらん(できない)奴らが「フン」とポーズを作るのを、気にするな。
熱中して、いいもの創って、中3の素晴らしい思い出、創るのの、どこが恥ずかしいんだ?!
少なくとも、3の5のみんなは、熱中することを恥とするな。

むしろ、こんな大事なことに熱中しきらん(できない)ことを、恥とせよ。
練習につけないもへちゃん
昨日、そして今日と、5組につけないのはとても不安だ。
しかし、つけないならつけないなりに、フリーウェイを通して「思い」を残している。
僕は、「今、僕ができること」を精一杯やっている。

劇の成功に対して、熱中している1人だから。
そして、「がんばり」は誰にも負けん(負けない)と思っている。
僕だってYSくんとのアクションシーンを、もっともっと煮詰めたいし、昨日習ってきたこと(文連で学んだ演劇指導)を亜雅沙や京本や峰岸(すべて劇中の人物の名前)、それに学生役の人たちに教えて、もっともっといいものにしたい。

しかし、このことはSDくん(監督)に任せます。
アドバイス
大事なことは「照れ」を無くしてしまうことと、大きくはっきり話すこと。
台詞の言い方って、こうするといい。
①読まない
台本を読んでるだけみたいな台詞ではダメ。
(例)「そ、そんな」というような台詞など特に!
⇩
②話す
大きい声で、はっきりと。
そして、速さ・間・調子に変化をつけて!
⇩
③「今」に立つ
劇と思うから、驚きや悲しみが、ぎこちない表現や大げさな表現になってしまう。
「先のことがわからない時」の演技を!
⇩
④「役」に生きる
役の人になって、舞台の中で生きろ。
そうすれば、演技はごく自然になる!

①の段階なら②を、
②の段階なら③を…
とワンステップ上へと努力せよ。
おわりに

小さな文字・ビッシリの通信の理由
小さな文字でびっしり書いていたのは、通信内の表現を借りれば
昨日、そして今日と、5組につけないのはとても不安だ。
しかし、つけないならつけないなりに、フリーウェイを通して「思い」を残している。
僕は、「今、僕ができること」を精一杯やっている。
ということでした。
今できることを精一杯やった結果が、今回の小さな文字ビッシリな通信だったわけです。
ではなぜ、昨日、そして今日と練習につけなかったのか…?
出張だったのか?
それとも…
もう34年前のことなので、覚えてませんm(_ _)m

思い当たることが1つだけあるのですが…。
それについては中央フリーウェイ No.57「文化祭おわる!」の最後の1行でわかるので、もうしばらくおあずけです(笑)
僕だってYSくんとのアクションシーンを、もっともっと煮詰めたい
ブログでは秘密にしてきましたが、実はもへちゃんはこの劇に役者として出してもらえてました。
「謎の男」って役です(^^)
立原警部と殺陣を演じることになってました。
立原警部役のYSくんは空手を習っていて、もへちゃんは大学時代、少林寺拳法部だったので、実現した「見せ場」の1つです。
どこかに写真があったのですが…
見つけたらアップしますね(^^)
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